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治療への不安感や心身負担の軽減を
静脈内鎮静法を用いた歯科治療

しばた歯科

(松山市/山西駅)

最終更新日:2019/12/27

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  • 自由診療

歯科治療に対する恐怖心が強い「歯科治療恐怖症」に悩む人、パニック障害や強い嘔吐反射のある人にとって、歯科治療を受けることのハードルは高く、十分に歯科治療が受けられなかったり、治療を拒否したり諦めたりする人も珍しくないという。「医療法人愛弘会 しばた歯科」の柴田督弘院長は、治療に対する恐怖心や不安感を軽くするため、あるいは親知らずの抜歯やインプラント治療、長時間に及ぶ治療などの心身の負担を軽減するために、必要に応じて鎮静剤でリラックス状態へと促す静脈内鎮静法を活用している。子ども時代に歯科治療でつらい思いをした経験から、「自分と同じような体験をする人が少なくなってほしい」との思いで診療を行う柴田院長。今回は静脈内鎮静法の特性や治療の流れを詳しく解説してもらった。(取材日2019年11月19日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q歯科治療で用いられる静脈内鎮静法とは何ですか?
A

鎮静剤を静脈に注入し、患者さんをリラックス状態にするための方法です。全身麻酔とは異なり、自発呼吸ができ意識もなくならないのですが、うとうととした状態へと向かうため不安感や恐怖心が和らぎやすいのが特徴です。どんな歯科治療でも痛みに配慮するため、局所麻酔を用いたり手技を凝らしたりと工夫して治療を進めていきますが、患者さんの中には診察台に横になっただけで震えが止まらなくなる「歯科治療恐怖症」の方や、嘔吐反射の強い方、パニック障害の方などもいらっしゃいます。そういった方に強い不安感や抵抗感にさいなまれることなく治療を受けていただくための手段として、静脈内鎮静法は非常に有用な一手といえるでしょう。

Q静脈内鎮静法を用いると患者さんはどのように感じるのですか?
A

鎮静剤を注入しても、こちらの呼びかけには反応できる程度の意識はあるものの、基本的には眠った状態に近くなるでしょう。「いつの間にか治療が終わっていた」と感じる患者さんも多いと思います。静脈内鎮静法を用いることで、「治療を受けられた」という成功体験から自信がつき、先に挙げた歯科治療恐怖症の克服をめざせるケースもあります。

Q貴院ではどのような治療で静脈内鎮静法を取り入れていますか?
A

先に挙げたような、何らかの理由から歯科治療に強い抵抗感を覚える患者さんの治療では積極的に取り入れています。症例で多いのはインプラント治療や親知らずの抜歯ですね。当院の場合、インプラント治療を受ける患者さんの約8割が静脈内鎮静法を希望されています。ほかにも、ご多忙などの事情により一度にいくつもの治療を進めたいと希望される患者さんの治療で用いるケースもあります。複数の治療を進める以上、どうしても治療は長時間に及ぶため、静脈内鎮静法で負担軽減を図るメリットは大きいと思います。当院では、比較的強く作用が表れやすい20~80代の患者さんを対象に、希望に応じて治療に取り入れています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1事前診察を受け、採血に進む

主訴や治療に対する不安感、既往歴や持病、飲んでいる薬などをスタッフに伝える。口腔内診査などの各種検査を経て、歯科医師から治療方針と静脈内鎮静法の特性、治療に際しての注意点の説明を受ける。その後、血液検査のための採血が行われる。診察から採血までにかかる時間は30分程度。採血後に治療日程を調整。血液検査の結果、特に問題がなければそのまま当日を迎える。

2バイタルサイン測定の準備を進め静脈路を確保

治療当日は4時間前までに食事を終え、2時間前から絶飲する。まず歯科医師が患者の体調を確認。治療中の体温や脈拍、血圧、呼吸状態といったバイタルサインを測定するため、血圧計や心電図などを装着する。併せて、鎮静剤を注入する静脈路の確保が行われる。同院では治療を控える患者の不安感を軽くするため、待合室や診察室で待機している際にも積極的な声かけを行っているそうだ。

3歯科医師が鎮静剤を注入

注入する鎮静剤の量は、患者の年齢や体重などに合わせて調整。鎮静剤を注入すると血圧のコントロールが容易になるため、血圧の高い人の治療も安全性に配慮しながら進めることができる。静脈内鎮静法の場合、処置中の尿意などによって覚醒しやすくなるケースもあるため、同院では成人用のおむつを用意しているという。

4鎮静剤の作用を確認した後、治療スタート

治療が開始できる状態になったことを歯科医師が確認してから、治療が行われる。治療中も体調の変化に目を配り、必要に応じて患者に対して声かけを行う。治療内容によって異なるが、治療は1~3時間程度で終了。治療後は個室のリカバリールームに移り、40分ほど安静にして過ごす。

5鎮静剤の作用が切れたのを確認した後帰宅

休息後、ふらつきなどがないかを確認するロンベルグテストを実施。鎮静剤の作用が切れたことを確認してから帰路につく。当日は車や自転車の運転は控える必要があるため、家族に送り迎えを頼むなどの手配が必要だ。同院では患者が困らないよう、タクシーの手配なども行っている。帰宅後はできるだけ安静にして過ごし、激しい運動、飲酒などは控える。

ドクターからのメッセージ

柴田 督弘院長

歯科治療を受けたくても恐怖心から体がいうことを聞かない、治療が受けられないと、つらい気持ちになられている方は少なくありません。私自身、歯科治療でつらい思いをした経験がありますから、そのお気持ちは少なからず理解できる部分があると思っています。そんな方にとって、静脈内鎮静法は恐怖心を乗り越える上で役立つ手法です。一度「治療を受けられた」と実感できたことでだんだんと恐怖心が薄れ、歯科恐怖症の改善につながった方もいらっしゃいます。何より、お口の中の状態が良くなければ全身の健康にも影響を及ぼします。これまで歯科治療を諦めていた人が、前向きになれるきっかけの一つとして、検討していただけたらうれしいです。

Dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

静脈内鎮静法/初回(事前の血液検査を含む)6万円、2回目以降5万円、インプラント治療/1本35万円~(上部構造含む)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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