虫歯治療も可能な歯科医院で行う
マウスピース型装置を用いた矯正
ノアデンタルクリニック・ホワイトエッセンス
(岐阜市/岐阜駅)
最終更新日:2024/12/13
- 自由診療
矯正というと歯の表面にワイヤーを着けるイメージが強く「見た目が気になる」「痛くて大変そう」と躊躇し、始められない人もいるのではないか。しかし、最近はマウスピース型装置を用いた矯正も増えているという。「ノアデンタルクリニック・ホワイトエッセンス」の渡辺徹也院長は、今まで培ってきた技術で、ほとんどの症例に対してマウスピース型装置を用いて矯正を行えると話す。また、同院は矯正専門歯科医院でなく一般歯科と矯正歯科の両方に対応しているため、矯正期間中でも虫歯治療やホワイトニングを行うことができ、患者にとってはトータルで口腔状態を診てもらえる安心感と、一ヵ所で行えるという利便性が得られるだろう。今回はマウスピース型装置を用いた矯正の流れや矯正期間中の診療について聞いた。
(取材日2021年3月23日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qワイヤー矯正との違いを教えてください。
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A
透明のマウスピース型装置を使うので、歯に着けても目立たず患者さんも受け入れやすいと思います。装着時の痛みもほぼないですし、多くの場合期間もワイヤー矯正に比べて短く済みます。それから、マウスピース型装置を用いた矯正は、初めにシミュレーションをし細かいプランを立てるので、最終的にどのような状態になるのかを患者さん自身が自分の目でしっかり確認することができます。今は、矯正後の歯列だけでなく顔立ちも画像で確認できます。また、ワイヤー矯正は皆さんほぼ同じゴールに向かうことが多いのに対し、この矯正はオーダーメイドに近いというか、最終の形を患者さん自身の希望を聞きながら調整しやすいことも大きく違う点です。
- Q期間や費用が気になります。
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A
期間も費用も患者さんの歯の状態によって変わってくるので、一律に何年かかり費用はこれくらいとは言えませんが、一般的に期間はワイヤー矯正の3分の2くらいで済むと思います。また、歯科医院での定期チェックもワイヤー矯正より少ないので、忙しくて来院するのが大変という方も始めやすいのではないでしょうか。費用はマウスピース型装置の枚数によって変わります。当院では、矯正費用は開始時に費用の半分を、終了時に残りの半分をお支払いいただきますが、どちらも分割で払うこともできます。クレジットカードや電子マネーにも対応しています。
- Q矯正期間中は虫歯などの治療はどうすればよいのでしょうか?
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A
口腔内は、こまめにクリーニングをすることで、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。矯正期間中は、どうしても口腔内環境が悪くなりがちなので、装置を外してクリーニングができるマウスピース型装置を用いた矯正のメリットを生かし、きちんとケアをすることが大切ですね。当院は一般歯科にも対応しているので、矯正期間中にトラブルが起きたとしても、虫歯や歯周病の治療も並行して行えるのが強みです。矯正は、「不正咬合を直して終わり」ではなく、口腔内全体をトータルに整えていくことで、高齢になっても健康でおいしくご飯を食べられることにつなげていってほしいです。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリングを受け、矯正計画を立てる
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初回カウンセリングは無料。その後3D口腔内スキャナーで口の中を撮影し、現在の歯列の状態と矯正後の完成形を立体的な画像で確認。マウスピース型装置の必要枚数や費用、期間、歯を削るのかなどもっと細かく知りたい場合は、有料となるが画像を専門機関に送り、初回から矯正終了までの綿密なプランを作成してもらう。矯正を開始するかどうかの最終決定は、このプランを検討してからでも良い。
- 2精密検査を受ける
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初めに全身の健康調査を含む細かな検査を受ける。CT検査、唾液検査、歯周病検査、虫歯検査、血液検査に加え、食事記録や家族の口腔内の状態などの問診もあり。矯正期間中はどうしても口腔衛生状態が悪くなるので、虫歯や歯周病がトラブルを起こしたり悪化したりしないように、また、隠れた病気がないかを確認するために全身チェックを行う。また、この段階で虫歯などが見つかれば、並行して治療を行う。
- 3マウスピース型装置を装着し矯正を開始
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矯正終了までのマウスピース型装置の枚数は7枚、14枚、それ以上と患者の歯の状態によって変わるが、あらかじめまとまった数の装置を受け取り、プランに基づき、各自で1週間から2週間の間隔で装置を交換する。歯に装着する際は、少し強めに押し込むような感覚で装着する。場合によっては、ゴムをかける場合もある。マウスピース型装置は、食事と歯磨きの時以外は常に装着するようにする。
- 4矯正期間中の治療やメンテナンス
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同院は一般歯科と矯正歯科の両方に対応しているため、矯正期間中に虫歯や歯周病などの治療が必要な場合、他院にかかることなく治療を受けることができる。また、専門的な講習を受けた歯科衛生士によるクリーニングやホワイトニングを定期的に受けることで、矯正中であっても口腔内を清潔に保つことにつながり、矯正期間中にありがちな口腔内トラブルを減らすこともめざすことができる。
- 5定期チェックを行う
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おおよそ2ヵ月に1回、歯科医院に来院し、定期チェックを受ける。3D口腔内スキャナーを撮り、初めに立てたプランと現在の歯の状態を見比べながら、プランに比べてずれている歯がないかなどのチェックを受ける。患者もコンピューター画面上で一緒に歯の動きの状態を見ながら説明を受けるので、経過を自分で確認することができる。ずれが大きい場合などは、マウスピース型装置を作り直すこともある。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/74万8000円~99万円、虫歯治療/6万6000円、ホワイトニング/1万6500円~10万7800円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。