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堀越 裕司 院長の独自取材記事

いたばし駅前歯科

(板橋区/板橋駅)

最終更新日:2021/10/12

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平日昼間は時間が取れない人にとって、歯科医院に通い続けるのは簡単ではない。JR埼京線の板橋駅西口から徒歩1分の「いたばし駅前歯科」は、そんな悩みを持つ人に寄り添った歯科医院だ。院長は、SE(システムエンジニア)として働いた経験も持つ堀越裕司先生。日曜診療に加え、毎週月曜は22時まで診療と、誰もが通いやすい工夫がなされており、虫歯・歯周病といった一般的な歯科治療から小児歯科まで幅広く対応。特に、歯周病治療や入れ歯をはじめとする欠損補綴治療に力を入れている。物腰がやわらかく優しいスタッフが多いのも、同院の特徴だ。堀越院長に、診療の際に大事にしていることや力を入れている治療について聞いた。

(取材日2021年5月14日)

夢を追いかけ、SEから歯科医師へ

この地域とはなじみが深いのですね。

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そうですね。もともと生まれがこの近くなので、この辺の土地柄は大まかには知っていました。開業前は板橋本町の歯科医院に勤めていたんですが、そういうなじみがあったことが、この場所で開業した理由の一つです。私はシステムエンジニアとして企業に勤務していたことがありまして、そのときのサラリーマン生活では残業も多く帰宅する頃にはどのお店も閉まっていることがほとんどでした。そのときの経験から、開業をするなら夜までお仕事を頑張られている方が会社に休みを取らずとも無理なく通える歯科医院をつくりたいと思いました。勤務医時代には一般的な歯科治療に加えて、入れ歯関係をはじめ歯の欠損を補う治療を数多く手がけ、訪問診療の技術も学んで自信がついたところで、開業を決めました。

なぜ、SEから歯科医師になろうと思われたのですか?

もともと歯科には興味があり、高校から大学に進学する際の選択肢として、歯学部も考えていたんです。そのときは家の都合もあって一度は断念し、工学部を出た後は趣味として好きな領域だったシステムエンジニアとして、情報分析を専門とするようになりました。片手間で歯科業界の分析などもするうちに、だんだん諦めきれなくなって、歯学部に入りなおしました。SEとしてデータを効率良く整理してきたスキルは、歯学部での勉強を効率よく行うのに役立ちましたし、今の仕事にも役立っています。患者さんの抱えている問題点も、データ化して並べてみると共通項があったりして、そこから治療の突破口が開けることもありますよ。

一度リニューアルもされたと聞きました。デザインや設備のこだわりについて教えてください。

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今年1週間ほど院を閉めてセントラル方式の口腔外バキュームを導入しました。口腔外バキュームは治療中の口の中から飛び散る水滴やエアロゾルを吸引して感染性物質が飛び散るを防ぐのに非常に役立つ機械です。セントラル方式は設置コストが高いのですが吸引した空気は特殊なフィルターでウイルスなどを濾過して診療室外へ排出されるため診療室内の換気効果も高いことが特徴です。設備に関しては、歯科用CTとマイクロスコープを入れています。導入理由は、どちらも「治療の質を高めるため」が一番ですが、口腔内の状態を視覚データとして記録できるので、患者さんに説明するのにも役立てています。実際の画像を見てもらいながらお話しするのがわかりやすいですからね。歯科用CTは、歯の神経の治療の他に歯周病治療や歯と歯の間の初期虫歯など、目視や通常のエックス線画像では見つけにくい子どもの虫歯の早期発見にも活用しています。

患者の望みによって、治療のゴールは変わる

診療範囲は幅広いですが、特に力を入れているものはありますか?

