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金子 裕貴 院長の独自取材記事

平沼橋こどもみらいクリニック

(横浜市西区/平沼橋駅)

最終更新日:2022/01/12

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平沼橋駅から歩いて2分の場所にある「平沼橋こどもみらいクリニック」。横浜出身の金子裕貴院長が、地域医療への貢献をめざし2020年に開業したクリニックだ。保育園での勤務経験がある看護師、優しく子ども好きな事務スタッフがそろっており、院内の雰囲気はとても明るい。東京女子医科大学病院をはじめ、大規模病院で研鑽を積んできた金子院長。小児科全般に対応し、他科と連携して重篤な患者の治療にも携わってきた。中でも専門としているのがアレルギー疾患で、大学病院で研究・臨床経験を深め、日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格も取得している。「未来を担う子どもたちをサポートしたい」と語る金子院長に、子どものアレルギーを予防するためのポイントや、乳幼児の予防接種を中心に話を聞いた。

(取材日2021年12月22日)

地元の横浜で、未来ある子どもたちを医療でサポート

先生はなぜ小児科の医師を志したのですか?

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両親と祖父が医師だったこともあり、私にとって「医師」は幼い頃から身近にある職業だったんです。祖父は山形県で開業医をしていました。休日や夜間でも患者さんから電話がかかってきたり、祖父と患者さんとの関わりもよく目にしましたね。地域の皆さんに親しまれ信頼されていた祖父。私も祖父のような医師になりたいと、物心ついた時には思っていました。祖父は外科、両親は横浜市内でそれぞれ皮膚科と形成外科を専門としていますが、私は赤ちゃんや子どもが好きなので小児科の道を選びました。研修医時代にさまざまな科にふれた中で、未来ある子どもたちをサポートできる「小児科」に、とても魅力を感じたからです。日々の診療を通して、子どもの成長を実感できることが、小児科冥利に尽きる瞬間ですね。

これまでのご経歴についてお聞かせください。

聖マリアンナ医科大学を卒業後、東京女子医科大学で初期臨床研修を受け、千葉市立海浜病院で新生児医療を学び、埼玉県済生会栗橋病院で地域に根差した診療にあたってきました。日本小児科学会小児科専門医と日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格を取得し、東京女子医科大学小児科では非常勤講師を務めています。大学病院や大規模病院では、小児科全般に対応しながら、食物アレルギーの研究・治療にも深く携わりました。重症の気管支喘息の診療や食物アレルギーの食物負荷試験など病棟での診療や当直中の救急患者対応など多くの症例に関わりました。また、小児の脳腫瘍の治療では脳神経外科の先生と連携して治療を進め、治療の難しい病気を抱えたお子さんとご家族に対して向き合い、寄り添い、ともに戦った、このような経験も私の視野を広げました。

なぜ開業を選ばれたのですか?

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大学病院で学んできたことを、より多くの患者さんに伝えていきたい、病気に悩むお子さんやご家族をサポートしたい。これが開業を選んだ理由です。出身が横浜ですので、地元の地域医療に貢献したいという思いも強かったですね。クリニックの良さは、大規模病院と比べて皆さんの生活の近くにあって、同じ医師が継続的に診られるという点。特にアレルギー分野の治療は長期にわたりますので、重要なポイントだと考えています。院名の「みらい」は、私が小児科を選んだ理由に通じます。横浜の未来、日本の未来、世界の未来は、子どもたちにかかっています。小児科の医師である私が未来のためにできることは、心のこもった医療の提供。地域の子どもたちが安心して暮らせるように、地域の皆さんに寄り添った、優しいクリニックでありたいと思います。

アレルギー疾患予防には乳幼児期のスキンケアが大切

子どものアレルギー症状について教えてください。

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赤ちゃんのお世話をしているご家族が最初に気づきやすいのは皮膚の状態です。親御さんご自身が皮膚のかゆみやアトピー性皮膚炎に悩まれて、お子さんもアトピー性皮膚炎ではないかとご心配でいらっしゃいます。例えば、皮膚の治療を進めるうちに、食物アレルギーを発症。さらに成長の過程で気管支喘息やアレルギー性鼻炎を発症する。これは「アレルギーマーチ」という言葉で表現されます。アレルギー症状はリンクしており、小さい頃に皮膚や食物など何かしらのアレルギーを発症すると、年齢を重ねるごとに他のアレルギーも発症するケースが多いのです。近年、アレルギーマーチの入り口となる、赤ちゃんのスキンケアの重要性が高まっています。アレルギー症状に悩む患者さんはとても多いです。少しでも力になれればと思います。

子どものアレルギーを予防するために、家族ができることはありますか?

