水木 信之 院長、水木 ゆき菜 先生の独自取材記事
ミズキデンタルオフィス
(横浜市西区/横浜駅)
最終更新日:2026/04/21
横浜駅から歩いて5分ほど。岡野交差点そばで20年以上診療を続けている「ミズキデンタルオフィス」。ここは、デジタル技術とAIを駆使した医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の実践によって先進的な歯科医療と、患者に心地良い診療環境を提供するホスピタリティーの両面を大切にしているクリニックだ。水木信之院長はインプラント治療のエキスパートで、娘の水木ゆき菜先生は矯正・審美歯科などに力を入れる。「デジタル技術の活用によって顔貌と口腔内や骨の状態、さらにシミュレーションを3Dで立体的に確認できますので、医療の精度や安全性の向上につながります」と水木院長は話す。同院が推進している医療DXやゆき菜先生が行っている矯正・審美歯科などについて聞いた。
(取材日2025年12月3日)
デジタル化によって診療の精度と安全性の向上をめざす
こちらは20年以上続いているそうですね。

【水木院長】おかげさまで多くの方々にご来院いただいています。横浜で早くからインプラント治療を手がけましたが、患者さんたちはずっとメンテナンスを希望して通ってくださっています。これまで、20年たってもまだしっかり噛めるインプラントをめざしてまい進してきました。インプラント治療に対する意識もかなり変わってきましたね。怖そう、痛そうなどと想像されている方も多かったのですが、当院では小切開または切開せずに埋入手術ができることや、治療を可視化できることなど、先進的な治療法を発信していることもあり、多くのお問い合せをいただくようになりました。当院の医療DXによって、ご高齢の方でも受けられるような、安心かつ確実な治療に努めています。
その医療DXについて教えてください。
【水木院長】医療DXは、AIをはじめとしたデジタル技術を活用して医療を進化させる取り組みで、国でも推進しています。今、医療業界は人材が不足している上に、働き方改革で労働時間が制約されるなど医療従事者の負担が大きくなっています。デジタル技術をうまく活用することで、診療全体の効率化を図るとともに、医療の質をより高めていくことが求められます。当院でも、受診予約から診察、検査・診断、治療計画立案、手術、補綴治療まで歯科治療全般でデジタル技術を活用しています。特に、私の専門であるインプラント治療では、さまざまなデジタル技術を駆使し、歯科医療業界で注目されています。当院が業界のパイオニアになれるよう、意識して医療DXに取り組んでいるところです。
具体的にはどのようにデジタル技術を活用した治療を行っているのですか?

【水木院長】例えばインプラント治療では、CTで顎の骨を立体的に撮影し、顎の骨の厚みや神経、血管の位置を精密に把握します。また、口腔内スキャナーによって、歯や歯肉の形をデータ化、さらにフェイススキャナーによって顔を複数の角度から撮影して顔全体の3D情報を得ます。これら3つの検査画像データをAIに取り込み統合させて、インプラント体を埋入する位置や角度などの埋入シミュレーションや、上部構造も含めた治療計画を立案します。顔の正中線や顎と歯、歯列面の位置関係など、基準と照らし合わせて検討するとともに、フェイススキャナーのデータも統合して治療計画を立てますので、患者さんの顔と調和する、よりきれいで自然な仕上がりをめざすことができます。つまり、従来の補綴主導型のインプラント治療から、顔貌主導型のインプラント治療へと変革を遂げたのです。
治療の可視化によって患者の安心感と納得感を醸成
インプラント体の埋入手術もデジタル技術を活用するのですね。

【水木院長】はい。シミュレーションどおりにインプラント体を埋入するためにコンピューター制御によるナビゲーションシステム機器、あるいはコンピューターのデジタルデータから3Dプリンターで製作したサージカルガイドを用います。これらの機器を活用することで、インプラントを適切な位置に埋入でき、より安全で確実な治療が期待できるようになるのです。
他の治療でもデジタル技術を生かされているのですか。
【ゆき菜先生】マウスピース型装置を用いた矯正などの歯列矯正と審美歯科でも、CT、口腔内スキャナー、フェイススキャナーなどの3Dデータを統合して診断し、治療計画を立てています。セラミックのかぶせ物や詰め物の作製もデータをもとにCAD/CAMシステムを活用するなどデジタル化が進んでいます。CAD/CAMシステムによって、早ければ1時間ほどで天然歯に近いかぶせ物・詰め物を使い、審美面にも配慮した治療を終えることができます。
患者さんにとっても、いろいろなメリットがあるのですね。

