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桝田 充彦 院長の独自取材記事

SALAレディースクリニック

(大阪市阿倍野区/西田辺駅)

最終更新日:2019/08/28

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住宅地にありながら、長居公園や帝塚山も近く緑豊かな環境にある「SALAレディースクリニック」。桝田充彦院長は、日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医で、阿倍野区で10年以上にわたり地域医療に貢献。婦人科の医師として女性の対応をよく知り尽くす院長はとてもソフトな口調で優しい印象だ。幅広い年齢層の女性が相談しやすいことだろう。開院から3年のきれいな同院は院内に入るとホテルのフロントをイメージしたという開放的な待合室があり、キッズスペースも完備。院名「SALA」とはスペイン語で「居心地の良い空間」を意味する。インテリアにこだわったというクリニックの成り立ちから、患者の主訴など詳しく話を聞いた。
(取材日2017年7月28日)

居心地の良い空間と痛みに配慮した検査で来院しやすく

この地域に開院した理由をお聞かせください。

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開院する前は、阿倍野区にある至誠会産科婦人科に約10年間勤めていました。分娩を取り扱っていましたので、手術も分娩もかなりの数を対応しており、阿倍野区では顔が知られる存在ではあったんですよ。その後、至誠会産科婦人科が閉院することになり、そのタイミングで開業を考えました。前任地で私が手術をした患者さんや、分娩で子どもを取り上げた方などたくさんおられますので、そういった患者さんのフォローアップができるよう、できれば阿倍野区内で開院したい思いがありました。ここは西田辺駅からすぐの場所で新築ですし、条件が良かったんです。3階以上はマンションの住居部分で、1階は整形外科です。2階部分をワンフロアクリニックとして開院しました。1階から専用エレベータで来院することができます。

院内づくりには、どんな所にこだわりましたか?

まずは居心地の良い空間です。形だけでなく、人も空気もそうです。形は美容室のような雰囲気で、受付はホテルのフロントのイメージです。院名の「SALA」というのはスペイン語なんですが、英語では「SALON」で、「居心地の良い空間」という意味を持ちます。院内はイメージを伝えてデザイナーにデザインしてもらいました。居心地の良い空間づくりの1つとして当院が掲げている目標は、「痛い治療はしない」ということです。婦人科は患者さんにとって見られたくない部位を診る所ですから怖いものです。ですからできるだけ「痛いこと、怖いことはしない」ということを患者さんに最初に申し上げています。どうしても痛みが伴う治療を行う時は、麻酔をかけて治療します。その場合も日帰りでお帰りいただけます。

来院される患者層や主訴を教えてください。

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小さな子どもから高齢の女性まで幅広く来院されています。お子さんが外陰部を打って出血していると来院されることもありますし、不妊治療中の方や妊婦さんも来院されます。妊婦健診は22週までですが、産後ケアにも力を入れています。診療で多いのは子宮がん・乳がん・卵巣がんの検診で、次に多いのは不妊治療です。体外受精はやっておらず、人工授精だけです。若い女性に多いのは月経困難症、避妊や月経前症候群にまつわるピルの処方、筋腫や子宮内膜症など。閉経後は更年期障害のお悩み、高齢者は骨粗しょう症といったお悩みです。当院では診断をつけるところまでやって、治療は大学病院へ行ってくださいと紹介状も出しますので流れがスムーズです。若い方はかかりつけ医としてご相談いただき、悪性腫瘍の早期発見にも尽力。高齢者の方にはいかに骨折を防ぐか、寝たきりを防ぐかまで、年代によって変化する悩みに寄り添って診療しています。

日曜も診療・日帰り施術・予約制で来院しやすい工夫

日曜日も診療するクリニックは珍しいですが、どうして日曜日も診療しようと思われたのですか?

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他のクリニックとの差別化を図るために日曜日の診療は開院前から決めていました。平日は仕事で来院できない方など、日曜日に診察を希望する患者さんはかなり多いんです。日曜日は電話の問い合わせも多く、予約も集中しますので診療時間が時間外にかかってしまっても、できるだけ診療するようにしています。

日帰り手術が受けられるそうですが、どういった手術が受けられますか?

多いのは人工妊娠中絶、それから流産の処置、コンジローマと言うイボの切除、バルトリン腺の開窓術、子宮体がんの確定診断の子宮内掻爬(そうは)術、子宮頸がんのコルポスコピーもやっています。当院での手術は日帰りのみで入院がありませんので、その日のうちにお帰りいただけます。

患者が来院しやすいように工夫されていることはありますか?

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まず、予約制にしていることですね。ふらっと来て2~3時間お待たせしてしまうようでは、通いづらくなってしまいます。1ヵ月前から予約を取ることもできますし、当日でも空きがあれば当日予約も可能です。本当に症状があって今日しか時間がない、何時間でも待ちますという方は当日でももちろん受付けます。

先進の技術と知識のため、常に研鑽を積む

痛みに配慮した診療を心がけるようになったのは、どんなきっかけですか?

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産婦人科の医師として上司から受けた教育です。やさしさと思いやりをもって患者さんに接するというのは医者の誰もが持つべき基本概念だと思います。正直、検診を受けて、あそこのクリニックは痛かった、痛くなかったという差は出ます。ですから正確な検査を行いながらどうしたら痛みを感じにくくなるかというのは常に考えています。あとは声かけすることを心がけています。「今からお水を流しますよ」とか何をするか常に声をかけています。黙って触られたらびっくりしますよね。どうやってリラックスして診察を受けていただけるか考えて信頼関係を築いています。

専門医の資格はいつ取得されたのですか? また産婦人科を選んだきっかけを教えてください。

当時は研修制度がなかったので、医師免許を取得して5年目か6年目で専門医試験の受験資格が得られ、日本産科婦人科学会産婦人科専門医の資格を取得しました。大学でいろいろな科を回って、どこの科を選ぶか迷って最終的に産婦人科を専門に決めた一番のきっかけは、分娩に立ち会ったことです。女性しか診られないですが、誕生から死亡まで携わることが出来る、幅の広さが産婦人科の魅力です。医師をめざした理由は、人に感謝されてお給料をもらって生活できる、そういう職業に就きたいと思っていたので、小学生の頃から医者になりたいと考えていました。幼い頃から手術の場にいたいと思うようになったのは、子どもの頃に読んだ医者の漫画に影響を受けたのも大きいかもしれません。

お忙しいと思いますが、どのようにストレス解消されていますか?

ヘビーメタルの音楽が好きで、ドラムを叩いているんですよ。実際に叩けない時でも常に頭の中で演奏をして、この曲はどうだったかな、とか思い出したりね。月1回とか2回はメンバーと一緒に実際のスタジオに入って練習に行くんです。その時は実際にドラムを叩いているわけですから楽しいですね。年に1回くらいライブに出られたらいいなと思っています。バンドのメンバーは学生の頃から20年以上の付き合いになる友人で、全員がドクターです。病院の教授や部長教授など偉い方ばかりです。

最後に読者へメッセージをお願いします

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何も症状がなくても半年に1度は来院し検診を受けてほしいです。それは卵巣腫瘍の早期発見のためです。何かあってから来院するのではなく「何かありませんか」と来院してもらい何もなければ、「また半年後でいいですよ」という感じで、気軽に来院してほしいです。何か症状があっても辛抱の限界まで我慢してやっと来院してくるわけです。そうすると治療ができない状態になっていることもしばしばあるんですね。もっと通いやすい工夫をして、気軽に来てもらえるようになればいいなと思います。来ていただいたら出来るだけ痛いことはしませんよ。それが一番伝えたいことですね。

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