美しさはもちろん機能性も重視
美しい口元をつくる審美歯科治療
ちからまち歯科クリニック
(名古屋市東区/高岳駅)
最終更新日:2021/10/12
- 自由診療
歯の見た目を良くしたい、美しい歯並びを手に入れたいと考える人が増えている現在、審美歯科治療に対する関心は日々高まっている。しかし、審美歯科治療といってもその治療方法はさまざま。方法だけでなく、費用や治療期間を踏まえ計画を立てなければならず、患者自身が、“自分の求める最適な治療”とは何かを見極めることは、容易なことではない。そして審美歯科治療は、見た目を良くするだけでなく、歯本来の機能を回復・向上させることが真の目的であり、その手助けをするのがドクターの役目である、と「ちからまち歯科クリニック」の藤本幸久院長は語る。美しくなる治療を通して機能性を向上させるという二つの側面をかなえる審美歯科治療において、大切なこととは何か、詳しく話を聞いた。
(取材日2016年7月19日)
目次
「歯の美しさ」だけをゴールとはしない、美しい歯を手に入れた後の患者の人生を支える審美歯科治療
- Q審美歯科とはどのような治療なのでしょうか?
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A
一言でいえば「見た目を良くするための治療」です。歯並びを正しくする矯正歯科治療、入れ歯やブリッジ、セラミッククラウンなどがよく知られている治療法かと思います。どの治療も一貫して、丈夫で美しい歯を手に入れるための治療といえます。しかし、ただ単に美しくするだけが審美歯科治療の目的ではありません。治療することで、機能性が回復・向上しなければ意味がないのです。治療後のイメージを共有するために歯型を取り模型を作製し、ワックスで完成形をつくることも。模型のワックスをもとに仮歯を作製し実際にお口の中で機能させてみて、唇の感覚や舌の感覚、見た目や発音に問題がなければかぶせ物の作製に入る、ということも可能です。
- Q審美歯科治療において大切にするべきことは何でしょうか?
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A
カウンセリングを最も重要視していますね。患者さんの要望通りに治療ができればベストですが、必ずしもそうできるとは限りませんし、見た目を優先させるあまり機能性が落ちるような治療は絶対にしてはいけません。歯科治療は、削ったり抜いたりしてしまったら二度と元に戻せないからです。そのため、最善の策は何かを常に考え、提案します。しかし、ここで忘れてはいけないのが、患者さんは必ずしも時間をかけて最善の治療を望んでいるわけではないということ。患者さんが何に悩み、どんな悩みを解消するのがベストなのかを見極め、それを踏まえたうえで最適な治療を提案し、患者さんとドクター、双方が納得したうえで治療を開始します。
- Qカウンセリングを通して治療方針が変わることもあるのですか?
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A
珍しくありませんね。ある時期までに治療を終えたいからと、短期間で美しくなるかぶせ物の治療を希望する患者さんもいますが、ドクターとしては治療後の人生も見越して、自分の歯を生かせる、矯正治療をお勧めする場面が多いです。どんな治療をしても、天然の歯に勝るものはありません。“機能性の向上”という目的を忘れず、多少回り道になったとしても、患者さんにとってより良い治療を提案することを第一に考えています。説明することで患者さん自身に考えてもらうことが何よりも大切なのです。当院ではカウンセリングの際に歯型を取りワックスで模型を作って、患者さんにも理解しやすい説明に取り組んでいます。
- Q審美歯科治療の一つ、矯正治療の手順についてご説明ください。
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A
当院では月に1回矯正専門の歯科医師に来ていただき、初回のカウンセリングを行います。患者さんがどんなゴールを求めているのか、それが実現可能なのかを的確に伝えるための橋渡し役であると同時に、矯正治療以外に必要な、ホワイトニングやかぶせ物などの治療の計画も複合的に話し合うことができるため、説明が重なることもなく、かつ長持ちする治療の提案がしやすくなりますね。治療方法は生活スタイルや予算などを踏まえて方法を決めていきます。最近は透明なマウスピース型器具を用いた矯正治療も人気です。矯正歯科医の診察日に来院が難しい場合、信頼のおける矯正歯科専門クリニックへの紹介も行っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは第一段階治療(混合歯列期)45万~/第二段階治療(永久歯列期)70万~/マウスピース型装置を用いた矯正治療90万~/その他の場合は要相談