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実は気軽に受けられる卵巣の検査
卵巣腫瘍の早期発見のために

SALAレディースクリニック

(大阪市阿倍野区/西田辺駅)

最終更新日:2020/11/27

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卵巣は、卵子を育み女性ホルモンを分泌するという重要な役割を担っている。しかし、子宮など他の女性生殖器と異なり、体の外と直接つながっていないので、異変が起きてもわかりにくい。その卵巣にできる悪性腫瘍、つまり卵巣がんも、かなり進行するまでは自覚症状がほぼないため、発見が遅れやすいという。「SALAレディースクリニック」の桝田充彦院長は、地域の中核病院で婦人科疾患の手術を多数手がけてきた。進行した卵巣がん患者に対する難しい治療経験をもとに、「症状がない時から検査を受け続けて、変化を早期に見つけることが大事」と訴える。半年に1回は検査を受けてほしいと呼びかける桝田院長と梶本めぐみ先生に、卵巣腫瘍の種類や検査の重要性について聞いた。(取材日2020年10月12日)

治療の遅れを防ぐため半年ごとに卵巣検査を受けてほしい。受診しやすい環境のクリニックで、気軽に検査を

Q卵巣腫瘍はどのような病気ですか。
A
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▲感染症対策により、椅子の間隔を広げている

【桝田院長】卵巣は子宮の左右に2つある親指大の臓器で、ひものような組織で子宮や骨盤の壁とつながり、ハンモック状にぶら下がっています。卵巣の中では卵子がつくられて排卵されるので、卵巣内は細胞分裂がとても盛んで、腫瘍が発生しやすい環境であるともいえます。卵巣にできる腫瘍は良性腫瘍、悪性腫瘍、境界悪性腫瘍に分けられ、このうち境界悪性腫瘍と悪性腫瘍が、いわゆる卵巣がんと呼ばれます。排卵回数が増えるほど卵巣がんが起こりやすく、40歳を過ぎると増えてくる傾向にあります。また月経が早く始まった方や閉経が遅かった方、不妊治療で排卵促進をした方、家系に卵巣がんの方がいる場合などは、特に注意が必要です。

Q卵巣がんは、なぜ発見が遅れやすいのでしょうか。
A
2

▲笑顔で診察室に迎え入れてくれる桝田院長

【桝田院長】卵巣は腹腔内の奥にあり、体の外部に通じていません。従って、他のがんのように出血などの症状が外に現れません。また痛みもほぼないので、がんができても患者さんが気づかないうちに、静かに進行します。さらに悪性卵巣腫瘍で最も多い上皮性腫瘍は、非常に急速に進行することがあります。半年前の検査では異常がなかったのに、半年後には骨盤内が卵巣腫瘍で満たされていたこともあるほどです。ですので、患者さんがおなかの張りなどを感じて受診する頃には、かなり進行している場合が多く、治療が手遅れになりがちです。卵巣がんを早くに見つけるためには検査を定期的に受け、体の外から卵巣の変化を確認するしか方法がないのです。

Q検査では、具体的にどのようなことをするのですか。
A
3

▲患者さんの状況や経験に寄り添い、検査をしてくれる

【桝田院長】毎回の検査では内診と超音波検査が基本的なセットです。初診では検尿も行います。内診中は、患者さんにこれからすることをお伝えして緊張をほぐし、ゼリーなども使い痛みを感じにくいようにしています。超音波検査では通常は腟から器具を入れ撮影します。この方法が、卵巣に最も近づけますから。しかし、性体験がない方や経腟検査が苦手な方には、直腸内やおなかの上から超音波を当てることも可能です。局部からの診察が難しければ、最初から近隣の提携医療機関でMRIを行うことも可能ですので、問診の際ご相談ください。これらの検査で気になることがあれば、採血で腫瘍マーカーを測定したり、MRIでより詳しく調べたりします。

Q検査にかかる時間や費用を教えてください。
A
4

▲曜日により、女性医師の診察を受けることも可能

【桝田院長】通常は、内診と超音波あわせて10分ほどで終了します。当院では「痛みの少ない診療」を重視しており、技術を高めて短い時間で必要な検査をするように努めています。もし腫瘍マーカーや外部でのMRIを行っても、1週間以内には結果が出ます。それから費用ですが、大阪市では卵巣がんの公的検診は実施されておらず、自己負担になります。ただし、場合によっては健康保険を適用できることもあります。なお当院では、大阪市の子宮がん検診を受けた方について、卵巣の超音波検査を同時に実施しています。子宮がん検診をきっかけに、半年ごとに検査を受けてほしいとの思いからです。

Qなぜ、半年間隔で検査を受けるように勧めているのですか。
A
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▲顔を合わせることなく内診を受けられる

【桝田院長】卵巣がんは比較的若い年齢でも起こります。子宮頸がんや子宮体がんで亡くなる方は減りつつありますが、30~40代で進行した卵巣がんが見つかり、小さなお子さんを残し亡くなるというつらいケースを、これまで何度も診てきました。半年間隔で検査すれば、早期のうちに見つけやすくなると考えたのです。卵巣がんは、手術での切除に薬物治療を組み合わせて治療します。卵巣がんの多くは抗がん剤によく反応するので、早期であれば切除しきれなかったがんに薬物治療でアプローチしていくなど、さまざまな方法が考えられます。しかし早期には自覚症状がほぼないからこそ、半年ごとの検査が早期発見と治療につながる重要な手段なのです。

ドクターからのメッセージ

梶本 めぐみ先生

卵巣腫瘍は痛みなどの自覚症状を感じにくいこともあり、検査で指摘されて病気が見つかることも少なくありません。そのため定期的に検査を受診することが重要ですが、内診の不快感や恥ずかしさから、受診をためらってしまう人が多いようです。私自身、同じ女性としてその気持ちはよくわかりますので、診察時には「膝を自然に開くようにすると体の力が程よく抜けて、痛みを感じにくくなりますよ」など、内診のコツを伝えながらゆっくりと診察をするように心がけています。内診は不安だと思いますが、それ以上に得るものは大きいので、定期的な検査をお勧めいたします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

卵巣がん検査/1590円~

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