デジタル化で精度と安全性が向上
進化を続けるインプラント治療
ミズキデンタルオフィス
(横浜市西区/横浜駅)
最終更新日:2026/04/20
- 自由診療
インプラント治療は、失った歯を補綴する治療法の一つ。骨に固定されるため入れ歯やブリッジよりしっかりと噛みやすく、装着する人工歯を天然歯に近い色合いに調節できるといった利点も併せ持つ。一方で、人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込む外科手術による痛みや出血を心配する人もいるだろう。長年インプラント治療を行ってきた「ミズキデンタルオフィス」の水木信之院長は、「今はデジタル化によって、切開しない手術または小切開で痛み・出血・腫れを抑えながら治療を行えるようになり、精度の向上や治療期間の短縮などメリットが広がっています。さらに顔全体との調和も図れるようになり、審美面でも高い満足感が期待できます」と話す。水木院長に、デジタル化で進化するインプラント治療の特色や治療の流れについて聞いた。
(取材日2025年12月3日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療の痛みや安全性などについて教えてください。
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A
インプラント治療では、人工歯根を埋め込む外科手術の際の痛みや出血、さらに切開した傷口の細菌感染のリスクなどが考えられます。これらのリスク軽減に寄与するのが、近年導入が進む歯科医療のデジタル化です。インプラント治療では、口腔内や骨の状態を口腔内スキャナーや歯科用CTでデータ化するところから、歯肉を切開せず人工歯根を埋入し、人工歯を製作するまでコンピューター支援で行うことも可能になりました。治療後、インプラントは10年、20年と長期に使い続けることも望めます。ただ、それには定期的なメンテナンスとセルフケアが必須。それを怠るとインプラント周囲炎が発症し、長持ちしなくなりますので注意してください。
- Qどのような点が従来の治療と違うのですか?
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A
歯科用CTのデータ、口腔内スキャナーで得た歯型データ、さらに顔全体をスキャンするフェイススキャナーによる顔情報という3つの3D画像データをAIで統合させ、人工歯根を埋入する位置や角度などのシミュレーションや上部構造も含めた治療計画を立案します。次に人工歯根の埋入手術で使用するガイド装置、サージカルガイドを3Dプリンターで製作。これを使うと決まった位置・角度・深さ以外には埋入できず、傷が広がりにくいため、歯肉を切開する必要もありません。人工歯もコンピューター支援で素材から削り出すCAD/CAMシステムを使いますが、当院ではその原型は専属の歯科技工士が患者さんのご希望を聞きながら微調整しています。
- Q今、お話に出たフェイススキャナーについて教えてください。
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A
フェイススキャナーは、顔の正面・左右・斜めなど複数のアングルで顔全体をスキャンする機器です。フェイススキャナーのデータと、口腔内スキャナーデータ、歯科用CTで撮影したデータを統合することで、顎骨と顔とのバランスや、横顔の口もと、笑った時に見える歯並びなど、顔全体との調和を考慮した治療計画が立てられるため、より自然できれいな仕上がりをめざすことができます。患者さんご自身も治療後の顔や笑顔の表情を確認できますので、より安心して治療を受けられると思います。フェイススキャナーの活用によって、インプラント治療は顔貌主導型の治療へ変化しているといえるでしょう。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1インプラント治療の注意点などを事前に説明
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同院ではインプラント治療を希望する患者に対し、デジタル化も含めた治療内容、治療後のメンテナンスの大切さといった情報を提供している。模型や動画、水木院長が患者向けに書いたインプラント治療に関する著書なども用い、わかりやすく伝えるよう工夫。また、カウンセリングを受ける前に概要を知りたいという希望に応えて、インプラント治療に関する無料講演会や個別相談も受けつけている。
- 2各種検査・診断に加え全身のチェックを行う
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口腔内スキャナーや歯科用CT、フェイススキャナーによって、口腔内の様子、顎の骨の状態や神経・血管の位置関係、顔情報などを取得。これらのデータはAIに取り込み統合され人工歯根の埋入手術や人工歯の製作など治療のシミュレーションおよび治療計画立案に活用される。また、糖尿病・高血圧症など全身疾患についても確認し、場合によっては内科をはじめ他科の医師とも連携して治療を進めるケースもある。
- 3手術前は五感に働きかける癒やしの空間と時間を提供
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手術前の患者は安静にするのが一般的だが、同院では手術前にヒーリングルームで30分程度休む時間を設けている。室内ではハーブティー・アロマ・音楽・チェアのバイブレーション機能・ヒーリング映像などで五感に働きかけ、癒やしの時間を提供。これにより手術前の緊張や不安を和らげ、血圧や脈拍などの安定を促し、患者がリラックスして手術に臨めるようにしている。
- 4サージカルガイドを用いたコンピューター支援下の手術
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衛生管理の徹底された手術室で、サージカルガイドを用いた手術や、リアルタイムナビゲーションシステムを併用した手術を行う。人工歯根をピンポイントで埋入するため、歯肉を小切開または切開せずに行うことが可能だ。埋入後、口腔内スキャナーで治療した部分を細かく印象採得したデータをもとに、CAD/CAMシステムを用いて人工歯を製作し装着。埋入後すぐに仮歯を入れた場合は、管理栄養士が食事の指導をするケースもある。
- 5セルフケアと定期的な通院で長く使える人工歯に
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治療後は定期的な通院で専門的なメンテナンスを受けるとともに、専属の歯科衛生士の指導に従って毎日のセルフケアをしっかり行う。インプラント周囲炎を予防し、10年、20年と長期的に使える人工歯をめざす。さらに審美性を高めたいとの希望があれば、水木ゆき菜先生が対応。人工歯をジルコニアなどに変えることも可能だ。また治療後のホワイトニングなども行っている。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/35万円~、ホワイトニング/オフィスホワイトニング:2万2000円、ホームホワイトニング:3万3000円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

