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2リットルの下剤服用がいらない
同日に行う胃と大腸の内視鏡検査

品川胃腸肛門内視鏡クリニック

(港区/高輪台駅)

最終更新日:2022/07/08

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  • 保険診療

大腸内視鏡検査が「つらい」と感じる理由をひもとくと、「痛い」「忙しい」「恥ずかしい」のいずれかに該当することが多いという。一人ひとりのつらさを明確にし、適切な検査方法で患者の負荷軽減に努める「品川胃腸肛門内視鏡クリニック」の石岡充彬院長は、代表的な3つのつらさに加えて「検査前の下剤服用にハードルを感じる人が少なくない」と指摘する。大腸内視鏡検査では、検査当日に2リットルの下剤を服用する必要がある。腸をきれいにして精密に検査をするために欠かせない過程だが、水分をたくさん飲むのが苦手な人や、下剤の味が苦手な人、下剤への不安感が大きい人にとっては非常に苦痛が大きく、やむなく検査を諦める人も多いのが現状だ。この状況を改善すべく、同院が積極的に取り組む「2リットルの下剤服用不要の検査」について聞いた。

(更新日2022年7月6日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q胃腸同日検査は、2リットルの下剤を服用せずに済むそうですね。
A

胃と大腸の内視鏡検査を同日に行う場合は、下剤注入大腸内視鏡検査といって、下剤を内視鏡からじかに腸へ投与することが可能で、これにより2リットルの下剤服用を回避できます。水分をたくさん飲むのが苦手な方や、下剤の味が苦手な方、下剤への不安感が大きい方にとって、2リットルの下剤を飲むのは非常につらく、「検査よりも下剤を飲むのがつらい」と訴える方も少なくありません。下剤注入大腸内視鏡検査は、下剤を飲む必要がない上、従来法に比べてトイレに行く回数が従来法の半分で済むので、排便に伴う負担も軽減できます。必然的に、痔の悪化や肛門周辺の不快感などにつながりにくく、お尻への優しさを追求した検査ともいえるでしょう。

Q胃腸同日検査には、ほかにもメリットがありますか?
A

胃と大腸の内視鏡検査を別の日に行うと、それぞれの検査で行う食事制限、検査前と検査後の待ち時間、通院回数、麻酔の回数がすべて1回で済むことは大きなメリットだと思います。検査時間も、大腸だけの内視鏡の所用時間に5分から10分プラスされる程度で胃の検査もできてしまうんですよ。2リットルの下剤を飲んだことがあり、「何とか飲めた」という方も、もっと楽に受けたい場合はご検討ください。

Q希望すれば、誰でも下剤なしで大腸内視鏡検査ができますか?
A

残念ながら、腸閉塞と診断された方や、その疑いがある方、極度の便秘の方、腹部の症状が強い方は下剤注入大腸内視鏡検査を受けることができません。高齢で初めて検査を受ける方も、直接下剤を流し込むことによって急激に腸管内圧が上昇する可能性があるので、避けたほうがいいでしょう。問診時に既往症などを医師が詳しくお聞きしますので、ご自身が検査可能かどうか、ほかにどんな検査方法が適切か、お気軽にご相談ください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1事前診察をし、検査の説明を受ける

大腸内視鏡検査を行う場合、必ず事前の診察が必要となる。既往症について確認したり、前日の食事制限などの前処置について説明したりするほか、患者からの疑問に答え、検査への要望をヒアリング。検査前日は3食とも消化に良いものを。前日の夕食は控え目にして午後8時ぐらいまでに済ませ、以後は検査まで水のみの摂取とする。

2胃の内視鏡検査を受ける

初めに胃の内視鏡検査を行う。鎮静剤を使用して半分眠ったような状態で検査を行う。胃の内視鏡検査の所要時間は5~15分程度。

3内視鏡による下剤注入

胃の内視鏡検査が終わったら、スコープを通じて下剤を注入する。一般的な大腸内視鏡検査のように、経口で2リットルの下剤を飲む必要がないのが注入下剤最大のメリット。胃内視鏡検査後、目が覚めてから腸内がきれいになるまで2~3時間程度かかるという。

4大腸内視鏡検査を受ける

大腸内視鏡検査を開始。同院では「オーダーメイド内視鏡検査」をコンセプトに一人ひとりのニーズに応じた検査に注力しているため、痛み、術後の腹部膨満感、羞恥心など、以前の検査でつらい思いをしたことがある人は、胃の内視鏡検査と同様、事前診察の際に伝えておこう。大腸内視鏡検査の所要時間は10~20分が目安だが、同日に大腸ポリープの切除を行う場合は、大きさや数により検査にかかる時間も変わってくる。

5リカバリーを経て結果説明を受ける

すべての検査が終了した後は、リカバリールームで横になって体を休め、回復したら、医師の結果説明を受ける。同院では基本的に、検査当日に検査画像を含めた検査結果を渡しているという。ただし、生検などを行った場合、病理検査の結果報告は後日となる。

ドクターからのメッセージ

石岡 充彬院長

当院では、患者さん一人ひとりの「恥ずかしい」「苦しい」といった検査に対する訴えに耳を傾け、すべての方がより楽に受けられる内視鏡検査をめざして「オーダーメイド内視鏡検査」を実施しています。2リットルの下剤服用がいらない大腸内視鏡検査もその一つです。自分に合った方法を見つけて、少しでも楽に検査を受けましょう。胃と大腸が同日に検査できるので、忙しくてなかなか検査の時間が取れない方にもお勧めです。

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