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鈴木 啓太郎 院長の独自取材記事

等々力産婦人科

(世田谷区/尾山台駅)

最終更新日:2020/04/01

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「楽しく通院してほしい」。そう話すのは、「等々力産婦人科」の鈴木啓太郎院長。美術館やデザイナーズマンションの趣が漂うスタイリッシュな外観と、一面ガラス張りの大きな窓から明るい日が差し込む院内は、通院が待ち遠しくなりそうな心地良い雰囲気だ。大学病院での豊富な経験を持つ鈴木院長が同院を開業したのは2015年1月。以降、無痛分娩にも積極的に取り組む同院には少し遠方からも患者が訪れるという。そんな患者への思いや日頃の心がけについて、鈴木院長にたっぷりと聞いた。
(取材日2016年9月28日/更新日2019年7月22日)

無痛分娩でも自然分娩でも大事なのは妊婦の理解と判断

温かみのある、とても居心地の良いクリニックですね。

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等々力という土地柄に合うようなシックで落ち着いた、そしておしゃれな雰囲気を重視しました。できるだけ病院らしくない建物を設計していただいた結果、デザイナーズマンションやカフェと間違われる方もいらっしゃるんですよ(笑)。院内ではゆっくりとくつろいでいただくために、患者さん同士の視線が合わないように椅子を設置するなどプライバシーにも配慮しました。BGMは居心地の良いボサノバやジャズをセレクト。完全予約制なので待ち時間は長くて1時間ほどですが、一面ガラス張りの大きな窓から庭の緑を楽しめるので落ち着いて過ごしていただけるのではないでしょうか。出産された方にとっても、赤ちゃんにとっても、ここはスタート地点。「私は等々力産婦人科でお産をしました」と胸を張って言っていただけるようなクリニックにしていきたいと思っています。

患者層や診療内容について教えてください。

患者さんはお近くの世田谷区、目黒区、大田区にお住まいの方が中心ですが、多摩や川崎、横浜地区からお越しになる方もいらっしゃいます。その8〜9割が妊婦健診や分娩などお産に関する診療です。出産では無痛分娩も取り入れています。大学病院での勤務時代、無痛分娩で出産された方が笑顔で元気に退院していかれる姿を拝見し、「無痛はすごく良いな」と思うようになったのです。それで2015年1月の開院当初から無痛分娩に力を入れています。紹介やクチコミなどで遠方から来院される方も多く、最近は初産婦さんの55%くらいの方が無痛で出産されますね。また子宮がん検診に加え、風疹やインフルエンザなどの予防接種などにも対応していますし、月経困難症などのホルモン治療も行っています。

無痛分娩で大切にしていることはありますか?

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大事にしているのは、妊婦さんに無痛分娩のメリットとデメリットを十分に理解していただき、ご自身で選択していただくということ。「とにかく無痛分娩が良いですよ」と積極的にお勧めしているわけではないのです。ですから当院では、月に1回、無痛分娩に関するレクチャーを行うクラスを開催し、ご自身で選択していただくための情報を提供しています。その結果、無痛分娩を選択すると決めた方には、基本的には事前に同意書を交わし、術前検査を経て出産に臨んでいただきます。また、自然分娩を予定していた方の中にも、陣痛が始まってから無痛分娩に変更される方もいらっしゃいます。そういった突然のリクエストにも極力お応えしていきたいと思っています。

新生児とともに過ごす新生活にエールを送る

出産後は母児同室ということですが、どんなメリットがありますか?

