新しい素材、新しい技術
体に配慮した審美歯科
丸の内 帝劇デンタルクリニック
(千代田区/有楽町駅)
最終更新日:2021/10/12


- 自由診療
健康の象徴でもある白い歯。しかし、虫歯や治療痕、黄ばみや汚れで白さがなくなってくることがある。現在は進化した素材や適切な処置法で、その悩みを解決できるかもしれない。新しいオールセラミック治療やホワイトニング、見えにくい矯正など外見も重視した健康的な審美面に配慮した治療について、器具の減菌だけでなく除菌水を用いた衛生面に配慮した診療を行う「丸の内 帝劇デンタルクリニック」の阿部洋太郎院長に聞いた。
(取材日2015年1月24日/更新日2019年9月4日)
目次
新素材と技術の進歩で歯科治療に変革の風
- Q審美歯科のケアには、どのようなものがありますか?
-
A
▲除菌水システムによるクリーニングを行う
症例によりますが、茶渋などの着色であればクリーニングを行っていきます。肉眼で見える歯石を除去しても、「バイオフィルム」と呼ばれる細菌学レベルでは除去しきれない細かい汚れが残ります。クリーニングは審美的な目的だけではなく、健康な歯を保ち続ける、かつ虫歯菌や歯周病菌の予防にもなるので一石二鳥です。定期的に歯科医院でクリーニングを受けることをお勧めします。
- Q白い歯と言えば、ホワイトニングですね。
-
A
▲ホワイトニングを行う
ホワイトニングは、歯を削らずに歯の色を白くしていく方法です。自宅で行うホーム・ホワイトニングと歯科医院で行うオフィス・ホワイトニングがありますが、色素を分解して落とす薬や時間の管理、トリートメントを考えると、まずはオフィス・ホワイトニングをお勧めしています。当院では、品質と安全性を重視して国産の薬を使用しています。治療後は歯がデリケートになっているので、エナメル質をカルシウムでトリートメントします。
- Q審美と治療を両立させる新素材とは何ですか?
-
A
▲見た目はもちろん機能も向上した新素材について語る
オールセラミックの新素材を導入しています。歯に詰めたり、かぶせたりする物で、特徴は美しさを備えた強さです。以前はセラミックの内側に金属が入っていたため、白さが損なわれていましたが、すべてをセラミックにすることで素材本来の美しさを維持されています。歯を削る量も少なく済み、強度も上がり、歯茎への侵襲もありません。最近では、ジルコニアなどの強度と審美性を両立した素材を使うことができるようになったため、新しい素材で審美歯科を提供できるようになったのです。
- Q入れ歯も進化したと聞きました。
-
A
▲数多くの症例を手がけてきた阿部院長
これまでの部分入れ歯は、固いプラスチックの両脇についた金属のバネで隣の歯に固定していましたが、バネがない「ノンクラスプデンチャー」というもので、やわらかいプラスチックやビニールの新しい素材や、シリコンのクッションを使っているため、軽くて柔軟性があり装着感が向上。「点」で固定するバネの入れ歯に対し、こちらは歯茎から優しく包み込むように固定するので、より安定感が望めます。金属アレルギーの方にも使っていただけますし、水をはじくため、臭いや汚れがつきにくいという利点もあります。また、口の中と同じ色をした半透明の素材なので口を開けても目立ちません。
- Q審美歯科の捉え方をあらためて教えてください。
-
A
▲どんな治療でもカウンセリングや説明を丁寧に行う
治療と審美を分けて考えている方もいるかもしれませんが、健康な歯はきれいな状態でもあるのです。審美面に配慮した治療だけでなく、前提である健康で清潔な口の状態を大切にしたいと思います。虫歯治療やクリーニングをしっかり行った上で審美面に配慮した治療を行えば、健康できれいな歯を維持することにつながると考えます。逆に言うと、虫歯治療はただ穴をふさいで詰め物をすればいいわけではありません。入れ歯も入ればいいというだけではありません。よりきれいに治したり、装着していることが目立たなかったりすることが求められます。歯周組織の健康も含めトータルでケアしていく意識が大切になるので、将来を見据えた対応が必要です。
自由診療費用の目安
自由診療とはホワイトニング/上下20本 1回2万円、オールセラミックインレー/6万円、ノンクラスプデンチャー/7万円~20万円、裏側ワイヤー矯正/50万円~100万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。