全国のドクター8,959人の想いを取材
クリニック・病院 160,758件の情報を掲載(2021年9月17日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 豊島区
  4. 東長崎駅
  5. 東長崎駅前内科クリニック
  6. 飲むだけで検査が可能カプセル内視鏡のメリット・デメリット

飲むだけで検査が可能
カプセル内視鏡のメリット・デメリット

東長崎駅前内科クリニック

(豊島区/東長崎駅)

最終更新日:2021/08/23

Top Top
  • 保険診療
  • 自由診療

胃や腸の内部を精密に観察する検査として、管を挿入して検査する内視鏡検査がよく知られているが、カメラ装置が内蔵されたカプセルを水といっしょに飲み込み腸内の状態を記録し検査ができる小腸・大腸用の「カプセル内視鏡」は、患者の負担が軽くすむといわれている。2017年の開院当初からカプセル内視鏡検査を導入している「東長崎駅前内科クリニック」の吉良文孝院長は、「当院では、小腸、大腸ともにカプセル内視鏡検査を受けていただくことができますが、特に小腸のカプセル内視鏡検査は、胃にも大腸にも原因が見つからない患者さんに提案する検査の1つです」という。カプセル内視鏡の検査の流れやメリット、デメリットなどについて、胃腸科の専門である吉良院長に詳しく聞いた。(取材日2021年8月4日)

胃や大腸の検査を行っても原因が究明できない場合に小腸カプセル内視鏡検査を行う

Qカプセル内視鏡検査とは、どのような検査なのでしょうか。
A
1

▲カプセル内視鏡について話す吉良院長

カプセル内視鏡とは、小型カメラを内蔵したカプセル状の内視鏡で、薬を飲むように口から飲み込み、腸内の撮影を行う検査です。小腸カプセル内視鏡と大腸カプセル内視鏡の2種類あり、小腸カプセル内視鏡では、クローン病、ベーチェット病などの難病、小腸ポリープ、小腸がんなど、大腸カプセル内視鏡では、クローン病、大腸ポリープ 、大腸がん 潰瘍性大腸炎、虚血性腸炎などの疾患の早期発見につながる検査として開業当初から導入しています。従来の「管」を挿入することによって観察する内視鏡検査と比較して、患者さんの身体的負担が軽減するのに加え、一定の要件はありますが、健康保険の適応範囲内で検査を受けることができます。

Qカプセル内視鏡を導入したきっかけを教えてください。
A
2

▲精密な診査・診断の実現や検査の選択肢が増えるのがメリット

正確な診断を導き出すためには、精度の高い検査が欠かせません。当院でできるだけさまざまな検査を行う体制を整えることで、迅速かつ適切な診断につなげることができると思っています。カプセル内視鏡により、より精密な診査・診断が実現すること、患者さんの検査の選択肢が増えることにメリットを感じ、導入に至りました。当院では主に、小腸カプセル内視鏡検査を行っています。胃や大腸の精密検査を行っても原因が見つからない場合などに、小腸の疾患を疑いカプセル内視鏡を使います。腸が細く、カプセルが途中で詰まる可能性のある患者さんには、偽物のカプセルを事前に飲んでいただき開通性を確認した上で検査を行います。

Q検査はどのような流れで進むのでしょうか?
A
3

▲患者の話をよく聞き、検査や薬にできるだけ頼らず済むよう配慮

小腸カプセル内視鏡の場合は、朝食を抜いて午前中に来院いただき、カプセルを服用後、40分ほどクリニックに滞在していただきます。問題ないことを確認してから、患者さんのおなかの周りにベルト状の記録装置を装着し、その後はご帰宅いただき自由に過ごしていただきます。夕方、クリニックに再度お越しいただき記録装置を回収して検査終了になります。小腸内の画像はカメラが内蔵されたカプセルにより記録装置に転送され、専用コンピュータでポリープの有無の確認などを行います。検査結果は約2週間後にお伝えします。ちなみに、飲んでいただいたカプセルは、排便とともに体から自然に排出されます。

Qカプセル内視鏡のメリット、デメリットを教えてください。
A
4

▲メリットだけでなくデメリットもきちんと説明してくれる

メリットは、カプセルを飲むだけで検査ができるので、患者さんの肉体的、精神的負担が少ないこと、検査中、一時帰宅が可能で時間的な拘束が少ないことです。麻酔も使用しませんし、放射線も使用しないため、被爆の心配がありません。デメリットは、従来の内視鏡検査に比べて高額であること、大腸カプセル内視鏡の場合は検査前の下剤の内服と検査開始後の下剤の内服の両方が必要で、大腸カメラ検査に比べて内服量が多く、患者さんの負担が大きいことがあげられます。また、事前の検査である程度予測は可能ですが、腸が細くてカプセルが通過できない場合は、カプセルを取り出すための手術を行う可能性があることも、リスクとしてあげられます。

Qカプセル内視鏡検査は、どんな人に向いていますか?
A
5

▲患者がおなかの悩みから解放されるよう、こまやかな対応に努める

小腸カプセル内視鏡は、原因不明の貧血がある方、血便がある方、腹痛がある方で、胃や大腸を検査しても原因が見つからない方に提案することが多いです。カプセル内視鏡を飲んでいただくことで小腸の様子がわかるため、原因究明のための選択肢の1つとして、必要に応じて患者さんに提案しています。大腸の場合は、大腸カメラで検査を施したほうが十分な観察ができますので、検査が必要な場合のファーストチョイスとしては、大腸カメラをお勧めしています。腸の癒着や痛みなど、なんらかの理由で大腸カメラが不可能な方や、潰瘍性大腸炎・クローン病といった難病のフォロー目的で行われることが多いです。

ドクターからのメッセージ

吉良 文孝院長

当院は、内科・消化器内科・内視鏡内科のさまざまな症例に携わり、他科とも連携しながら「患者さんの全身を診ること」をモットーとしています。そのためにも、精度の高い多種類の検査は欠かすことはできません。カプセル内視鏡検査は、正確な診査・診断を行うための選択肢の1つとして導入しました。症状の改善のためには、検査や治療など、さまざまな対応が必要です。当院にお越しいただいた患者さんがおなかの悩みから解放されて、人生を楽しく過ごせるようお手伝いできればと先進の技術を学び、幅広い選択肢ときめ細かな対応を心がけています。気になる症状があれば、些細なことでもお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

カプセル内視鏡検査/12万円~

Access