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山内 学 院長の独自取材記事

やまうち消化器内科クリニック

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2020/04/01

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名古屋市中区、地下鉄栄駅から徒歩1分という至便な立地に、2016年3月に開業した「やまうち消化器内科クリニック」。同院が入っているのはエスエル医療グループという総合クリニックの建物で、中には35の診療所・クリニックと3つの薬局があり、それぞれ独立して医療サービスを提供している。これまでの豊富な経験を生かし、同院で消化器内科の医師として診療を行っているのが、院長の山内学先生。「患者さんの期待に応え、笑顔で帰ってもらえることが理想ですね」と語る山内院長に、クリニックの特徴や普段心がけていることについて詳しく聞いた。
(取材日2016年9月12日)

総合クリニックビルで、熟練した医師が診療を行う

ここは、専門分野の先生方が集まるビルとのことですね。

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この建物の中には消化器内科だけでなく、循環器内科や呼吸器内科など、いろんな内科の先生がいらっしゃいます。内科系・外科系の各専門分野の先生がたくさんいるビルですから、他の科にかかられたとしても的確な科をすぐに紹介できるんですね。なんとなくではなく、患者さんの症状にあった経験豊富な専門の先生にしっかり診てもらえるという強みがあると思います。めまいがある患者さんの場合、不整脈が原因だったら循環器内科の先生を紹介したり、熱でかかられて肺炎と分かったら呼吸器内科の先生を紹介するなどしています。当院へは、下痢や血便があって他のクリニックから来られる患者さんが多いですね。持ちつ持たれつで、患者さんのために熟練した専門の医師を的確に紹介できるのがこのビルの特徴です。

当院を開業されたのはいつでしょうか。

今年の3月7日に開業しました。以前ここは肛門科のクリニックで、次が消化器内科のクリニック、その次が私になります。前任のクリニックの前田先生には週2日で手伝いに来ていただいています。ここは交通の利があるので、岐阜や中央線沿い、西区の方からも患者さんが見えていますね。年齢層としては昔から通われている中高年の方に加えて、近隣の会社やお店にお勤めの方も多くみえます。

クリニックのいいところをお聞かせください。

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朝は8時半からやっていますので、出社前に寄ってもらうことができます。10時半以降になると混むかもしれませんが、早い時間は空いていますね。早い時間から開けているのは、絶食が必要な患者さんのために、早く来てもらおうと思ってなんです。朝ごはん抜きだったら、早く始めたいでしょう(笑)。現在スタッフは看護師が3名、受付が3名います。フットワークが軽くてスタッフには恵まれていると思います。困ったことがあれば聞いてもらったり、医師に言えないことがあれば、スタッフに言ったりしてくれればと思います。

クリニックの診療内容を教えてください。

胃や腸など消化器をメインに、肝臓や肛門も診ます。特に内視鏡検査には力を入れています。また、日本内科学会認定の総合内科専門医として、内科全般も診ています。消化器内科へは、お腹が痛い、下痢や血便が出るといった症状の方や、検診で肝機能障害などの異常が見つかった方が受診されていますね。病気の種類は胃炎や腸炎、潰瘍、逆流性食道炎や慢性の肝疾患などがあります。胃炎は胃の表面に炎症がある状態で、膨満感や吐き気、胃痛などの症状が起こるもの。胃炎の原因としては圧倒的にストレスが多く、他には暴飲暴食や鎮痛剤をたくさん飲んでいるといったことが挙げられます。また、最近多いのが逆流性食道炎。胃酸が食道の方に逆流することで、食道の粘膜に炎症を起こす病気です。胃の入り口が少し吊り上がっていて、食道裂孔ヘルニアのある人がなりやすいですね。ストレスや暴飲暴食、たばこが原因になることもあります。

