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大熊 喜彰 院長の独自取材記事

森のこどもクリニック 小児科・皮膚科

(川崎市中原区/武蔵小杉駅)

最終更新日:2024/03/29

大熊喜彰院長 森のこどもクリニック 小児科・皮膚科 main

武蔵小杉駅から徒歩3分、タワーマンション1階の商業施設の一角に「森のこどもクリニック 小児科・皮膚科」はある。「クマ先生」の愛称で親しまれているのが大熊喜彰院長だ。木目がふんだんに使われた院内には大きな窓から日光が降り注ぎ、温かな空気が満ちている。スタッフ全員が、「お大事に」はもちろん、一人ひとりに響くプラスアルファの一言を添えようと心を尽くす。マニュアルではない、自分だけにかけられたぬくもりある言葉に、気持ちがほぐれる人も多いだろう。迷っている人がいれば迎えに行くこともいとわない、そんな大熊先生がめざす医療とは具体的にはどのようなものなのか、詳しく話を聞いた。

(取材日2023年12月14日)

待っているだけではない小児科として地域医療に尽力

まず、医師をめざしたきっかけやご経歴を教えてください。

大熊喜彰院長 森のこどもクリニック 小児科・皮膚科1

とにかく人と話す仕事がしたかったんです。親も医師で、というようなことはなくて、父は大手精密機器メーカーで数多くの特許案件に関わった物作りの達人でした。同じように自分も何かを極めるとしたら「物」よりも「人のため」だと考えたのが医師をめざしたきっかけです。小学校の先生もいいなと思うほど子ども好きでもあったので、自然と小児科の道に進みました。中でも循環器を専門にしたのは命に関わる疾患が多いからです。無限の可能性を秘めた子どもたちを1人でも多く救いたいという思いがありました。国立病院の小児科に14年間勤務し、入院管理では集中治療を必要とする疾患から慢性疾患まで幅広く経験しました。特に注力していたのが川崎病の発見、診断、治療です。循環器とアレルギーを専門とする外来でもしっかりと研鑽を積み、すべてを生かすために当院を開業しました。

なぜ、武蔵小杉を選んだのでしょうか。

僕は日本医科大学出身なのですが、武蔵小杉キャンパスや所属していたバスケットボール部の練習で通ったこの町になじみがありました。久しぶりに訪れたら、いくつものタワーマンションが立っていて驚きましたね。一方で京浜工業地帯の一部であることは変わらず、昔ながらの下町も残っていて、多様な住民がどう融合していくのかという課題にも微力ながら関われるのではないかと思いました。伸びていく町で、「待っているだけではない小児科」をしたいと決めていたので、ぴったりの場所だったんです。

「待っているだけではない小児科」について詳しくお聞かせください。

大熊喜彰院長 森のこどもクリニック 小児科・皮膚科2

例えば、地域の行事に毎年参加したり、院内で「キッズドクター体験」を開催したりしています。このような機会に元気なお子さんにも当院に親しみを感じていただき、心配事ができたらすぐに来てもらえるようにしておくのも大事だからです。国立病院では、「どうしてもっと早くクリニックに相談しなかったのか」と、悔やむ親御さんをたくさん見てきました。重症に陥る子をなくしたければ、そういった子が来る場所で待っているだけではだめなんです。当院には大規模病院の小児科で重い病気の子どもたちを診てきた看護師も何人かいて、同じ思いをかみしめています。外科出身、産婦人科出身など年齢もキャリアも異なるスタッフたち全員がこの考えに賛同してくれていて、毎年みんなで行事の準備をするのは楽しいひとときです。

子どものすべてを診る「子ども科」が目標

こちらではどのような治療が受けられるのでしょうか。

大熊喜彰院長 森のこどもクリニック 小児科・皮膚科3

小児科と皮膚科を標榜していますが、一部の器官に限定せず頭から指先まで子ども全体を診る「子ども科」をめざしています。もちろん、必要があれば高度医療機関に迅速に紹介しますが、できるだけ院内で対応できるよう、循環器、感染症、腎臓、発達障害、アレルギーなどの専門性を持つ小児科医が8人、交代で診療にあたっているのも当院の特徴です。お子さんは皮膚トラブルも多いので、皮膚科は2人の女性医師が毎日交代で勤務しています。複数の医師がいるというのは1人では見逃していた問題にも気づけるという大きなメリットがあります。たとえ違う医師が診ることになっても前回までのカルテを読み込んでから診察するよう徹底しているのでご安心ください。診療中の電子カルテ入力をサポートする医療クラークも配置して詳細な記録を残しつつ、医師はパソコンの画面ではなく患者さんと向き合い、きめ細かに診療できるようにしたのもこだわった点です。