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多くのお母さんは、自宅に戻った時から生まれたばかりの赤ちゃんと一対一になり、想像以上に大変なことが多いはず。入院中から母児同室とすることで、わからないことや不安なことをスタッフに聞いて解消し、安心と自信をもって新しい生活に入っていただきたいと思っています。ですから、通常は出産の翌日から同室で過ごしていただきます。それでも退院後になかなか自信が持てない方に関しては、1ヵ月健診前に個別に診察したり外来でおっぱいのサポートをしたりしています。じっくりケアを受けたいという方には、部屋が空いていれば入院していただくこともできますし、産後ケアセンターをご紹介することもあります。できる限りお母さんの気持ちに寄り添い、柔軟かつきめ細やかにケアできたらと思っています。

アメニティーにも力を入れていらっしゃると聞きました。

出産回数が減っている現代の女性には、人生に何度とないお産の機会を気持ち良くゆったりと過ごしていただきたい。そこで、11床の個室にはすべて寝心地を重視したこだわりのメーカーのリクライニングベッドを取り入れ、シャワー室もホテルのようなシックなデザインにしました。併設するエステサロンでは、肩こりなど気になる部分のアロママッサージを専門家の意見を取り入れながら提供しています。サロンは一般の方もご利用いただけますが、基本的にこれらはすべて大変なお産を終えた方々への称賛と、赤ちゃんとともに過ごす新生活へのエールの意味も込めたもの。ご自宅に戻られてからはきっと育児で大変なこともあるでしょうから、せめてここにいる間はリラックスしていただけたらと思っています。

食事にも工夫が満載のようですね。

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食事もこだわりの一つです。ホテルでの勤務経験を持つシェフが常勤しており、味つけや素材、盛りつけにこだわった食事を提供しています。院内の厨房では和洋中のあらゆるメニューに対応し、内容は365日変える工夫も。出産後には、パティシエが腕を振るった3時のおやつを提供します。さらに、お祝いディナーの「シェフズテーブル」をご用意。前菜からスープ、メインディッシュ、デザートまでがついた本格的なフルコースの食事で、ノンアルコールのスパークリングワインもセット。ご主人の分もご用意できますので、個室ダイニングでゆっくりと食事を楽しまれる方も大勢いらっしゃいます。おいしい食事を味わいながら、これから始まる新生活への夢を語り合っていただけたらうれしいですね。

確かな信頼関係を築き、お産をしっかりサポート

妊婦さんのためにさまざまな取り組みをされていますが、心がけていることはありますか?

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とにかく、安全第一であることです。産科救急の経験も生かし、毎回の健診では、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの兆候がないかなど母体の変化を注意深く診察してリスク回避につなげています。胎児期には、先天的な病気がないかを超音波で検査する検診コースもご用意しています。分娩中に母児ともに危険な兆候があればすぐに周産期母子医療センターに搬送できるよう、東京都の周産期医療ネットワークとも積極的に連携しています。当院のコンセプトは「安心の医療、快適なマタニティーライフ」。これからもしっかり実践していくつもりです。

開業して、どんな時にやりがいを感じられますか?

大学病院では複数の医師が一人の患者さんを担当しましたし、医師の異動もありましたから、患者さんが出産を迎えるまで診てあげられなかったり、出産後の様子を知ることができなかったりしました。そこにもどかしさを感じていたんです。でも今は、初診から出産までずっと診続けることができます。赤ちゃんと一緒に笑顔で退院される姿を拝見するのは、とてもうれしく、大きなやりがいですね。大きくなって遊びに来てくれた時には名前で呼んで迎えてあげたい。自分のクリニックで芽生えた命がどんどん成長していく様子を間近で見守り続けられることに大きなやりがいを感じています。

最後に、メッセージをお願いいたします。

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今後も初心を忘れずに、地域に根差した医療をご提供していくことを第一にめざしていきます。新しい医療情報には対応していきますが、極端に革新的なことに取り組もうとは考えていません。大事なのは当院のモットーである「安心の医療、快適なマタニティーライフ」を実現することだと思っています。先ほど、自然分娩から無痛分娩に急きょ変更する方がいるというお話をしましたが、それに対応できるのも、日頃の診察で信頼関係を築くことができているからだと思っています。ですから、一人ひとりに丁寧に向き合うことはこれからも大事にしていきます。そうやって信頼関係を築いた結果、まだ開業から2年弱ですが、「二人目もここで生みたい」と診察に来る方が増え始めたんですよ。本当にうれしく思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

子宮がん検診/6500円
胎児期の超音波検診コース/1万1500円

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