経鼻内視鏡検査なら、患者の負担が少ない検査を行える

こちらの内視鏡検査について教えてください。

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胃の内視鏡検査は、電子スコープといってCCDカメラが先端についた柔らかいチューブ状のものを鼻や口から入れ、テレビ画面で観察して行います。昔の電子スコープは太かったのですが、技術が進歩して現在では細いスコープを使うようになりました。鼻から入れる内視鏡検査の方が、口からに比べて嘔吐反射が少なく検査を楽に行うことができるというメリットがあります。また、大腸スコープと呼ばれる腸の内視鏡検査では、大腸がんやがんの前の状態であるポリープなどが分かります。昔と違って内視鏡検査は受けやすくなっているので、口やお尻から血が出ている場合は必ず受けていただきたいです。他にも検診で引っかかった時や、お腹が痛い時にも受けると良いと思います。薬で治ることもありますが、大腸スコープ検査を受けることで診断がはっきりつきますからね。

先生は総合内科医の資格をお持ちだそうですが、総合内科について詳しく教えてください。

総合内科というのは、プライマリーケアといって初期の診療行為がメインになります。例えば総合病院の場合、熱が出て病院へかかったとして、それが肝炎だったら総合内科から消化器内科へ紹介があると思います。診断をきちっとして適切な治療へ持って行くという意味で、総合内科が必要になるんですね。

先生が医師をめざしたのは、どのようなきっかけからでしょうか。

高校生の頃、祖父が胃がんで他界して死に直面した経験があります。当時は、がんは治らない病気でした。これらが医学に関心を持つきっかけになりました。それと、実は中学生の頃、有名な医療漫画を読むのが好きだったというのもあります。命の尊さや生と死に関して考えさせられることが多く、医療を自分のライフワークとする思いが膨らんでいきました。消化器内科を専門にしようと思ったのは、自分で検査をしてその場で診断ができることに魅力を感じたからです。内視鏡を用いて手術ができるので外科的なところもありますし、カメラを入れて診断をして、治療まで自分でできるところにやりがいがあると感じました。内科の中でも消化器内科は、外科に近いのだと思います。

患者の訴えを良く聞き、的確な診断を早くしていきたい

開業されるまでのご経歴をお聞かせください。

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名古屋市立大学医学部を卒業した後、名古屋市内の色々な病院で勤務して、医師としての経験を積みました。名古屋第二赤十字病院や横山胃腸科病院(現・横山記念病院)など、ここに来るまでいろんな勉強ができたと思います。基本的なルールはありますが、その中で病院によってやり方が少しずつ違ったりするんですね。ここは面白い薬の使い方をしているなとか、教科書通りでなく少し膨らませた使い方をしているなとか。それぞれの良かったところを吸収し、今に生かせていると思います。ずっと勤務医をしていましたが、私の後輩でもある前任者がここを出る時にお誘いを受け、こちらで開業することを決めました。ここエスエル医療グループでは、自分の専門とする診療に集中できるからありがたいですね。

診療の際に、先生が心がけていることを教えてください。

患者さんの訴えをしっかり聞いて、的確な診断を早くするということです。ストレス社会では、病気というのはメンタルや生活リズムが変わったことに原因があるもの。例えば、先日みえた方は前に逆流性食道炎と診断をつけた方でした。症状が良くなり薬を減らしていたのですが、昼食後に症状が戻ってしまったそうなんです。話を聞くと、食事の後に缶コーヒーを一気飲みしたとのこと。この方はもともと体質的に逆流が起こりやすいんですね。少しずつ飲めばこの症状は起こりませんでした。このようになぜその症状が起きたかは、どんな風に食事したのかなど、詳しい話を聞かないとわからないもの。どんな時でも必ず理由がありますから、患者さんの話を詳しく聞いてこちらも納得した上で、正しい診断をするよう心がけています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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なるべく早く正確な診断をして、治療に結びつけていきたいですね。早く治療につなげるためにも、患者さんには気になる症状があったり困ったりした時は、すぐにクリニックへ来てほしいと思います。また、ゆとりを持って、患者さんの目線に立った治療ができたらと思っています。限られた時間の中ですが、ガイドラインに沿った治療だけでなく、その人に合った治療を見出していく。通り一遍で治療するのは簡単ですが、それだけじゃない、患者さんが満足してくれる医療を実践していきたいですね。

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