検診やワクチン接種にも注力していると伺いました。

川崎市では1歳児健診がないのですが、ちょうどその頃は、離乳食も始まり、歩くか、言葉は出るかなど子育ての不安が増えてくる時期なので、「バースデー健診」を自費診療で行っています。この時、 レフラクトメータという検査機器を用いて近視、遠視、斜視などの視機能に問題がないかも測定しますが、問題があれば3歳児健診まで待つことなく早期治療につなげていくことも可能です。また、ワクチン接種はつい忘れてしまう親御さんも少なくないので、スタッフの一言を添えたはがきを送ってご案内をしています。中でも開業当初から積極的に取り組んでいるのがHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)です。男児も接種できるようになったタイミングで導入し、公式サイトにも男性用、女性用それぞれのコーナーをつくり詳しく説明しています。副作用が不安な方も多いかもしれませんが、ぜひご一読いただければと思います。

診療にあたって大切にしていることをお聞かせください。

大熊喜彰院長 森のこどもクリニック 小児科・皮膚科4

例えば、赤ちゃんの健診などは黙って行っても構わないのかもしれませんが、僕はできるだけ話しかけるようにしています。どんなに小さなお子さんでも、説明を試みることは大事なのではないでしょうか。検査をする際も、たとえ最終的には看護師さんが押さえるのだとしても、なぜそれが必要かお子さん本人にも話しておきたいと思っています。親御さんには何でも気軽に質問してほしいので、場を和ませるよう心がけています。真面目に接したり、絵を描いたり、何が心に響くかは一人ひとり違いますね。緊張を解くためにちょっと冗談を言ってみて笑ってもらえればうれしいですし、僕もまた患者さんやご家族から元気と笑顔を日々いただいていて感謝しかありません。

地域の人とも連携しつつ多様性に応えていきたい

今後の展望についてお聞かせください。

大熊喜彰院長 森のこどもクリニック 小児科・皮膚科5

まずは、CTやMRIの検査、手術、入院以外はできるように、よりいっそう医療を充実させていきたいです。その上で、これからもどんどん地域と交流していく小児科でありたいと思っています。病気の子のケアはもちろん、健康な時にできる予防や、正常な発育のサポートにも力を入れていきたいです。例えば、助産師さんと協力して、授乳、排泄など、乳児に関するよくあるお悩みに答える場をつくれないかと計画しています。食物アレルギーの食物経口負荷試験用のパンをベーカリーと開発したり、新型感染症の流行以降増えている肥満児の問題を解決するためにスポーツジムとエクササイズを考案したり、地域のいろいろな人たちと協力して地域の子どもたちの健康を守っていけたらいいですね。

お忙しい毎日ですが休日はどうお過ごしですか?

実は子どもが4人いるのですが、休日は子どもたちとフィールドアスレチックに出かけるのが何よりのリフレッシュになっています。長男が生まれて以来いい公園を探し続けているので、アスレチック事情にはかなり詳しいですよ。ドロドロになって遊んだ後はスーパー銭湯でキレイになって帰るのがお決まりのコースです。子どもたちも日曜だけは朝6時に自主的に起きてきて楽しみにしていますね。ミュージカル鑑賞にもよく行きますが、家族全員で出かけるので出費がかさみます(笑)。でも、ミュージカルはだいたいハッピーエンドなので大好きです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

大熊喜彰院長 森のこどもクリニック 小児科・皮膚科6

いろいろな患者さんを迎える用意ができていて、スタッフの強みや個性もさまざま。そんな当院の特色を一言で表すならば多様性です。森にはクマだけではなくタヌキもキツネも住んでいて、りんごだけでもお芋だけでも足りません。枯れ葉だってゴミではなく寝床として必要です。そんなふうに当院も多様な強みを持つスタッフと力を合わせ、できるだけたくさんの人に必要な医療が届くよう努力を続けていきます。それは、子どもだけが対象ではありません。つい、自分のことがおろそかになってしまいがちな子育て世代は、帯状疱疹を発症しやすい年代でもあるのですが、当院ではワクチン接種もできるのでご相談ください。皮膚科では美容的なお悩みの相談にも応じていますので、大人の方もお気軽にお越しいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

1歳児健診(バースデー健診)/3000円、レフラクトメータによる視能検査/2000円

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