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堀越 裕司 院長の独自取材記事

いたばし駅前歯科

(板橋区/板橋駅)

最終更新日:2025/06/18

堀越裕司院長 いたばし駅前歯科 main

板橋駅から徒歩1分に立つ「いたばし駅前歯科」。平日夜間や土日も診療しているのは、「開業するなら、仕事が忙しい方も会社を休まずに通えるように」と患者の負担を考慮してのこと。多忙な会社員時代を経験した堀越裕司院長の思いが詰まった歯科クリニックだ。幅広く診療する中でも、「現在ある歯を守る」ことを目標にした歯周病の治療や、「よく噛める環境を整える」ために入れ歯やブリッジなどを用いた欠損補綴治療に注力。レーザーを用いた治療も行っている。「ただ痛みを取り除くためだけでなく、患者さんが最終的にどうなりたいかまで詳しく伺って治療のゴールを設定し、満足いただける治療をめざします」と語る堀越院長に、同院の診療方針や特徴などを詳しく聞いた。

(取材日2025年4月21日)

無理せずに通い続けられるよう夜間や土日も診療

板橋駅近くで開業されたのは何がきっかけでしたか?

堀越裕司院長 いたばし駅前歯科1

私がこの近くの生まれで土地勘があったことや、開業前に板橋本町の歯科医院にも勤めるなど、なじみ深い地域だったのがこちらで開業した理由の一つです。駅のすぐそばで、平日の遅い時間や土日も診療しているのは、そうした時間や曜日にしか来られない方も大勢おられるからなんです。「今の痛みを何とかしたくて会社を休んだ」という方も受診されますが、歯科治療は回数がかかることが多いもの。痛みについては初診時に取りあえず対処できても、その後は通いづらいため放置してしまい、病気を悪化させてしまう、というのが一番良くありません。私も会社勤めの頃は残業も多かったので、開業するなら夜までお仕事を頑張られている方が会社を休まずとも通えるようにしたいと思っていました。ですから当院は毎週月曜日は22時まで、火曜日から土曜日までは20時まで、日曜日も18時まで診療するなど、無理なく来ていただけるような曜日・時間帯で診療しています。

診療にあたり、どんなことを心がけていますか。

患者さんとしっかり意思疎通することです。同じ病気でも、その受け止め方や深刻さなどは患者さんごとにまったく異なります。そのため、痛む部分の治療だけでなく、患者さんが一番望んでいるのは何なのか、最終的にどうしたいのかをしっかりと伺って、治療のゴールを設定するよう心がけています。加えて、痛みの少ない治療をめざすことも大切。「痛みを緩和するため麻酔を使う」という基本は同じでも、成人の場合は純粋に痛みが苦手な人のほかに、過去に受けた歯科治療の影響で歯科医院が苦手な方もいらっしゃいます。最初に患者さんの苦手なことも聞き取った上で、それをできる限り避けるように大まかな治療方法を決めていきます。例えば、スケーラーで歯石を取る時の「ガリガリ」という音が歯を削ったときの痛みを連想させるという人には、超音波スケーラーを低出力にして、可能な限り音を出さないようにするなど工夫しています。

治療や衛生面での設備のこだわりを教えてください。

堀越裕司院長 いたばし駅前歯科2

治療の質の向上をめざし、歯科用CTとマイクロスコープを導入しています。マイクロスコープは治療部分を数十倍に拡大して観察できるほか、治療前・治療中・治療後といった口腔内の状態を映像で記録することで、患者さんへの説明にも非常に役立っています。歯科用CTは歯の神経に関する検査以外に、歯と歯の間の初期虫歯など、目視や通常のエックス線画像では見つけにくい子どもの虫歯の早期発見にも活用。さらに、歯周病や歯の根の治療に用いるレーザー治療器も設置し、より低侵襲で効果の高い治療がめざせるようになりました。このほか治療中の口の中から飛び散る水滴やエアロゾルを吸引し、感染性物質が飛び散るのを防ぐのに役立つセントラル方式の口腔外バキュームも導入しました。セントラル方式は設置コストが高いのですが、吸引した空気は特殊なフィルターでウイルスなどをろ過して診療室外へ排出されるため、診療室内の換気効果も高いことが特徴です。

歯周病や欠損歯の治療に加え、レーザー治療にも注力

診療範囲は幅広いですが、特に力を入れているものはありますか?