赤ちゃんのうちからしっかりとスキンケアをしてください。これは皮膚を整えるだけではなく、食物アレルギーの予防にもつながるんですよ。近年、食物アレルギーの発症原因について、皮膚へのアレルギー物質の付着が注目されるようになりました。生活していると室内のホコリや空気中に、ダニ・ハウスダスト・小麦粉などの食物抗原(アレルギーを発症する物質)が生じます。整った肌にはバリア機能があり、抗原が体内に入るのを防いでいます。しかし湿疹などで肌が荒れていると、抗原が体内に入り込んでしまうのです。皮膚のバリア機能を保ち、アレルギーの原因となる物質から体を守るためにスキンケアを行うことが、アレルギー発症の予防につながります。

乳幼児の予防接種についても教えていただけますか?

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ワクチンはいわば人類が感染症に打ち勝つための「知恵の結晶」です。赤ちゃんの健康を生涯にわたって守るためにも、きちんと受けて丈夫な体を作ってほしいですね。乳幼児が受けるべきワクチンの種類は多く、親御さんのスケジュール管理も大変でしょう。効率良くワクチンの接種を受けることができるよう、当院ではワクチンスケジュールのご相談からお受けしています。また乳幼児専用の予防接種の時間帯を設けておりますが、その他の時間帯でも対応できるよう準備を整えています。ワクチンは決められた時期に受けてこそ成果が見込めるもの。平日はお仕事で忙しい親御さんのために土曜も対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

スタッフ一丸となり、患者に寄り添った医療を提供

明るくかわいらしい内装が印象的です。

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開業時、内装を決める際のポイントは「病院らしくない雰囲気」でした。子どもの患者さんは「病院」というと身構えてしまいますよね。明るく楽しい色合いのドア、イラストの描かれた壁紙、子どもでも使いやすい高さの洗面台。おもちゃやぬいぐるみもたくさん用意しており、床一面におもちゃを広げ、診療そっちのけで遊ぶ患者さんもいらっしゃいますよ(笑)。通院は長くかかることもあり、時には注射で痛い思いもするかもしれません。それでも患者さんに「また来たいな」と思ってもらえたら、医師としてうれしいことですね。

診療の際に心がけていることはありますか?

赤ちゃんでも小さなお子さんでも、目線を合わせて優しく話しかけるようにしています。また診察は手早く、不安や痛みを感じないように工夫しています。診療時は同席するスタッフがおもちゃを見せたり、リラックスできるようBGMを流しています。お帰りになる時に「ありがとうございました」と元気にあいさつしてくれたり、イラストや手紙を書いてプレゼントしてくれたりする患者さんもしばしば。そんな時は「小児科の医師になって良かった」と心から思います。

こちらで働くスタッフについてご紹介ください。

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保育園での勤務経験がある看護師、優しく子ども好きな受付スタッフ、皆の力があってこそクリニックが成り立っています。消毒や換気などの衛生管理も、居心地の良い雰囲気づくりも、私一人ではできないことばかり。スタッフの多くは子育ての経験者で、患者さんのご家族から相談を受けている場面も目にします。このような患者さんとの距離や信頼関係も、スタッフの優しさがあってこそですね。これからも全員一丸となって、お子さんとご家族に寄り添った医療を提供していきたいと思います。

最後に読者へメッセージをお願いします。

発熱・咳・風邪など日常の不調、皮膚の病気、乳幼児健康診断や予防接種など、お子さんの健康をさまざまな角度からサポートするクリニックです。特にアレルギーは私の専門分野で、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎をはじめ、アレルギー疾患全般に対応しています。また、不登校のお子さんとそのご家族のお悩みにも向き合っています。子育ては大変なことばかりで、次々と悩みも出てくることでしょう。当院では土曜も診療を行い、オンライン診療にも対応しています。どのようなことでもお気軽にご相談ください。

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