【水木院長】デジタル化の一つのメリットは歯科治療の「可視化」です。例えば、インプラント体を入れる角度や位置など、3Dシミュレーションは患者さんも見られますので、治療内容を深く理解でき実感も湧くと思います。インプラント治療を終えた後、期待できる笑顔も3D画像で確認できますので、審美的な面も含めてより高い安心感や納得感を得られるでしょう。さらに、治療精度の向上によって、小さな切開、あるいは切開しないで済む場合もありますので、手術時間の短縮や低侵襲の治療が可能になり、患者さんの心身の負担の軽減にもつながります。また、当院ではAIによる電話自動応答やAIチャットなど、コミュニケーションツールとしてもAIを活用し、患者さんはいつでも気軽に相談や質問できる体制を整えています。
美しさを支えるのは健康という視点の審美歯科
ゆき菜先生の注力している審美歯科について教えてください。

【ゆき菜先生】当院の診療方針の「なるべく歯を削らない」最小限の治療(MIこと、ミニマルインターベンション)という考えは、審美面に配慮した施術でも常に心がけています。これはその方の健康が美しさを支えるという考えからです。例えば歯の白さを求める方には、ホワイトニングをまず検討していただきます。虫歯がある部分にセラミック製の白い詰め物を入れるときも最小限に削るよう留意しています。歯の白さや見た目のイメージは人それぞれですので、患者さんが抱いているイメージを共有することが大切です。「何月何日までに施術を終えたい」という期限つきの相談も受けつけていますから、ご希望を詳しく伺うなどコミュニケーションを大切にしています。最近は精神的なストレスから顎の痛みや食いしばり・噛みしめが強い方も増えています。当院では筋電計で咬筋力を客観的に評価し、そのレベルに応じて筋力の緊張をほぐすアプローチを提案しています。
こちらでは、ホスピタリティーも大切にしていると聞きました。
【水木院長】私たちの考えるホスピタリティーは、スタッフの人間力とクリニックの空間デザインの両面からアプローチするものです。まずスタッフは医療従事者として自覚を持ち、患者さんに常に温かい心で接することを大切にしています。うまくいかないときも全員で支え合い、「次はどうしたら良いか」を考え、新たな行動につなげることで、医療人として着実に成長してくれています。クリニックの空間デザインについては、患者さん目線で院内の配色やデザイン、設備などに配慮しました。さらに手術前の患者さんの緊張や不安を和らげる目的で設置したヒーリングルームも特徴です。ルーム内では音楽やアロマなどで五感に働きかけ、リラックスして手術を受けていただけるように配慮しています。また、大学病院で心理療法に携わり、現在は大学でストレスマネジメントを教える水木さとみ先生が、いつも適切にサポートしてくれます。
最後に地域の方々にメッセージをお願いいたします。

【ゆき菜先生】私が患者さんの立場で歯科治療を受けることを考えたら、とても緊張すると思います。どうしても歯科医院は「怖い・痛い」イメージがありますから。私はコミュニケーションを大切にして、患者さんの緊張をなるべく和らげるようにしていますし、なるべく痛みの少ない治療も心がけています。歯科治療でもう少し美しさを追求したいというご希望があれば、当院でご相談ください。
【水木院長】歯科医療のデジタル化で治療の精度向上が図られ、インプラント治療も痛みをほとんど感じずに終えることも当たり前に望める時代になってきました。さらにフェイススキャナーの導入によって顔全体との調和や審美的な面も重視した顔貌主導型の治療に変革を遂げています。従来よりもさらにご満足いただける治療を受けていただけると思いますので、気軽にご相談に来ていただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックインレー/4万4000円~、セラミッククラウン/7万7000円~、インプラント治療/35万円~、ホワイトニング/オフィスホワイトニング:2万2000円、ホームホワイトニング:3万3000円、成人矯正/77万円~、小児矯正/33万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/77万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