堀越裕司院長 いたばし駅前歯科3

成人の診療では、現在ある歯を守ること、よく噛める環境を整えることに力を入れています。具体的には歯周病治療と、入れ歯やブリッジといった欠損補綴治療です。歯をなくす原因で最も多いのが歯周病なので、歯の寿命を延ばすために進行を食い止めることが大切です。歯周病治療は、歯垢や歯石の除去、噛み合わせの調整、歯磨き指導などの基本的な初期治療を時間をかけてしっかりと行い、必要な場合はレーザーも活用しながら外科的な処置を行います。残念ながら歯がなくなってしまった場合、他の残っている歯に今まで以上の力が加わり、駄目になってしまう「負の連鎖」も起こり得ます。それから抜け出すため、残っている歯を守れるように入れ歯やブリッジを設計した上で、精密な型採りをもとに、よく噛めるような入れ歯を作ることも重視しています。

そのほか、レーザー治療はどのような目的で使われますか?

虫歯が進行したり、噛みしめが強くて歯にヒビが入ったりして、歯の根の部分が細菌に感染したときの根管治療にも使っています。一般的な根管治療は歯の内部を深く削って神経をすべて抜き、内部を徹底的に消毒して詰め物をしますが、歯の内部を効果的に消毒するにはレーザーは便利です。また、一般的には削り跡が大きな穴になるのに比べて、レーザーを使う場合はそれより細い穴で済むことが多く、歯の強度が保ちやすいこともメリットです。症状によっては、歯を削らずに外部からのレーザー照射で治療が可能なこともあります。

子どもの診療で注意されている点を教えてください。

堀越裕司院長 いたばし駅前歯科4

お子さんを診る際は、まず怖がらせないように心がけています。「歯医者さんは歯を削られる痛い所」だと、頭の中にイメージができあがっている子がほとんどなので、まずはリラックスしてもらうことを大切にしています。初回は治療に使う道具で遊んでもらったり、診療椅子に座る、歯磨きの練習をするなど、無理のないトレーニングから始めて、徐々に慣れてもらう感じですね。その分、治療には時間がかかってしまうのですが、保護者の方にもお話をしてご理解いただくことで最終的にはスムーズに治療が進みやすいと思います。

全身の健康にも影響する口腔内トラブルの相談を

会社員から歯科医師をめざしたきっかけは何だったのでしょうか?

堀越裕司院長 いたばし駅前歯科5

もともと歯科には興味があり、高校から大学に進学する際の選択肢として、歯学部も考えていたんです。そのときは家の都合もあって断念し、工学部を出た後はシステムエンジニアとして情報分析を専門にしていました。ただ、趣味的に歯科業界の分析などもするうちに、次第に諦めきれなくなって歯学部に入り直しました。システムエンジニアの仕事で身につけたデータを効率良く整理するスキルは、歯学部で効率良く勉強するのに役立ちましたね。さらに患者さんが抱えている問題点もデータ化して並べてみると共通項が見つかり、そこから治療の突破口が開けることもあるなど、歯科医師になってからも役立っています。

これから力を入れたい取り組みなどを教えてください。

高齢の患者さんに対する訪問診療のほかに、お子さんが大人になって虫歯や歯周病などで困らないよう、早期から口腔内の健康を守るための予防歯科に力を入れたいと考えています。歯が生え始めた時期くらいから定期的に来ていただければ、お子さんの正常な状態をベースに診ていけるため、成長するにつれて歯並びがずれるなどの不具合にいち早く気づき、専門家として適切にアドバイスできるというメリットもあります。また、最近は口がポカンと開いてしまうお子さんが多いのですが、これは口の筋力が弱くて歯並びが乱れる、口腔内が乾燥して唾液の量が減り、体内に雑菌が入るなど、さまざまなリスクを高める悪い習癖です。保護者の方と相談し、お子さん本人とも話しながら改善に努めたいですね。

最後に地域の方にメッセージをお願いします。

堀越裕司院長 いたばし駅前歯科6

虫歯や歯周病など口の中で起きているトラブルは、全身の健康とも密接に関係しています。歯ぎしりや食いしばりの原因が腰にあったり、噛み合わせの不具合が姿勢に影響したりするほか、歯周病と糖尿病は互いを悪化させる悪循環が指摘されています。「これは口の中とは関係ないのでは」と思うことでも相談いただければ、案外、歯科治療による解決策が見つかるかもしれません。また、特に症状がなくても定期的に検診を受けることも大切。夜遅くや土日も診療している当院をぜひご利用ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーを用いた治療:歯周病治療/2750円~、根管治療/5万5000円~、根尖病巣(こんせんびょうそう)治療/1万5400円(初回CT検査を含む。2回目以降は7700円~)

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