野村 雄司 理事長、吉野 修二 院長、高橋 貫之 先生の独自取材記事
本町通りデンタルクリニック
(大阪市中央区/本町駅)
最終更新日:2023/08/10

大阪メトロ御堂筋線・本町駅、大阪メトロ堺筋線・堺筋本町駅から歩いて3分。アクセス至便な場所にある「本町通りデンタルクリニック」は、従来の歯科のイメージを一新する、都会的でスタイリッシュなクリニック。さらに特徴的なのは、その診療システム。理事長を務める野村雄司先生を中心に、インプラント治療のエキスパートであり、英語での対応も可能な吉野修二院長、日本歯周病学会歯周病専門医である高橋貫之先生という、大阪歯科大学の同期の3人を中心に診療にあたる。それぞれの専門スキルを生かした治療を展開するのみならず、互いに自由な意見を出し合い、患者のためにできるベストパフォーマンスを導き出す。そんな3人の先生に、クリニックの方向性や鍵となる治療方法、それぞれの考えなどじっくり聞いてみた。
(取材日2017年10月27日)
3人のプロが結集し、理想の歯科医療を追求
現在の診療体制に至った経緯を教えてください。

【野村理事長】当院では理事長である私とインプラントの専門家である吉野院長、歯周病専門医である高橋先生の3人が柱となって運営や診療を行っています。3人とも同じ大阪歯科大学の同期なんです。私は大学時代からこのような診療体制を頭に描き、同級生に「それぞれ専門分野を担当して一緒にやらないか?」と声をかけていました。一人だと、どうしても自分の考え方に偏りがちですから、複数で意見を出し合いながら治療を進めるのがいいと考えたわけです。みんなからは「きっとけんかになるし、そんなことできるはずがない」と言われましたが、それが実現した今では彼らも認めてくれています。
なかなか斬新な試みだったわけですね。
【野村理事長】専門性のある歯科医師が集まって診療を行うのは、海外では一般的です。日本でもここ10年ぐらい、歯科医師同士が提携して勉強会を開き、専門外のことを互いに依頼し合うのが主流です。それを一つの歯科医院の中でやろうというのが当院なんです。上下関係が存在しないところがポイントで、互いに遠慮なく意見を言い合える、そこが大切なんです。患者さんにしてみれば3人の主治医がいるようなもので、それぞれが見解を出し合うことで多角的な視点が得られ、よりよい治療に昇華させることができますから、そのメリットは大きいと思います。
こちらには、どのような患者さんが来られますか?
【野村理事長】オフィス街なので近くにお勤めの方がよく来られますが、老若男女を問わず幅が広いのが特徴です。中には当院のクチコミを聞いて、わざわざ遠方からインプラントや矯正など、専門性の高い治療を受けに来られる方もいらっしゃいます。
クリニックには技工所が併設されていますね。

【野村理事長】私は大学卒業後、保存学の分野で博士号を取得しました。保存・修復など、審美的な分野に特化していきたいと思ったからです。審美面に配慮した治療では歯科技工士との連携が非常に重要だと考え、あえてクリニック内に技工所を設置しました。信頼できる技工士が在籍し、カウンセリングの際、歯の色や形、長さなどについて、直接患者さんの相談に乗っています。細かいところまで擦り合わせができる上、レスポンスも早い、そんな大きなメリットがあると思います。
保証制度が物語る、インプラント技術への確かな自信
吉野院長はインプラント治療のエキスパートだと伺いました。

