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いぼ痔が治らない、残便感がある
おしりの違和感は肛門外科へ

しらはた胃腸肛門クリニック横浜

(横浜市緑区/長津田駅)

最終更新日:2020/09/25

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  • 保険診療

身近な病気でありながらもデリケートな部分であることから、気軽に受診しにくい印象がある、痔など肛門のトラブル。特に女性の場合、便秘になりやすく、また妊娠や出産で肛門に負担がかかるため、痔など肛門のトラブルが起きやすいが「恥ずかしい」「診察が不安」「手術が痛そう」と、受診や治療をためらっている人も多い。長津田駅前にある「しらはた胃腸肛門クリニック横浜」は、総合病院の肛門科で診療に携わってきた白畑敦院長が、もっと身近で痔など肛門の病気に悩む人の役に立ちたいと開院したクリニック。痔の日帰り手術や痔核硬化療法など、多忙な人でも受けやすい方法に対応している。そこで、痔をはじめとする肛門外科の診療について、日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医である白畑院長に聞いた。(取材日2020年3月16日)

痔の心配、デリケートな肛門の悩みは恥ずかしがらずに相談を

Q肛門外科にはどんな症状でかかる人が多いのでしょうか。
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▲広々とした待合スペース

肛門の痛みや出血、血便といった症状から、肛門のかゆみ・違和感、残便感、肛門からの粘液が出る症状、排便障害などの方が来られます。肛門痛や出血、血便などはほとんどが痔の方ですが、まれに大腸がんのこともありますので注意が必要です。総合病院で肛門の診療に携わっていた時は高齢の患者さんが多かったのですが、当院では、痔の日帰り手術や痔核硬化療法など、忙しい方にも受けてもらいやすいような治療を行っていることもあり、現役世代、若い世代の患者さんが多いのが特徴です。患者さんの男女比はほぼ半々ですが、比較的若い世代の女性の患者さん、妊娠中や出産後の女性、また、新生児や幼児など子どもの患者さんも来られます。

Q肛門外科ではどのような診察や検査を行うのですか。
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▲モニターを見ながらわかりやすい説明が受けられる

おしりの病気の診察では、主に視診、触診(直腸診)、肛門鏡検査を実施し、必要に応じて、肛門内圧測定検査や肛門超音波検査を行います。当院では、患者さんに患部画像を見ていただきながら具体的に説明するため、デジタル肛門鏡を導入しています。診察を受ける際の服装などは特に留意することはありません。カーテン越しに左側を下にした横向きの肛門診察の姿勢になっていただき、下半身には毛布をかけて、患部だけを診察しますから、あまり「恥ずかしい」と心配されなくても良いのではないかと思います。当院では痔の日帰り手術も手がけていますが、痔で受診される患者さんは、手術ではなく薬などで治療できるケースがほとんどです。

Q痔とはどんな病気ですか。どんな人がなりやすいのですか。
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▲一人ひとりに合った治療法を提案する

痔には、いぼ痔 (痔核)、切れ痔 (裂肛)、あな痔 (痔ろう)があります。いぼ痔は肛門にいぼ状の腫れができている状態で、いぼのできる場所によって、内痔核、外痔核に分かれます。切れ痔は、肛門の出口付近の皮膚が切れている状態のことで、便秘になることが多い女性に多く見られます。あな痔は、肛門周囲に皮膚と直腸をつなぐ瘻管というトンネルのようなものができる痔です。切れ痔は、便秘やシャワー式便座による洗いすぎなどが原因と考えられていますが、いぼ痔、あな痔は、出産や便秘や下痢、いきみ、加齢など多様な要因が複雑に絡まっているとされています。実は、痔の研究は遅れており原因もはっきり解明されていないのが現状です。

Qこちらでの痔の診療についての特徴を教えてください。
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▲日帰り手術をはじめ、多様な治療方法を用意している

痔は良性の病気ですから、痔そのものを治すことよりも、患者さんの悩みや不安を解決すること、日常生活を快適にすることを重視して診療を行っています。例えば、症状が軽くても悩んでいるなら、治療をすることでその悩みの解消につながるでしょうし、逆に症状が重くても患者さんの気持ちや考えによっては、早急に治療を行わず様子を見ることもあります。患者さんの希望に合わせた、いわゆるオーダーメイドの対応を大切にしていて、患者さんが気にしていることから優先的に解決していくようにしています。また、日帰り手術をはじめ、多様な治療方法を用意して最適な治療を提供すること、予防的な処置や不要な治療はしないことも心がけています。

Q肛門外科の専門家としての先生の考えを教えてください。
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▲悩んでいることがあれば気軽に相談してほしいという

実は、肛門分野を専門とする医師はとても少なく、痔の治療方法は体系的に確立されておらず、そのために適切な治療を受けられない患者さんも多いという現状があります。学問的にも、がんなどと比較すると遅れている分野といえます。そこで、私は、さまざまな専門家といわれる先生の痔の手術を見学して学んできました。同様の志をもつ全国の若い先生方とも勉強会や交流会を開催して研鑽を積んでいます。こうして学んできた多様な手術方法、治療方法の中から患者さんの症状やご希望に合わせて、なるべく患者さんにメリットがある手術をしたいというのが私の診療方針です。これからも積極的に研究して、患者さんの治療に役立てたいと考えています。

ドクターからのメッセージ

白畑 敦院長

おしりの悩みはとてもデリケートであり、悩んでいる方の多い分野です。当院には、女性の患者さんや、長年一人で悩んでいたというような患者さんが多く来られます。今まで治療に結びつかなかった人に適切な治療を提供することができたとき、医師の原点としての喜びややりがいを感じながら、日々、診療にあたっています。外科医師には高度な診療技術や、最新の知識はもちろん必要ですが、肛門外科の医師には、さらに患者さんを尊重し、一緒に喜んだり悩んだりする気持ちも重要です。まだまだ進展する余地のある領域であることに使命感を感じ、臨床研究にも取り組み、肛門分野の診療に貢献していきたいと考えています。

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