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望月 暁 理事長、石岡 充彬 院長の独自取材記事

品川胃腸肛門内視鏡クリニック

(港区/高輪台駅)

最終更新日:2022/07/08

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「つらい」「忙しい」「恥ずかしい」。胃・大腸内視鏡検査をためらう理由として、最も多く挙がるのがこの3つだそうだ。いずれかの理由で検査をためらい続けた結果、発見のタイミングが遅れて苦しい治療を余儀なくされるケースを何度も見てきたと、「品川胃腸肛門内視鏡クリニック」の望月暁理事長と石岡充彬院長は声をそろえる。早期に発見できれば怖くないがんであるにもかかわらず、発見のための検査がハードルになっている現実。胃がん、大腸がんで亡くなる人を減らすには、この現実を変えるしかない。同クリニックが「おもてなし医療」を掲げ、一人ひとりの心のハードルに寄り添ったオーダーメイドの治療を提供する所以だ。同じ志のもと、二人三脚で検査・治療にまい進する望月理事長と石岡院長に話を聞いた。

(取材日2022年5月27日/情報更新日2022年7月6日)

一人ひとりの訴えに寄り添う「おもてなし医療」を実践

まずは、開業のきっかけからお聞かせください。

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【望月理事長】医学部に進学して間もなく、十二指腸潰瘍を患って内視鏡検査を受けました。麻酔なしだったため非常にきつく、苦しかった記憶があります。数年後に受けた再検査では麻酔をしてもらったものの、今度はその副作用に苦しみ、やはりつらい思いをしました。その後、自分と同じ消化器疾患に罹患した人の助けになりたいと消化器内科に進み、検査への不安や苦痛を訴える患者さんを何人も見る中で、何とかしてもっと楽に検査を受けられるようにしたいと思うようになったのです。転機になったのは、大学卒業後に勤務した東京大学附属病院の研究室でした。苦痛をコントロールし、「内視鏡が苦しいのは仕方ない」という固定観念を払拭する上司のもとで学んだことが、現在の礎になっています。培ってきた技術をより多くの患者さんに届けたいと、2017年に当院を開業しました。

石岡先生は、3年前からこちらで勤務されているそうですね。

【石岡院長】秋田大学医学部を卒業後、大学病院の消化器内科を経て、より高度な内視鏡技術を身につけるべく、がん研有明病院に4年間勤務しました。同院で副院長を務める傍ら、ご縁をいただいて望月理事長のもとでも勤務させていただいています。私の医師としての在り方、考え方の根底にあるのは、医師である父の母校の格言である「名医ならずとも良医たれ」。患者さんのために何ができるかを第一に考える中で、患者さんのための「おもてなし医療」を掲げる望月先生の思いには強く共感するものがあり、2022年7月から院長として勤務させていただくことになりました。
【望月理事長】3年間、石岡先生の情熱ある仕事ぶりと穏やかな人間性を見てきました。非常に勉強熱心で、知見も臨床経験も豊富でありながら、偉ぶることなく患者さんに寄り添える人です。石岡先生に加わっていただくことで、今まで以上に良い医療を提供できると確信しています。

「おもてなし医療」について、詳しくお聞かせいただけますか?

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【石岡院長】内視鏡検査でつらい思いをした経験があったり、実体験はなくてもマイナスイメージがあったりして、検査を敬遠する人は少なくありません。一方で、痛みや苦しさがなければそれでいいわけでもないのです。患者さんの中には、「眠っている間に全部終わってしまうのが怖い」とおっしゃる方もいれば、「絶対に痛みを感じたくない」という方もいて、検査に対するニーズは千差万別です。また、たとえ検査時の痛みを軽減できたとしても「恥ずかしくてつらかった」と患者さんがおっしゃるのであれば、それは患者さんの要望を真に理解していないということになります。「おもてなし医療」は、患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、「その方にとって最適・最善で、また受けたいと思える治療」をめざす当院の思いを集約した言葉です。

