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森田 勇 院長の独自取材記事

もりた内科・胃腸内科

(高槻市/高槻市駅)

最終更新日:2020/04/01

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高槻市営バス芝生西口停留所を降りて徒歩5分。住宅地の真ん中に「もりた内科・胃腸内科」が開業したのは2013年。院長を務める森田勇先生は、福岡大学病院にて一般内科と消化器内科の研鑽を積み、食道・胃・大腸の消化器疾患を中心とした臨床や、内視鏡による数々の検査や治療を行ってきた医学博士。福岡県の医師会病院で消化器内科部長まで務め上げた豊富な経験をもとに、地元である高槻へ戻り、地域貢献を目標とした医療を展開している。あくまで一般内科診療をメインとしながら、胃カメラや大腸カメラを導入。2フロアにまたがる診療スペースを設け、患者の胃腸の病気に真正面から向き合い続ける。そんな森田院長に、医療の提供方法や考え方などをじっくり聞いてみた。
(取材日2017年12月28日)

検査を楽に受けること、それが早期治療の第一歩

こちらの医院には、どのような患者さんが来られますか?

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駅からは少し離れていますから、患者さんのほとんどがこの近隣にお住まいの方々です。年齢的には、やはり中高年の方が中心ですが、小学生の患者さんや、親にピロリ菌がいたので自分も検査を受けたいという若い世代の方もいらっしゃいます。当院は内科・胃腸内科という看板を掲げており、診療内容としては約7割が一般内科で、その中で消化器の検査が必要な方、希望される方に関して胃カメラや大腸カメラなどの検査をお勧めさせていただいています。

胃腸内科と消化器内科の違いは何ですか?

意味としては同じです。消化器内科という言葉になじみが薄く、わかりやすいように「胃腸内科」と掲げました。一般内科的な診療に加え、皆さんが胃や腸の病気でつらい思いをされないように病気の早期発見・早期治療を行うことが私たちの役割です。まずは一般内科的なことを診させていただいて、検査が必要な方に検査をお勧めしています。たとえ胃がんや大腸がんが見つかっても、今は早期発見でカメラによる治療ができますので、検査による早期発見が大切です。

内科だけのクリニックとの違いを教えてください。

一般的な内科診療に加えて、血液検査や心電図、レントゲン検査をはじめ、腹部エコー検査、胃カメラ、大腸カメラなどの内視鏡検査を専門の医師が行っていることです。内視鏡検査は大きな病院で受けるものというイメージをお持ちの方が多いようですが、当院では大腸カメラの際に下剤を飲む個室や専用のトイレをご用意するなど、クリニックならではの患者さんがリラックスして検査を受けていただけるように配慮しております。また、検査はもちろん、大腸のポリープ切除の日帰り手術も行っております。胃カメラでは経鼻内視鏡もそろえています。内視鏡は新しいモデルほど径が細く画質が良いなど、患者さんに対して優しい構造になっています。それを熟練した医師が使いこなすことにより、患者さんの苦痛を和らげることができると考えています。

内視鏡検査が楽に受けられるのは大きなメリットですね。

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検査で大変な思いをすると、二度と受けたくなくなりますよね。生涯に1回きりの検査ならまだしも、ピロリ菌除菌後の方、ポリープ切除歴のある方や、がんの家族歴のある方など、定期的に胃・大腸カメラが必要な方もいらっしゃいます。検査が嫌で受けないでいると、本当に胃がん、大腸がんになって外科的な手術が必要になったり、場合によってはステージが進行して深刻な事態になってしまう可能性もあるでしょう。そういった意味でも患者さんが苦痛なく、これなら来年もまた受けてもいいと思われるような検査を提供する意義は大きいですね。当院では検査時の苦痛を減らすだけではなく、できる限りストレスなく検査を受けていただく環境づくりを心がけています。

大切なのは、誰もが気軽に相談できる環境づくり

胃や腸の病気には、どのようなものがありますか?

