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心理教育で発達障害での生きづらさの軽減を
復職プログラムも充実

すどうストレスケアクリニック

(小牧市/小牧駅)

最終更新日:2020/12/22

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  • 保険診療

大人の発達障害という言葉をよく耳にするが、どんな病気なのか具体的に知っている人は少なく、自身で発達障害だと自覚することは困難だという。特徴としては「会社を転々とするがいつも人間関係がうまくいかない」「何度怒られても同じミスをしてしまう」など。このような出来事があり落ち込んで来院する人が多いそうだ。患者の訴えに対して適切なサポートを提供し、患者と一緒にサポートの方向性やゴールを考えていくことを心がける「すどうストレスケアクリニック」は、特に発達障害やうつ病の人に向けての復職プログラムに注力。家族や会社と連携を取ることで良い形での復職をめざす。そこで、理事長である須藤将章先生に、発達障害に対する診断やサポート方法、同院の取り組みについて語ってもらった。(取材日2020年12月3日)

仕事や家庭での対処法を助言し、周りへの理解につなげる。リズムを整え自信を取り戻すための復職サポートも

Q発達障害とは、どのような特徴があるのでしょうか?
A
1

▲大人になってから発達障害に気づくことも少なくない

生まれた時から持っているある種の特性で、大人になって気づくことも多いと思います。働くようになり、物事の優先順位をうまくつけられない、何回言われても忘れてしまう、同じ間違いを繰り返す、コミュニケーションがうまくとれない、空気が読めないなどで「仕事がうまくいかない」「人となじめない」と悩んだ方が来院されます。それはうつ病ではなく、よく話を聞いてみるともともとあった性質が関係し、多くの悩みが出ていることがわかります。雰囲気だけで答えるのでなく、性格も特徴もそれぞれ違うので、科学的に数字を出せる心理検査などを行うことで診断を行い、サポート方針を決定していきます。

Q改善には周りの人たちの協力体制が必要なのでは?
A
2

▲患者本人だけでなく、家族や周りの人への働きかけも行う

そうですね。発達障害自体は根本的に治すという病気ではないので、きちんと診断をした後に、周りの方々にご自分の特性を理解してもらう努力が必要ですし、そのサポートをするのが当院の役割だと思っています。時には周りの方々に向けた説明書を一緒に作成し、会社や学校に提出していきます。それは「急にたくさんのことを言われると覚えられないので、具体的に一つずつお願いします」など、特性や要望を書きながら、仲間から理解を深めてもらうものです。「この人にはこういう特性があるから、何回でも言ってあげよう」と、周りが理解することで温かい目になるでしょうし、人間関係の改善にもつながると考えられます。

Qどのように診断し、サポートを行っていくのでしょうか?
A
3

▲心理教育をメインとし、さまざまな場面での対処方法を学ぶ

まずこれまでの人生や現在においてどんなことに困っているか、さらにご家族や会社の方にも来ていただきながらお話を伺います。例えば、親御さんに幼少期のことをお聞きし、落ち着きがなかった、いつも1人で遊んでいた、非常にこだわりが強いといった話が出れば、発達障害の可能性が高いと判断し、心理検査で診断を進めていきます。他の精神の病気とは異なるものの、つらくて眠れない、仕事に行こうと思うと不安があるといった今のつらい症状を押さえるために薬は適宜必要ですね。原則は心理教育がメインとなり、自分の特徴を周りに理解してもらいながら、仕事や家庭での対処方法を学んでいただきます。

Qこちらで行っている復職プログラムについて教えてください。
A
4

▲復職プログラムを通して、社会復帰をめざす

当院の復職プログラムには、休職中のうつ病・適応障害・発達障害の方が通い、日常のリズムを整えたり、コミュニケーション能力を養ったり、心理教育などを行ったりしています。軽い運動や頭を使うための100マス計算、パソコンの練習、ディスカッションなど、スムーズな就労に向けたワークが中心です。もちろん、専門家によるカウンセリングも行っています。ここに来れば休職している人ばかりなので、みんなで話をしたり、同じ悩みを共有することで気持ちも楽になるのではないかと思います。いきなり会社に行くと緊張してしまいますから、この場を利用し練習していかれることで、リズムを整え、自信を取り戻していただければと考えています。

Q発達障害の方に対するこちらならではの取り組みは何ですか?
A
5

▲患者に寄り添い、精神的サポートをしていきたいと話す須藤理事長

皆さん困って電話をくださるのに「今日は対応できません」というのは避けたく、可能な限りその日のうちに予約を受けるようにしています。薬に関してはしっかり説明をして理解していただいた上で、納得して飲んでいただくことを心がけています。その上で患者さんを叱ったりはせず、一緒に協力して治していくというスタンスを守っています。例えば、薬を飲み忘れても、飲めない理由や副作用が出ていないかを聞いたり、次からはこうしようと声をかけたりしています。またスタッフには、できるだけ患者さんが相談しやすいような関係や雰囲気をつくるように指導しています。

ドクターからのメッセージ

須藤 将章理事長

発達障害の方は、年齢も性別もさまざまで、最近では高齢の方の相談も増えています。働いている人のほうが気づきやすいかもしれません。そして人と違うということを感じやすいので、毎日が生きづらいと思います。ただ、親や本人のせいではまったくありません。やはり一定の確率でそのような特性のある人というのはいらっしゃいます。そもそも良い悪いというわけではなく、また特徴だから治す必要があるないではなく、困るところだけ一緒に考えていこうという精神的なサポートがメインとなります。決して後ろめたさや、恥ずかしいという気持ちを持つことなく、生きづらさを感じたらまずは気軽に来院くださいね。

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