【吉野院長】私の父が奈良で歯科医院を開業しており、早くからインプラント治療に取り組んだ一人なんです。私は大学卒業後、奈良県立医科大学の口腔外科にいたのですが、父の背中を見ていたせいで、やはりインプラントを勉強しようとアメリカへ渡り、カリフォルニアにあるロマリンダ大学のインプラント科に入局しました。最初はインターンで苦労しましたが、年間採用2~3人という狭き門をくぐり抜けて専門コースに入り、そこで3年間インプラントの知識と技術を人に教えられるレベルまで、しっかりとしたプログラムを徹底的に叩き込みました。英語が話せるのも強みのひとつではないかなと思います。
野村理事長から見て、吉野院長の治療はいかがですか?
【野村理事長】私もインプラント治療に携わってきた一人ですが、この分野では吉野先生のほうが優秀なので、全幅の信頼を寄せてお任せしています。より腕のいい者が担当したほうが、患者さんにとってもプラスだと思うのです。歯科用CTなどの完備は当たり前のことで、やはり重要なのは歯科医師の技術だと思うんです。想定外の事態に冷静に対処できる豊富な経験も含め、自信を持って患者さんを任せられる、そのレベルを備えているのが吉野院長です。
高橋先生は歯周病が専門ですが、インプラント治療にはどのように関わっておられますか?
【高橋先生】口の中のトラブルの原因はそもそも歯周病が大半で、歯周病で歯を失い、それでインプラント治療を受けるという患者さんが非常に多いんです。そういう方の場合、治療後も炎症や歯周病が発生する可能性があり、そうならないように管理していく治療後のメンテナンスが非常に大切です。あと、残っている歯をいかに残していくか、吉野院長と相談しながら治療計画を立てるようにしています。こうした連携も、通常の歯科医院ではなかなかできないことです。
こちらではインプラント治療に保証制度をつけていますね。

【野村理事長】万一、8年後、10年後に何かトラブルや不具合が起きたとしても、当院が責任を持って修復にあたるサービスです。それは治療に対する責任感はもちろんですが、絶対的な自信があるからできることです。医療行為に100%はなく、どんなに万全を期しても将来に問題が出るリスクはゼロではありませんが、吉野院長の治療を見る限り、そのような事態はほとんど起こらないという安心感があるから踏みきれたわけです。いかにインプラント治療に自信を持っているか、その証だとお考えください。
専門家の集まりでも、めざすのは総合歯科医院
こちらでは矯正にも力を入れていますね。

【野村理事長】当院の場合、矯正を希望される患者さんは30〜50代の方が中心で、それは成人の皆さんの歯列に対する関心が高いことの表れだと思います。やはり普段のお仕事の関係などもあり、ほとんどの方がリンガル(裏側矯正)やマウスピース型装置を用いたものなど、目立ちにくい矯正法を選ばれます。当院には矯正のエキスパートが常勤し、顎の骨を削る場合を除き、一般的な小児矯正から部分矯正、上は裏側、下は表側のコンビネーション矯正まで、幅広い選択肢を提案することができます。矯正には2年ほどかかりますから、そういう意味でも、矯正の専門家に委ねることが何より大切だと思います。
矯正前に歯周病があればどのように治療をしますか。
【高橋先生】当院では矯正前に虫歯や歯周病のチェックを行い、すべてをきちんと治してから矯正装置に移ります。治療中のメンテナンスを含め、ここですべて完結できるのは大きいと思います。矯正だけに特化した歯科医院のように、矯正前に他院へ行って歯周病を治し、戻ってきて矯正治療を受け、悪くなったらまた他院という煩わしさはありませんし、口の中のデータを一つのカルテに集約したほうが何かと有利です。矯正を受けると、見た目が良くなることが望めると同時に歯周病と噛み合わせにも良い影響を与えることが期待できます。めざせるのはきれいな歯並びだけではないことを、ぜひ覚えておいていただければと思います。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

【野村理事長】日頃のブラッシングを頑張ること、定期検診に必ず行くこと、それさえ守っていれば歯を失うことはないと思います。歯が抜けるのは決して加齢現象ではなく、100歳になっても全部残すことはできるんです。痛くないからといって放置していると、そのうち抜けてきてしまいますから、たとえ痛くなくても検診だけは受けていただきたいです。幸いなことに、当院には日本歯周病学会歯周病専門医である高橋先生がいて、すべての治療を下からしっかり支えてくれています。インプラントや矯正治療に限らず、検診も歯周病治療も審美歯科も、すべての診療を総合的に行うことができ、決して何かに特化した専門クリニックではありません。皆さんのかかりつけ医として生涯にわたって末永くお付き合いしていくこと、それが何よりの願いです。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント1本33万円~、 小児矯正30万円~、 部分矯正(表側)30万円~、 裏側矯正120万円~、 オールセラミックスインレー5万円~、 マウスピース型装置を使った矯正85万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。