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スポーツ医学の観点から行う
患者に合わせたリハビリテーション

三軒茶屋整形外科・スポーツクリニック

(世田谷区/三軒茶屋駅)

最終更新日:2021/10/12

三軒茶屋整形外科・スポーツクリニック スポーツ医学の観点から行う 患者に合わせたリハビリテーション 三軒茶屋整形外科・スポーツクリニック スポーツ医学の観点から行う 患者に合わせたリハビリテーション
  • 保険診療

スポーツ医学というと、アスリートやスポーツ選手のための専門医療というイメージを持つ人も多いかもしれない。しかし、一般の患者の診療にも役立てられる部分は多いという。スポーツ医学の観点から行う運動器リハビリテーションに力を入れる「三軒茶屋整形外科・スポーツクリニック」。同院の反町武史院長に、整形外科における患者ニーズ、そもそもスポーツ医学を取り入れた診療とはどのようなものなのかとともに、理学療法士と協力して行う同院の運動器リハビリテーションの意義について、詳しく聞いた。

(取材日2019年8月2日)

患者一人ひとりに合わせたゴールを設定し、スポーツ医学の観点から行う運動器リハビリテーション

Qスポーツ医学の観点を取り入れた診療に注力されているのですね。
A
三軒茶屋整形外科・スポーツクリニック 充実したリハビリ室

▲充実したリハビリ室

一般の整形外科に加え、より幅広いニーズ、幅広い年齢層に応えるため、スポーツ医学からの観点を取り入れた診療を行っています。レクリエーションレベルのスポーツ愛好家や、体力維持のため日常的に軽い運動を心がけている方たちにも役立ててもらえると思います。現代は寿命も延び、高齢になっても元気に歩き、動くことを望まれる方が増えています。そうしたニーズにも、スポーツ医学の知見は生かせるでしょう。また、お子さんがスポーツで体を痛めてしまった場合は、親御さんのご心配も大きなもの。運動機能の回復や、いつから運動を再開できるかなどはスポーツ選手とも共通する悩みですから、当院がお役に立てると思います。

Qスポーツ医学を取り入れることによるメリットを教えてください。
A
三軒茶屋整形外科・スポーツクリニック 患者それぞれの目標とするゴールに向けてリハビリを行う

▲患者それぞれの目標とするゴールに向けてリハビリを行う

そもそも整形外科を受診する患者さんは、歩けるようになりたい、軽い運動ができるようになりたい、競技のパフォーマンスレベルを上げたいなど、それぞれ目標とするゴールは異なるものだと思います。しかし、一般的に整形外科では、生活に支障がないようにというのが、ゴールの前提となっているような気がしています。当院では医師も4人の理学療法士も皆スポーツ経験者のため、自らの体験を踏まえ患者さんが運動機能をどこまで回復させたいと思われているかに寄り添えます。初診でもまず、患者さんが何に困っているかを深くお聞きしています。そこで設定したゴールに向け、薬だけでなく、運動器リハビリも組み合わせて対処していくわけです。

Q診療においてリハビリは、どういう位置づけなのでしょうか?
A
三軒茶屋整形外科・スポーツクリニック 医師がリハビリの様子を見に行き、経過観察をしているという

▲医師がリハビリの様子を見に行き、経過観察をしているという

お薬を投与する治療と合わせて、患者さんの求めるゴールにより近づくことを促すのが運動器リハビリだと思います。従来のリハビリは物理療法といって、機械で電気を当てるようなものが主流でした。当院では、運動療法といって、専門職である理学療法士が手を使って寄り添い、運動機能回復のお手伝いをします。患者さんの希望や不安もくみながら行ったり、医師の私自身もリハビリの様子を見に行ったりするなど、現場での経過観察を重視しています。これはチームドクター経験から得た実感ですが、診察室だけでは患者さんのことはわかりません。体を動かしている場で直接触れ合うことで、得られる情報も多いのです。

Q先生が考える、リハビリの重要性とは?
A
三軒茶屋整形外科・スポーツクリニック 医師も理学療法士もスポーツ経験者なので、相談しやすい

▲医師も理学療法士もスポーツ経験者なので、相談しやすい

治療だけでなく、予防という観点からも重要だと考えています。例えば、高齢者が転倒してしまい、骨折したのを治療することも大事ですが、あらかじめリハビリによる運動で、転倒せずに済むような体や体力をつくっておくことが大切でしょう。スポーツをされる方でも、ケガをされてしまってからどう治療するかだけでなく、ケガをしないようにするためのトレーニングなどを指導させてもらっています。年齢にかかわらず、「予防」ということを意識しながら、体を使って行うリハビリというのを、ぜひ多くの方に知っていただきたいですね。

ドクターからのメッセージ

反町 武史院長

私自身、学生時代にサッカーとアメリカンフットボールに没頭し、チームドクターを務めた経験もあります。そうしてさまざまな症状に接し、どうすれば試合に出られるかなどを考えながら、こまやかに対応してきました。その姿勢でどの患者さんに対しても、その方が望むゴールに向け、納得してもらえる治療を心がけています。スポーツに限らず、仕事で立ちっ放しや重労働が求められる方もいるでしょう。また、来院するからには何かとても困っていることがあるもの。日常生活では問題なくても、こういう動きをすると痛いなど、その人にとって我慢ならない困りごとというのを聞き出すことを大事にしています。

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