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忙しい人でも受けやすい
負担の少ない下肢静脈瘤治療

ひろしま下肢静脈瘤クリニック

(広島市南区/広島駅)

最終更新日:2021/03/05

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  • 保険診療
  • 自由診療

足の血管がぼこぼこと膨らむ、蜘蛛の巣状に広がるといった外見的な問題のほか、足がだるい、つるといった症状が出ることもある下肢静脈瘤。直接命に関わる疾患ではないため、症状が気になるものの「そのうち治るだろう」と放置している人も多いという。しかし「ひろしま下肢静脈瘤クリニック」の黒木慶一郎院長は、「自然治癒は望めない病気なので、足に不快感があれば早めに受診してください。悪化すると治療が長引くこともあります」と力を込める。院長によると、かつては入院が必要だったそうだが、近年は、日帰りで受けられる血管内焼灼治療が主流になっており、治療を受けやすい環境が整っているそうだ。そこで今回は下肢静脈瘤の治療法や実際に治療を受ける場合の流れなどについて、詳しく聞かせてもらった。(取材日2021年2月10日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q下肢静脈瘤について教えていただけますか?
A

簡単に言うと、足の血管の病気です。人間の血管には、心臓から血液を送り出す動脈と末端から心臓に血液を戻す静脈があります。足の静脈には重力に逆らって上向きに血液が流れるので、逆流を防ぐための弁がついていますが、下肢静脈瘤はこの弁が壊れることで引き起こされます。主な症状として血管がこぶ状に膨らんだり、蜘蛛の巣状に広がったりすることが挙げられますが、これは心臓に戻るべき血液が逆流し、静脈に血液がたまるためです。他にも、足がむくむ、つる、だるい、疲れやすい、かゆいなどといった症状も見られます。さらに進行すると、皮膚の変色や潰瘍といった皮膚のトラブルが起こる可能性もあります。

Qどんなときに受診したらいいのでしょうか?
A

まずは、ふくらはぎの血管がぼこぼこと膨らんでいる、蜘蛛の巣状に静脈が広がっているなど、外見が気になる場合です。また、足がだるい、つるといった不快な症状がある場合も受診をお勧めします。中でも、足がつるのは下肢静脈瘤を疑うポイントになると思います。注意したいのは、湿疹や色素沈着などの皮膚トラブルがある場合。放置するとより悪化して治療に時間がかかることがありますので、できるだけ早めに受診しましょう。下肢静脈瘤は高齢女性に多いとされますが、妊娠・出産経験のある人や立ち仕事をしている人、家族に発症した人がいる場合なども罹患しやすい傾向にあるので、気になることがあれば専門の医療機関を受診してください。

Q治療法にはどのようなものがありますか?
A

症状によって治療法は異なり、軽症の場合は保存的療法として生活習慣の改善や弾性ストッキングの着用により、進行抑制をめざします。また血管が蜘蛛の巣状に広がっている場合は、静脈に薬剤を注射して固める硬化療法を、血管がこぶのように膨らんでいる場合は、血管内焼灼治療を行います。血管内焼灼治療はカテーテルを静脈に入れ、内側からレーザーまたは高周波をあてて閉じる方法で、この治療に保存的療法や硬化療法を追加する場合もあります。これら3つはいずれも保険適用で、日帰りで受けられるので、患者さんの負担は少なくて済みます。こうした治療が困難なケースでは、静脈を切除して引き抜くストリッピング手術が選択されます。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診と超音波検査

どんな症状が出ているか、足のむくみやだるさなどの症状があるか、本人の既往歴、何か薬を飲んでいるかどうか、家族に下肢静脈瘤にかかった人がいるかどうかなどについて、丁寧に問診。その後、医師が超音波検査で静脈の状態を確認し、血液の逆流や滞りがあるかどうかを詳細に調べる。主に足の太ももとふくらはぎの静脈を調べて、どの程度進行しているかを判断するという。

2診断と治療方針の説明

問診と超音波検査の結果を総合して下肢静脈瘤と診断されたら、患者の希望も踏まえて治療法や治療時期が決定される。その際、同院では手作りの資料などを用いて治療に関する詳しい説明を行い、患者が不安を感じないよう心がけている。軽症の場合は保存的療法として弾性ストッキングの着用、蜘蛛の巣状の静脈瘤には硬化療法、血管が膨らんでいる場合は血管内焼灼治療が選択されることが多いそうだ。

3症状に合わせた治療を実施

治療は、医師が超音波で血管の位置や状態を確かめながら行う。血管内焼灼治療の場合は、局所麻酔で片側30分程度。両足でも1時間以内で終わる。レーザーや高周波で焼かれた静脈は血液が流れなくなり、その後3~6ヵ月で体に吸収される。硬化療法の場合は5分~10分程度とさらに短時間で済むが、治療の範囲によっては若干長くかかる場合も。なお、同院では治療中に看護師が優しく声かけをしている。

4治療の翌日に検査

治療を受けた翌日、もしくは翌々日に受診して超音波検査を受ける。ほとんど心配する必要はないそうだが、深部静脈血栓症が引き起こされていないかどうか念のためチェックされる。併せて、血液の逆流がないかどうか、静脈がきちんと閉じているかなどを医師が丁寧に検査していく。

51ヵ月後、3ヵ月に再検査

治療から1ヵ月後に受診して超音波検査を受ける。再度血液の逆流がないかどうか、血管が閉じているかどうかを医師が詳細にチェック。血管のぼこぼこした膨らみは治療後に少しずつ消失していくので、その点も確認。さらに3ヵ月後に、こぶが消えているか、再発していないか、他の静脈に症状が起きていないかなどを最終チェックし、何も問題がなければ治療は終了となる。

ドクターからのメッセージ

黒木 慶一郎院長

下肢静脈瘤は命に関わる疾患ではありませんが、足のだるさや見た目が気になって外出しづらくなるなど、生活の質にも影響します。忙しいと受診を後回しにしてしまいがちですが、そうして放置した結果、皮膚トラブルを引き起こし治療が長引くこともありますので、足の不快感が気になったら早めに専門の医療機関を受診していただきたいと思います。治療自体は日帰りでできますし、当院ではお忙しい方でも治療を受けやすいよう柔軟にスケジュール調整を行っていますので、ご安心ください。診断の結果、下肢静脈瘤でなかった場合も生活上のアドバイスを行うほか、必要に応じて病院との連携も図っていますので、きっと皆さんのお力になれると思います。

20210303 dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

弾性ストッキング(保存療法の場合)/5500円(税込)~

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