「また受けたい」と思える内視鏡検査をめざして

「おもてなし医療」の一つが、「オーダーメイド内視鏡」なのですね。

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【望月理事長】がんの中でも罹患率・死亡率ともに高い胃がんと大腸がんですが、検査で早期に発見し、適切な治療ができれば怖いがんではありません。そこで、内視鏡検査を敬遠する理由の多くを占める「つらい」「忙しい」「恥ずかしい」の3つを解消するための環境と体制を構築して、ネガティブイメージの払拭をめざしています。「検査や、事前の下剤服用がつらい」とおっしゃる方には、鎮静剤で寝ている間に終わる検査や、下剤の服用なしでできる検査を提案。羞恥心から男性医師の検査・治療に抵抗がある方には、女性医師による検査・手術が可能な曜日をご案内します。また、平日は忙しくて受診する時間がない方のために、土日も外来・検査・手術を行っています。

実にこまやかな対応ですね。

【石岡院長】鎮静剤の量も、その方の過去の経験や状態、ニーズを踏まえて細かく調整しているんですよ。全員に同量の鎮静剤をあらかじめ用意しておいたほうが効率的ですが、使用した量が同じでも、薬の作用の現れ方は人によって異なるため、鎮静剤が効かなかったり、強すぎたりすることがあります。たとえ手間がかかっても患者さんの体質に合わせて薬の用量をカスタマイズすることで、「ここでなら検査ができる」「またここで受けたい」と感じていただき、定期的な検査による胃がん・大腸がんの予防と早期発見につなげていけたらと思っています。

オンライン診療も行っていらっしゃると聞きました。

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【石岡院長】胃も大腸も、内視鏡検査は少なくとも40代になったらぜひ一度は受けていただきたい検査です。とはいえ、30代から40代はまさに働き盛りですから、仕事を優先せざるを得ない場合も多いでしょう。1日で終わるならともかく、事前診察などで何度も通院する時間が取れないからと、検査を後回しにしてしまう方もいると思います。当院では、大腸内視鏡検査の事前診察や、病理検査の結果報告などにオンライン診療を取り入れ、実質的には検査当日だけご来院いただければ良い状態にしています。土日や隙間時間をうまく使って、検査を受けていただきたいですね。

症状がない段階で病気の芽を摘む、早期発見の重要性

スタッフさんの接遇が良いのも印象的です。

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【望月理事長】患者さんに対して、医師が関われる時間は診療と検査のみで、実質3割程度だといわれています。そのほかの7割は、看護師や、受付をはじめとしたコメディカルが患者さんに接しているわけですね。オーダーメイドの内視鏡を行うには、スタッフに「過去の内視鏡でこんな思いをした」「異性の医師に診てもらうのが恥ずかしい」といった患者さんの心の内を引き出してもらわなくてはなりません。また、その上で、当院で行っている治療から適切なものを提案できる知見と、安心感を与えられる人間力が必要です。スタッフには、志を同じくして患者さんに接してもらえるよう、当院のコンセプトを丁寧に伝えることを意識しています。

少しでも多くの方の受診のきっかけになるよう、内視鏡検査の重要性を改めて教えていただけますか?

【石岡院長】胃がんも大腸がんも、初期は特に自覚症状がないことがほとんどです。そのため、患者さんには病院へ行く切迫した理由がありません。特につらいなどの負のイメージが先に立つ大腸内視鏡検査は、主体的に受けようとは思わない方が多いでしょう。しかし、胃がんも大腸がんも、自覚症状が出た段階では進行していて、治療も困難になることが多いのです。内視鏡検査を行えば、症状がない段階で病気の芽を摘むことが望めるため、胃がんも大腸がんも怖い病気ではなくなると思います。これを機に、「症状が何もない今だからこそ検査する」という意識にシフトしていただけたらうれしいです。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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【望月理事長】当院では、患者さんに検査後のアンケートをお願いし、担当医に直接フィードバックすることで技術と人柄の向上を図っています。過去の検査の記憶が足かせになっている方、内視鏡に漠然と怖いイメージがある方こそ、ぜひ当院にお越しください。トラウマを解消するお手伝いができるよう、力を尽くします。
【石岡院長】当院は今後も内視鏡検査の受診率向上に貢献できるよう、オーダーメイド内視鏡の質をより高め、おもてなし医療の実践に努めてまいります。

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