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月経不順や月経前症候群など
10~30代の女性に寄り添う診療

つくば国際ブレスト&レディースクリニック

(つくば市/つくば駅)

最終更新日:2024/10/15

つくば国際ブレスト&レディースクリニック 月経不順や月経前症候群など 10~30代の女性に寄り添う診療 つくば国際ブレスト&レディースクリニック 月経不順や月経前症候群など 10~30代の女性に寄り添う診療
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月経に伴う症状や経血の量、痛みは一人ひとり異なる。自分にとっては当たり前の状態が、実は人とは違うことも珍しくない。そんな月経をはじめとする女性特有の悩みや不安について、「困ったらここに行けば大丈夫」と思える存在が身近にあることは安心感につながるだけでなく、大きな病気に備えるためにも大切だ。「つくば国際ブレスト&レディースクリニック」は、乳腺と婦人科のレディースクリニック。婦人科で診療を担当する佐藤愛佳(まなか)先生は、地域の小中学校、高校で講演活動を行いながら、身近な相談窓口として正しい知識を伝え、女性の悩みに寄り添っている。そんな佐藤先生に、10代~30代の女性に多い悩みや月経、ピルなどについて話を聞いた。

(取材日2024年9月26日)

月経周りのトラブルやピルの処方など、女性特有の悩みを相談できる窓口としての婦人科の頼り方

Q10~30代の女性に多いお悩み・疾患は何がありますか?
A
つくば国際ブレスト&レディースクリニック 痛みや悩みを我慢せず、一度相談してほしい

▲痛みや悩みを我慢せず、一度相談してほしい

多いのは、月経に伴う痛みなどの月経困難症や生理前の気持ちの変化や体の不調である月経前症候群(PMS)のご相談ですね。10代ですとそれに加えて、ダイエットで月経が来なくなったなど、月経不順のご相談もあります。月経は女性にとって当たり前のようにあるものですが、同時に個人差も大きく、なかなか受診につながらない方もいます。少しでも生活に支障があると感じたことがあったり、「どうにかならないかな」と悩んでいたりする方は、ぜひ一度クリニックで相談してみてほしいですね。実際に、月経がつらい方の中には10代で子宮内膜症になる方もいます。月経がまったくないまま放置していると骨粗しょう症のリスクが高くなります。

Qピルについてのご相談は多いですか?
A
つくば国際ブレスト&レディースクリニック 患者の症状やライフスタイルに合わせたピルを提案

▲患者の症状やライフスタイルに合わせたピルを提案

ピルはもともと経口避妊薬としてあったものですが、現在では月経困難症や子宮内膜症の治療薬としても使用され、ピルを服用する一番大きな意味合いは「月経自体を軽くしてくれるもの」だと考えています。ピルで排卵活動がお休みになるとホルモンの変化もなくなるので、ホルモンの変動に伴う月経前後の体調不良、経血の量や痛みの軽減も期待できます。ピルを服用することで血栓症のリスクが少し上がるので、40歳以上や肥満傾向、喫煙量が多い人は注意が必要です。ピルの使用が難しい場合は、別のお薬の使用をご提案いたします。

Q月経には個人差がありますが、受診の目安はありますか?
A
つくば国際ブレスト&レディースクリニック 自分らしく生きるために、少しでも悩みがあれば婦人科への受診を

▲自分らしく生きるために、少しでも悩みがあれば婦人科への受診を

ご本人が困っていると感じたらです。学校生活や仕事へ影響があれば、治療を検討してもよいと思います。例えば、一度の月経で鎮痛薬を3回以上使う、昼でも夜用ナプキンを使っていて交換頻度も高い、3ヵ月以上月経が来ない場合など。お仕事によってはなかなかナプキンが交換できずに悩んでいる方も多いです。婦人科は、女性にとって一生付き合いがある診療科、月経は女性が長く付き合っていくものです。子宮内膜症など、月経に隠れていた病気が見つかることも考えられますし、経血が多い方だと貧血になっている場合も。少しでも悩んでいる方は、「月経は当たり前だから我慢しなくちゃ」と思わず、ぜひご来院ください。

Q佐藤先生は性教育を大切にされていると伺いました。
A
つくば国際ブレスト&レディースクリニック 正しい知識を伝え、幅広い女性の悩みに寄り添う佐藤先生

▲正しい知識を伝え、幅広い女性の悩みに寄り添う佐藤先生

私が学校で講演をしているのは、正しい知識を広めていくことが診療につながり、対処が難しい状態になってから相談する人を減らせると考えているからです。小学校では体の境界線と同意や月経の知識、セルフプレジャーの話をしています。中高生にはもう少し踏み込んで、月経がつらければ薬でコントロールが図れること、避妊や性感染症の話もしています。地域で働いていると、月経痛を我慢して卵巣が大きく腫れてしまった方や望まない妊娠など、さまざまな方がいらっしゃいます。正しい知識があればリスクを予防できるし、困った時に相談してもいいんだと思っていただけるんです。実際に、講演がきっかけで来院してくださった患者さんもいました。

Q10~30代の女性に知ってほしいことはありますか?
A
つくば国際ブレスト&レディースクリニック 体の状態を知るために、プレコンセプションケアを考えよう

▲体の状態を知るために、プレコンセプションケアを考えよう

まずは、早い段階で婦人科のかかりつけ医を見つけていただきたいです。月経に伴う気持ちの変化や体の不調について、いつでも気軽に相談できる環境があってほしいです。将来妊娠を考えている人はブライダルチェックを受けるという流れがありますが、私は将来的に妊娠を希望している・していないにかかわらず、女性が健康でいることが大切だと考えます。ですので、すべての女性には「プレコンセプションケア」、自分の生活や健康に向き合うことを大切にしていただきたいです。月経がきちんと来ているか、月経で困った症状はないか、ワクチン接種はしているか、がん検診は受けているかといった、トータル的に健康的でいるケアをしてほしいですね。

ドクターからのメッセージ

佐藤 愛佳先生

初めて婦人科に行く時は、皆さんさまざまな不安を抱えていらっしゃると思います。性経験がない方には内診はしていませんし、ピルをはじめとするお薬の効果や副作用についてもしっかりとお話しています。患者さんのお話を聞いて、どんなご要望があるのかを伺った上で治療のご提案をしますが、話を聞いた上で治療をしないのも一つの選択肢です。受診したら必ず治療しなければならないわけではありませんし、たとえお話だけで終わっても、次に何か不安を抱えたときに相談できる場でありたいと考えています。やりたくないことはやらなくても大丈夫ですので、お気軽にお越しくださいね。困った時に頼れる婦人科のかかりつけ医としてご相談に乗ります。

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