毛細血管拡張症や単純性血管腫など
肌の赤みは保険適応で改善を
新宿駅前うわじま皮膚科
(渋谷区/新宿駅)
最終更新日:2021/10/12


- 保険診療
肌の赤みは目につきやすく、悩みを抱えている人も多いのではないだろうか。紫外線や摩擦など日々の刺激から生じることもある身近な症状だ。「新宿駅前うわじま皮膚科」の上嶋祐太院長は、充実の医療設備と院内体制で、あらゆる年代の肌の悩みに向き合っている。肌の赤みを生じさせる原因の中でも、特に単純性血管腫の場合は、早く治療をしたほうが望む結果につながりやすいのだと院長は話す。医療用レーザーを用いて赤みや赤あざの治療に取り組んでいる同院。豊富な診療経験をもとに治療を進めており、内出血などのトラブルも起こさないように配慮している。「毛細血管拡張症や血管腫は治療できるもの。まずはそれを知ってほしいですね」と話す院長に、肌の赤みやレーザー治療についてさまざまな話を聞いた。
(取材日2021年9月8日)
目次
肌の赤みや赤あざは皮膚科の受診を。レーザーによる治療が可能なケースも
- Q最近多い悩みや相談はどんな症状でしょうか?
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A
▲「まずは気軽に相談に来てほしい」と話す上嶋院長
肌の悩みは患者さんそれぞれですが、あざやしみのご相談をよく受けます。ひと口に「あざ」といっても赤いものや青いものなどがあり、原因もさまざまで、生まれつきの症状もあります。「子どもの頃から悩んでいた。治療できるとは知らなかった」と50~60代になって来院される患者さんも少なくありません。同様に「肌の赤み」が治療できることも、最近広く知られるようになってきました。しみはその多くが紫外線や老化によって発生するものですが、こちらも薬や医療機器でのケアが可能です。
- Q「肌の赤み」は身近な症状なのですね。
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A
▲レーザーを用いた保険診療による治療が可能
患者さんが「肌の赤み」と感じるのは、皮膚の毛細血管が拡張して透けて見えることによるもので「毛細血管拡張症」という症状であることが多いです。細かい血管がチリチリと広がり、線のように浮き出て見えることもありますね。また、頬や鼻周りに多く見られます。こういったケースでは、保険診療にて対応できます。生まれつきのケースもありますが、加齢・紫外線・日々のスキンケアの刺激が原因で発症したり悪化したりする場合もあるんですよ。
- Qこちらではどのように治療を行っているのでしょうか?
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A
▲パンフレットなどを使用しわかりやすく説明してくれる
当院では、毛細血管拡張症や単純性血管腫など「肌の赤み」に対応したレーザーを導入しています。まずはその症状がレーザー治療に適しているかどうかを診断し、問題がなければレーザー治療を行い、症状やご要望に合わせて塗り薬の処方も検討します。レーザー治療は保険診療にて治療でき、毛細血管拡張症治療の塗り薬は自由診療でのご用意となりますが、皮膚科専門の医師の目で見て有用と判断したもののみをご紹介しています。
- Qレーザー治療とはどのようなものなのでしょうか?
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A
▲時間を十分にとって、丁寧な説明を心がけている
メカニズムとしては、血管の中のヘモグロビンに作用して赤みの除去をめざすものになります。ニキビ痕など炎症による赤みにも有用です。繰り返し行う必要があるので数度の通院が必要となりますが、1回の施術時間はほんの数分と短いです。施術直後は、照射部位を強く擦ったり、熱いお湯をかけるということは避けてください。
- Q単純性血管腫について教えてください。
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A
▲肌の赤みには早期の治療が有用。安全性にも配慮された治療を提供
単純性血管腫は赤あざの一つで、別名「ポートワイン母斑」とも呼ばれています。皮膚の血管の異常増殖により、その部分が赤く見える状態です。ほとんどが生まれつき、もしくは生まれてすぐに発症し、自然に治ることはありません。親御さんが見た目を気にされて、赤ちゃんのうちから治療を行う方も多いですね。こういう場合ももちろん保険診療で治療が可能です。その場合もレーザーを用います。単純性血管腫のレーザー治療は、0歳児からの治療も可能で、成人してから行うよりも、小さいうちに行うほうが望む結果につながりやすいです。幼児期と比べると、赤ちゃんは治療中に動くことも少ないですから、安全性を考えても早期の治療がお勧めですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは軟膏:2200円~