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田代 尚崇 院長、田代 未知 副院長の独自取材記事

たしろ代謝内科クリニック

(福岡市城南区/七隈駅)

最終更新日:2021/02/05

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長丘五丁目バス停から徒歩約5分の場所にある、2020年に開業した「たしろ代謝内科クリニック」。院長の田代尚崇先生と妻で副院長の田代未知先生は、ともに代謝内科を専門とする医師だ。その知見を生かして、糖尿病や甲状腺疾患、脂質異常症などのほか、風邪や腹痛といった一般内科まで幅広く対応している。「当院では患者さん本位の診療を心がけ、病気や治療について丁寧にご説明するよう努めています」と穏やかに話す2人に、クリニックの特徴や力を入れている診療などについて、ざっくばらんに語ってもらった。
(取材日2020年10月7日)

常勤医師2人体制で地域に根差した医療を提供

代謝内科の専門性を深められた経緯からお伺いします。

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【尚崇先生】まず代謝内科の代表的な病気としては、糖尿病や甲状腺ホルモンの異常によるバセドウ病や橋本病、さらに脂質異常症などが挙げられます。日本においては、こうした病気は罹患率が高く、もはや国民病といっても過言ではないと思います。特に糖尿病は、神経障害や目の障害、腎臓の障害といった合併症を引き起こす可能性もあるので、多くの人々をそんな重症化から救いたいという思いから代謝内科を専攻しました。
【未知先生】私も学生の頃から内分泌や代謝の分野に興味がありました。人間には頸部にある甲状腺、脳にある下垂体や視床下部など、ホルモンをコントロールするいくつかの器官があります。ホルモンの分泌異常による病気においては、どの器官の働きが悪いのかを見極めなければなりません。難問を解き明かしていくような分野に手応えを覚え、夢中で勉強したのを覚えています。

クリニックの診療方針についてお話しください。

【尚崇先生】地域に根差した医療で、生まれ育った地元の健康に貢献したい。そんな志で当院を開業しました。最後に勤めた総合病院では内科医長・内分泌代謝内科科長を務め、内科全般の診療にあたっていたので、培った経験を生かして幅広い主訴に対応可能です。一人ひとりに寄り添う、患者さん本位の診療が当院のスタイル。病気や治療、効果や経過などについてはきちんと丁寧にご説明します。選択肢をご用意した上で、例えば投薬治療を望まれない場合は、無理に勧めるようなことはありません。患者さんの希望に沿った適切な診療を提供できるよう取り組んでいます。

常勤の医師が2人いるメリットは何ですか?

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【未知先生】女性の医師を求める方もいらっしゃるため、ご要望に合わせて対応しています。同じ女性が診たほうが安心される場合が多いですね。私たちにも小学生の子どもがいて、子育て世代の患者さんと話が合うので、診療中に学校や習い事のなどの話題で会話が弾むこともしばしばです。また診療室が2つあり、同時に診療を行えるので、なるべくお待たせしないよう2人で連携しながらスムーズな対応を心がけています。内分泌・代謝領域の専門が同じで、どちらが診ても分け隔てのない診療が提供できる点もメリットではないでしょうか。

代謝内科の専門性を発揮して先進的な診療に努める

糖尿病ではどんな専門的な診療が受けられますか?

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【尚崇先生】一般的にGLP-1受容体作動薬やインスリン製剤といった注射剤を処方されている方は、定期的にご自宅で血糖値のチェックを行わなければならず、自分で指先などから採血するため、敬遠される方が少なくありません。当院では、先進の医療機器を使った計測が可能です。薄いシール型の器具を腕や胸に着けておくだけで、24時間の血糖値の様子を計測できます。一連の血糖値の変化を確認できるので、薬剤量の調整が精密にでき、より適切な治療をめざすことが可能です。装着時にほんの少しだけチクッとしますが、その後の痛みの心配はありません。また、無料の糖尿病教室を実施。病気の基礎知識を学んでいただくほか、調理の実践を行い、糖質管理をめざした正しい食生活についても指導しています。

得意とされている甲状腺疾患について教えてください。

【未知先生】甲状腺は頸部にあって、ホルモンの分泌を司っている器官です。甲状腺の病気はわりと身近で、数多くの方が罹患している病気とされています。甲状腺疾患で代表的なのが、バセドウ病や橋本病、亜急性甲状腺炎、甲状腺腫瘍などです。症状としては、動悸や手の震え、倦怠感、暑がる、寒がるといったことをはじめ、さまざまな体の異常が挙げられます。当院では、TSH産生下垂体腫瘍や中枢性甲状腺機能低下症といった珍しい症例も見逃さないよう適切な診療に努めています。投薬治療においては、専門性を生かして精密に薬量を見極め、適切に処方を行っています。

そのほかにも力を入れている診療はありますか?

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【尚崇先生】18時30分から20時までの夜間のみ、私の弟で脳神経内科を専門とする医師による診療を完全予約制で行っています。主訴としては、頭痛やめまい、手の震えやふらつき、物忘れなどが多く、パーキンソン病や脳卒中の経過観察や再発予防で受診される方もいらっしゃいます。丁寧な問診と、ゆったりと時間をかけた診療スタイルで、患者さんには喜んでいただいているようです。重症の方や精密検査が必要な場合は、専門の医療機関と迅速に連携して最善の診療が受けられるよう対応しています。また近年、増加傾向にあるとされている睡眠時無呼吸症候群の診療にも力を入れています。当院では簡易検査を行っているので、まずはご相談ください。

今後は往診や高齢者医療にも力を尽くす

積極的に在宅医療にも取り組まれているそうですね。

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【尚崇先生】地域のために貢献したい思いで、疾病・傷病のために通院が困難な患者さんを対象に訪問診療を行っています。ご自宅にお伺いするのは、現在は私と看護師の2人体制。初期の面談では、ご本人とそのご家族と診療方針について詳しく打ち合わせを行い、生活環境を考慮しながらご希望に沿った診療の提供をめざしています。今後は、人生の最期を住みなれた場所で迎えたい方を支えるため、ターミナルケアにも尽力したいと考えています。私が訪問診療に出かけている間も、外来診療は副院長が担当しているので、通院の患者さんは気兼ねなく受診していただけます。

医師を志したきっかけや仕事のやりがいは何ですか?

【未知先生】私の父は、耳鼻科の医師。幼い頃からその仕事ぶりを見る機会があり、患者さんに感謝されながら、楽しそうに働く父の姿に大きな影響を受けました。医療の道を志したのは、小学生の時からです。6年生の作文では、すでに将来の夢として医師をめざすことを書いていました。
【尚崇先生】医師としてのやりがいを感じるのは、患者さんが元気を取り戻すすべての瞬間。不安な顔で受診された方が、笑顔で帰っていかれると、こちらもうれしくなりますね。不安のない明るい表情で「ありがとう」と感謝されると、また多くの方のために頑張ろうと思えます。

最後に、今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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【尚崇先生】これまでにも増して、外来診療はもちろん、訪問診療にも力を尽くしたいと考えています。日本は高齢化が進んでいくので、私たちの専門性を生かして貢献できればと思っています。
【未知先生】当院では、発熱や咳のある患者さんとそうでない患者さんと診療室を分けるなど、感染予防対策に取り組んでいます。PCR検査や抗原検査も対応可能です。新型コロナウイルスの流行下にある昨今ですが、健康に不安のある方は安心して受診してください。些細なことでも体調についてご相談いただければ、丁寧に対応させていただきます。

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