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成人の診療では、現在ある歯を守ること、よく噛める環境を整えることに力を入れています。具体的には歯周病治療と入れ歯やブリッジといった欠損補綴治療です。歯がなくなってしまう原因で最も多いのは歯周病ですから、まず歯周病の進行を食い止め歯の寿命を伸ばすことが大切です。歯周病治療は、歯垢や歯石の除去、噛み合わせの調整、歯磨き指導といった基本的な初期治療を時間をかけてしっかりと行い、必要な場合は、併せて外科的な処置も行っていきます。残念ながら歯がなくなってしまった場合、他の残っている歯に今まで以上の力が加わり、駄目になってしまうという負の連鎖が起こります。その連鎖から抜け出すためには入れ歯やブリッジを残っている歯を守れるように設計する必要があります。とはいえそれだけを重視して噛めない入れ歯になってしまっては意味がありませんので精密な型採りをもとにしたよく噛める入れ歯を作ることにも力を入れています。

子どもの診療をすることも多いのでしょうか。

家族で来てくれている患者さんもいらっしゃいますから、お子さんを診ることも多いですね。小さな子どもを診る際に心がけているのは、第一に怖がらせないことです。「歯医者さんは、歯を削られる痛い所」だと、頭の中にイメージができてしまっている子がほとんどなので、まずはリラックスしてもらうことを大切にしています。初回は治療に使う道具で遊んでもらったり、診療椅子に座る、歯磨きの練習をするなど、無理のないトレーニングから始めて、徐々に慣れてもらう感じですね。その分、治療には時間がかかってしまうのですが、保護者の方にもお話をしてご理解いただくことで最終的にはスムーズに治療が進みやすいです。

診療にあたり、心がけていることを教えてください。

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患者さんとしっかり意思疎通をすることです。同じ病気でも、その病気がどのような存在なのかは人によって全然違います。ですので、ただ痛みを消すだけではなく、その患者さんが一番望んでいるのは何なのか、最終的にどういうふうにしていきたいのかをしっかり聞いた上で、治療のゴールを設定していくことを心がけています。あと、痛みの少ない治療をすることも大事にしていますね。「麻酔をして痛みを消す」という基本は同じなのですが、成人の場合、純粋に痛みが苦手という人はもちろん、過去に受けた歯科治療のトラウマで歯科医院が苦手という人もいらっしゃるので、最初に聞き取りをして、できる限り苦手なものを避けるように大まかな治療方法を決めていきます。例えば、スケーラーで歯石を取る時の「ガリガリ」という音が歯を削った時の痛みに結びついてしまうという人には、超音波スケーラーを低出力にして、可能な限り音を消したりしています。

誰もが無理なく通えるよう、日曜日も診療

日曜も診療されているのですね。

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地域の特徴かもしれませんが、日曜にしか来られない方や平日遅くにしか来られない方もたくさんいらっしゃるので、日曜日は18時まで診療、毎週月曜日は22時まで診療する日にしました。「今の痛みを何とかしたくて会社を休んだ」という方が平日20時までの診療でも来られたりするのですが、歯科治療はどうしても回数がかかることが多いもの。とりあえずの痛みが消えてそのまま放置してしまい悪化してしまうのが一番良くないので、無理なく来られる曜日・時間帯で通えることが大事かなと思っています。

今後、さらに取り組みたいことはありますか?

訪問診療ですね。通院していた方が通えなくなってから悪化してしまうこともありますので、そこをカバーしたいという思いがあります。訪問診療の一番の目的は生活の質の維持・向上であり、食べられる、飲み込める状態を保つこと。その過程で必要であれば虫歯や歯周病の治療も行う、というのが基本です。入れ歯の調整などは、食べられるかどうかに直結するという意味で、訪問診療では重要な処置の一つですね。訪問診療と言えば、最近ご高齢の方から口腔内のセルフケアができなくなった場合についての相談が増えています。インプラントはメリットもありますが、セルフケアができないとインプラント周囲炎になってしまいます。訪問先でのインプラントの撤去は非常に困難ですので、事前に入れ歯への切り替えなどもお話ししたりしています。

最後に、地域の方へ一言メッセージをお願いします。

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「ここが痛い」との訴えで口の中を診せてもらったら、別の箇所で問題が起きているということは少なくありません。ご自身で注意することも大切ですが、他人の目で客観的にチェックすることも、とても重要です。たとえ問題ないと思っても、歯科についても人間ドックのように、ぜひしっかりと、自身の状態に合ったペースで定期チェックを受けてみてください。

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