人とのつながり、信頼構築を大切に
気軽に通える「居場所」を提供
かわい歯科
(門真市/門真市駅)
最終更新日:2021/11/02


- 保険診療
「痛みを取ってくれたらいい」「治療費は安いほうがいい」「忙しいので一回で終わらせてほしい」「治療内容をじっくり検討したい」。歯科医院を探すとき、どんなことを優先事項とするかは患者それぞれに異なり、歯科医院の診療スタンスもまたそれぞれだ。「かわい歯科」の河合利彦院長は、傾聴と共感、理解、そして寄り添うことで信頼関係を築くのが歯科医院にとって最も大切だと考え、患者が心地良いと思える場所、診療の提供に努めている。「やらなければならない治療はない」と決して無理強いをしない、患者の「安全地帯」としての歯科医院をめざす河合院長に、同院の理念や診療スタンスについて話を聞いた。
(取材日2021年8月24日)
目次
歯科医院をいつでも行ける、居心地良い「安全地帯」に。理解への過程にも寄り添うパートナーをめざす
- Qクリニックの理念を教えてください。
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A
▲「遠くの名医より、近くの良医」をモットーに治療をしている院長
「遠くの名医より、近くの良医」をモットーに、当院は高度な医療をするというより、地域に密着した歯科医院として「地域の方々が何かあったらいつでも気軽に来られるようなよりどころ、居場所」をご提供しています。これは歯科医院に限らず、居酒屋さん、花屋さん、あるいはスポーツジムであってもすべてに共通した基本の考えではないでしょうか。もちろん医学的なところで手を抜くということではなく、歯科医院で「歯を治療する」「患者さんの立場に立つ」のは当然のこと。その上で人の幸せを考えたとき、高度な治療ができる歯科医院であることを前面に押し出すより、人のつながりを大事にできる関係を築ける歯科医院でありたいと考えています。
- Q患者さんと接する際に心がけていることはありますか?
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A
▲患者に寄り添って治療に入ってくれる
患者さんがどのくらい勇気を出して来られたのか、生活の中で通院はどれくらいの負担なのかなど、心理的な配慮に最も注意を払っています。「歯科医院は怖い」と思っている方、通っていた歯科医院をやめて新たに来院される方は、いずれも勇気を出して来てくださっています。そのような場合、初診での痛みや出血を伴う処置は行わないほうがいいケースがほとんどで、逆に多忙のため短い時間でどんどん治療を進めてほしいという希望があれば、きちんと説明をした上ですぐに治療に入ります。また患者さんの性格に合わせて気さくにお話ししたり、丁寧な言葉遣いで接したりと、お越しいただいた患者さんにとって心地の良い空気をつくるようにしています。
- Q保険診療と自由診療など費用についての考え方を教えてください。
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A
▲基本的に保険診療がメインの同院
当院は保険診療を基本としております。患者さんにご満足いただくことを目標に考え、歯科治療に何を求めているのかを探ります。例えば「痛みを取ってほしい」「お金をかけたくない」「できるだけ早く治してほしい」などご希望に対し、自由診療の良さをご説明しても的外れですよね。例えば患者さんご本人が気づいていないニーズがあり、それを自由診療が満たせる可能性があるのなら、私と患者さんとの信頼関係が築けた後にお勧めすることはあるでしょう。しかしほとんどのケースで、保険治療後に自由診療へと移行することが可能なため、かぶせ物でも入れ歯でも、最初から自由治療をお勧めすることはまずありません。
- Qどんな治療を得意とされていますか?
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A
▲一人ひとりの患者に合わせた治療が可能
一般的な歯科診療に幅広く対応しているのはもちろん、例えば割れてしまった歯を元に戻す、親知らずの抜歯、唇や口腔内の「できもの」の切除、唇が裂けた・舌を噛んだなどの外傷治療などの外科処置はお任せください。また、がん治療中や糖尿病があるなど、全身状態に不安のある方の治療も、有病者治療を多く手がける当院では配慮しての対応ができます。私は患者さんが「抜きたくない」「削りたくない」とおっしゃるのであれば、無理に治療することは決してありません。当然、治療しないことのリスクについては十分に説明しご理解いただいた上でのことですが、「やらなければいけない治療はない」というスタンスで診療にあたっています。
- Q予防・メンテナンスでの通院継続で工夫されていることは?
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A
▲理念に共感してくれる患者に来院してもらいたいと話す院長
歯周病予防や虫歯予防が大切であることは、すべての歯科医院で説明されていることです。それでも通院継続が難しいのは、仕事が忙しいなど社会的な面や性格的なことが影響しているのだと思います。しかし「この先生の言うことを聞いていれば歯の健康が保証される」と思ってもらえるような信頼関係を築けたら、きっと皆さんも安心して通ってくださるし、私からの提案も聞き入れてくださるはずです。そのために心がけているのは、傾聴と共感、歯科治療に対して患者さんが何を求めているかを理解し、その理解する過程で寄り添うこと。そうすることで信用が生まれ、人間関係をつくっていけると思います。