渥美 一成 院長の独自取材記事
セントラルアイクリニック
(名古屋市中村区/名古屋駅)
最終更新日:2026/03/04
名古屋駅および国際センター駅から徒歩5分圏内の「セントラルアイクリニック」。オフィスビルの14階に位置し、一般的な眼科診療はもちろん、各分野のエキスパートによる白内障や緑内障の手術、屈折矯正手術、網膜硝子体手術にも対応している。日本眼科学会眼科専門医の渥美一成院長は、屈折調節のスペシャリストで、一人ひとりの年齢や見え方に合わせた治療の提供に努めている。一生懸命になるあまり、患者に話しすぎてしまうというほど眼科医療に熱い想いを持ち、「患者さんの目に一生責任を持っていきたいです」と、語る渥美院長に、信念の源や得意とする治療について、話を聞いた。
(取材日2026年1月30日)
各分野の専門家による、さまざまな日帰り手術を提供
御院の特徴を教えてください。

かかりつけ医として身近な症状をサポートするのはもちろん、当院にしかできない、高い専門性を備えた眼科医療を提供したいと考えています。その一つが手術です。白内障や緑内障、網膜硝子体といった各分野の手術において、国立大学の准教授など、その道で活躍するエキスパートを招致しています。専門分野に特化した医師が、その知見を最大限に発揮して執刀にあたるこの体制こそが、患者さん一人ひとりに適切な医療を届けるための鍵となります。さらに、これらすべての手術を日帰りで行っていることも特徴です。例えば、網膜硝子体の手術は入院するのが一般的ですが、現代の医療レベルなら日帰り手術が十分に可能です。入院の負担をなくし、手術への心理的ハードルを下げ、術後翌日から普段どおり生活してもらうことをコンセプトにしています。
実際に日帰り手術を受ける方は多いそうですね。
例えば、当地域に手術をしているクリニックが少ないことから導入したのが網膜硝子体手術です。硝子体手術とは硝子体と呼ばれる組織の除去を図り、網膜の増殖組織や硝子体出血等の病気を治療するためのものです。網膜硝子体の病気には糖尿病網膜症や増殖性糖尿病網膜症、黄斑上膜、黄斑円孔、加齢黄斑変性などがあります。また、多くの方が悩みを抱える緑内障の手術を専門とする医師にも来てもらっています。「大きな病院は受診のハードルが高い」「入院はしたくない」という方が多く、数ヵ月先まで予約が埋まっています。
注力している治療を教えてください。

「近視の進行を抑える」ことを柱の一つにしています。白内障手術では、多焦点眼内レンズの進化が目覚ましく、二焦点や三焦点、連続焦点のレンズなど選択肢が劇的に増えました。これらを組み合わせることで、一人ひとりに合わせた、自然な見え方の実現につなげます。また、角膜を削らず強度近視にも対応できる眼内コンタクトレンズやレーシック、PRKなどの屈折矯正手術にも注力しています。近視のお子さんには、夜間に特殊なコンタクトレンズを入れるオルソケラトロジーや低濃度アトロピン点眼など。今後も次世代の視力を守っていきたいと考えています。
屈折矯正は先生の得意分野ですね。
はい。例えば、多焦点眼内レンズ挿入手術後の見え方を極限まで追求できるのも強みの一つですね。多焦点レンズは、度数がごくわずかにずれるだけで、遠近の見え方に大きな違和感が生じます。どれほど精密に執刀しても一定の割合で生じるこの「微細なズレ」に対し、一般的には「多焦点レンズはこんなもの」と片づけられがちですが、お困りの方は多くいらっしゃいます。なので、私は屈折矯正の専門家として、レーシックやPRKで培った技術を生かし、レーザーで角膜を微調整する「タッチアップ」という方法を行っています。患者さんに納得していただける見え方を実現できるようサポートしていきたいですね。
患者の目に一生責任を持ち、誠心誠意尽くす
眼科医をめざしたきっかけを教えてください。

