患者が安心してインプラント治療を受けられるよう、検査・診断と説明を重視

Qインプラント治療とはどういうものでしょうか。

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▲吉野修二院長が取材に対応してくれた

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着することで失った歯を補う治療です。健康な周囲の歯に影響を及ぼさずに済むという点が、一番のメリットだといえるでしょう。一方、入れ歯やブリッジは、インプラント治療に比べて安価に取り組める場合もありますが、入れ歯は取り外してケアをする必要があり、ブリッジは周囲の健康な歯に負担をかけてしまうという側面があります。そういったことから、私は患者さんにとってメリットが大きいのはインプラント治療だと考えています。一般的にインプラント治療が難しいとされる、顎の骨量が少ない方でも、骨造成剤を充填することで対応が可能になる場合もありますよ。

Qインプラント治療を行う際のポイントを教えてください。

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▲カウンセリングを大切にしている

当院では診断を重視しており、全身疾患や骨の幅・高さなどを考慮した上で、検査で得られたCT画像や口腔内写真をもとに、どういった治療が必要か判断しています。加えて日本口腔インプラント学会で提唱しているガイドラインに沿って危険性の判断を行い、心臓手術を受けたことがある方や、高血圧の方は特にチェック体制を強化しています。リスクの高い患者さんの場合は、血圧測定を行いながら手術を進めており、不安が大きい方の場合は全身麻酔による治療も可能です。手術前には、過去のデータやエビデンスに基づいて情報をお伝えするなど説明を徹底し、複数の選択肢をご提案。患者さんにしっかりご納得いただいた上で治療を行います。

Q保証システムを設けているそうですね。

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▲定期検診のメンテナンスも院内で可能

はい。インプラント治療は、今の形式になって約20年以上の歴史がある方法です。インプラントは性質上虫歯にならず、歯周病もケアによって予防が図れ、定期検診でメンテナンスを続ければ、長期的に使用できることが見込めます。しかし、患者さんの立場からすると「どれだけ持つのか」という不安を拭いきれない場合もあるでしょう。当院では、患者さんに安心していただけるよう、長い歴史があるメーカーのインプラントを使用するとともに、3ヵ月に1回の定期検診を受けていただくことを条件に、保証システムを設けています。

Q手術はどのような環境で行われますか。

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▲滅菌や技術、それぞれのクオリティーを高め続ける

当院では、米国の大学で約5年間、インプラント治療を専門的に学んだ常勤の歯科医師が手術を担当します。手術は完全滅菌の部屋で実施するのが望ましいという説もある一方、完全滅菌とそうでない場合で成功率は変わらないというエビデンスも発表されているんです。私は大がかりな準備が必要な完全滅菌の環境では、患者さんの緊張や不安をあおってしまうことがあると考えています。血圧上昇などのリスクを下げるためにも、できる限り患者さんにリラックスしてもらえる環境をつくることが大切。そのため当院では、治療器具やガウン、カバーなどの滅菌を徹底しつつも、必要最低限の人数で、スムーズかつ短時間での手術を心がけています。

Qインプラント治療を受ける際、クリニック探しで大切なことは？

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▲リラックスして治療が受けられる院内も魅力的

担当の歯科医師と実際に話をすることをお勧めします。治療に自信があれば話し方にも表れますし、どの質問にも理路整然とごまかさずに回答するはずです。担当の歯科医師が複数いる場合は、当然ながら技術レベルに差が出るでしょう。また、支払い方法を数多く提示してくれるなど、患者さんのことを考えているかどうかも判断材料だと思います。そして、信頼できるインプラントメーカーのものを使用しているかどうかが重要。インプラントはメーカーによって構造が異なりますし、メーカーの倒産などで治療が困難になるケースもあります。インターネットの情報だけではわからないことも多いので、クリニックに直接相談してみましょう。