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胃の場合は、逆流性食道炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍・慢性胃炎・ピロリ菌の感染・機能性胃腸症などの方が多いですね。大腸の場合は便秘、過敏性腸症候群や大腸ポリープ、数は少ないですがクローン病や潰瘍性大腸炎の方もいらっしゃいます。胃がんの場合はピロリ菌陽性の方や除菌後の方、大腸がんの場合は年齢や家族歴のある方は注意が必要です。一つの対処法としては、各自治体が行っているピロリ菌検診、胃がん検診や大腸がん検診をしっかり受けていただくことが大切です。大腸がん検診で陰性でも、ポリープやがんのある方はいらっしゃいますので、家族歴でポリープや大腸がんがある方などはある程度の年齢になったら検査を一度受けておくことをお勧めします。

院長が診察で心がけていることは何ですか?

皆さん、最初から胃の検査、大腸の検査をしようとして来られるわけではありませんから、症状によって検査をお勧めするかどうか、その見極めが難しいところです。ただ、胃がんにしても大腸がんにしても早期のうちは症状がまったく現れず、症状が出てきたときには進行がんになっていることが多々ありますから、患者さんの生活歴、家族歴、症状などから適切な時期に検査をお勧めすることが大切です。そのためにはしっかりと話をして、その方の訴えをよく聞くことですね。「あの先生、話しやすいからまた気軽に相談してみよう」と思っていただける環境を用意し、そこにしっかりとした医療が提供できれば、早期治療・早期発見の何よりの手助けになるのではないかと考えています。

現在のスタッフ体制について教えてください。

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医師は私1人で、看護師は3人、受付が7人です。一般診療と一緒に検診の方、予防接種の方などが来られても対応できるようにするには、やはりある程度の人数が必要になってきます。また、受付と看護師、医師の間で連携がうまくいっていないと皆さんにご迷惑をおかけすることになりますから、なるべくスムーズにいくよう心がけています。

地域の人々の胃腸の悩みを一掃したい

院長が医師や消化器内科をめざした理由は何ですか?

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父が歯科医師、母が薬剤師だったので、医療関係の仕事に就きたいとは思っていました。幼稚園に上がる前に鼠径ヘルニアの手術を受けて入院したことも影響していると思います。それで福岡大学医学部に入ったのですが、研修医時代に胃カメラや大腸カメラ、腹部エコー検査に出会い、この技術を身につければ、たとえ離島であってもしっかりとした医療が提供できると考えて消化器内科へ進みました。福岡は居心地が良く、その後、大学院や勤務医時代を合わせて20年以上も過ごしました。人柄はいいし食べ物は美味しいし、車で30分ぐらい走るといい温泉、海水浴ができるきれいな海やキャンプができる山があります。生活していて楽しかったので、ついつい長く居着いてしまいました。

院長が趣味にされていることがあれば教えてください。

小学生の頃は鉄道が好きでしたね。大人になって冷めていたのですが、国際学会でドイツに行った際に乗った夜行列車で車窓からの景色を眺め、食堂車で夕食やお酒を楽しんで、朝起きたら目的地に着いているという、それがとても楽しくて、また鉄道旅行が好きになりました。海も好きです、子供の頃よく家族で海水浴に行っておりました。今でも自分の家族を連れて時々海水浴に出かけます。あとは音楽です。ソウル、ファンクやブルースが好きで、今もバンドでベースを演奏しています。忙しい合間を縫ってのバンド演奏は、私にとってはいい気分転換になっています。

最後に、読者に向けたメッセージをお願いいたします。

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胃カメラや大腸カメラと聞いて怖いと思われている方、胃がんや大腸がんが心配だけど検査はハードルが高いと思われている方に、ぜひ気軽にお越しいただきたいですね。どんな検査なのか、どういうふうにするのかを聞いていただくだけでもいいと思います。検査を受ける必要のない方に無理にお勧めすることはありませんので、そこはご安心ください。薬で様子を見ることもできます、皆さんの希望に添いながらいろいろ相談できればと考えています。今、胃がんも大腸がんも、早期であれば外科的な手術がいらない時代になっています。この地域で胃がん、大腸がんになる方はいても、困る人はいないような地域になるように頑張りたいです。

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