実家が眼鏡屋だったことが大きいですね。小さい頃から母に眼科医になるよう勧められていましたが、私は会社勤めがしたかったんです。なぜなら、商売をしているとお客さんの都合に合わせることが多く、約束していた動物園や遊園地に行けなくなることがあったからです。子どもの私にはそれが悲しくて……。結果として眼科の医師になり、勤務していた病院で亡くなった母のお客さんの眼鏡を処方した時に「親孝行できた」と思いました。総合上飯田第一病院の眼科を開設し眼科部長として勤務しました。名古屋駅前に分院を開院した時に院長となり、その後、私が買い取ったのが当院の始まりです。勤務医だった時は、患者さんは「大きな病院だからという理由で来院されているのかな」という思いもありましたが、開業してからは私個人を選んで来てくださっているので誠心誠意、精いっぱいやりたいと思い今日に至っています。
医師としてのモットーを教えてください。
患者さんの目に関して、一生責任を持ちたいと思っています。考え方として「見えている目をさらによく見えるようにするための手術」は絶対的に安全でなければなりません。一方で「見えていない目を見えるようにするための手術」にはリスクが伴います。たとえ患者さんが、手術を希望しても、すぐにはしません。最低でも3回以上の検査とカウンセリングなどで、リスクやデメリットをご説明します。私自身も、レーシックや多焦点眼内レンズの手術を受けています。この実体験を患者さんに直接お話しできるのは私の強みだと思います。今だけでなく、5年、10年、20年後を考慮して、最善の治療を提案できるように努めています。
診療の際に心がけていることは何ですか?

まずは患者さんの話を聞くこと。ご要望が読み取れると、どんな治療法を使えば悩みや不満の改善につなげられるかのヒントになります。また、われわれ医師は患者さんから教わっているという考えから、視力や眼圧、満足度などのデータを保存しています。例えば、満足度のデータは3ヵ月、1年、5年……20年とあります。仮に手術直後に高かった満足度が数年後に低下したという場合、「なぜ満足度が落ちてしまったのか」を分析することで、患者さんにメリットを還元できるからです。さらに、たとえその患者さんに還元できなかったとしても、次の世代の方々に貢献できます。私はつい患者さんと話しすぎてしまい、次の患者さんをお待たせしてしまうこともあります。しかし、お一人お一人に寄り添っていきたいので、ご理解いただきたいですね。
目の病気の入り口である近視を全力で防ぐ
スタッフについて教えてください。

私は患者さんへ説明する際に、「あれも伝えたい、これも伝えたい」という想いからか、専門用語を使ってしまうことがあるようです。頭の中ではわかりやすく、ゆっくり話そうと思っているのですが(笑)。そこでカウンセラーが患者さんに私の言葉をわかりやすく伝えてくれたり、反対に患者さんの不安や悩みを細かく聞き出してくれたりしています。患者さんも医師の私には言いづらいことも、カウンセラーやスタッフになら話してくれることが多々あり、とても助かっています。皆仲が良く、チームワークも良いので、本当に私はスタッフに恵まれています。
目を守るためのアドバイスをお願いします。
現在、小学生の3分の1、中学生の4分の3、高校生ではほぼ全員が近視という深刻な状況です。かつては成人すれば近視の進行は止まると言われましたが、今は違います。特に強度近視の方は大人になっても進行し続けます。近視が一段階進むと、近視性の網膜や黄斑の病気リスクは、約3割も高まります。単に「目が悪い」では済まされない、病気への入り口なのです。逆に、進行を一段階抑えるだけで病気のリスクを7割も減らせると報告されています。そこでお勧めしたいのが欧米で主流になっている「20・20・20ルール」。これはパソコンやスマホなどのデジタル画面を20分見たら、20秒間20フィート(約6メートル)以上離れた物を見て休憩するというもの。誰でも簡単にできますので習慣にすると良いですね。
読者にメッセージをお願いします。

現代人は、近くの物を見ることが多いため目が疲れ、近視の人が増えています。眼精疲労の予防にはさまざまな方法がありますので「目が疲れるのはしょうがない」と諦めないでください。眼鏡を作る際、近視抑制眼鏡やその人に適したレンズというのは眼科医にしかわからないものですので、まずは眼科に相談することをお勧めします。特に屈折調節の専門家がいる眼科は少ないです。当院は子どもから高齢者まで、一人ひとりの見え方のニーズに合わせて、治療方針を考えます。少しでも気になることがあれば、気軽にお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とはレーシック/25万円、PRK/22万円、有水晶体眼内レンズ/40万円、オルソケラトロジー/10万円、多焦点眼内レンズ挿入手術/43万円~、各手術前の検査/3万~10万円、水素吸入30分1500~2000円、タッチアップ/14万円
※多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は自費診療と一部選定療養の対象のレンズがあり、手術費用の一部が保険適用となる場合があります。詳しくはお問い合わせください。

