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須藤英文 院長の独自取材記事

須藤整形外科クリニック

(大和市/高座渋谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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高座渋谷駅から徒歩数分の穏やかな住宅街に佇む「医療法人社団 暉英会 須藤整形外科クリニック」は、一般整形外科に加え、脊椎・脊髄疾患の専門的治療を受けられる貴重なクリニックだ。縦に長い待合室を抜けると、ベッドが10台以上もある広々としたリハビリルームが目の前に現れる。複数名の理学療法士が在中する同院だからこそ実現する、丁寧なリハビリも患者に好評だ。院長を務める須藤英文先生はこれまで1000例近い脊椎手術を経験し、君津中央病院では整形外科の責任者として多くの治療を手がけてきた大ベテラン。「もっと患者1人ひとりに寄り添った治療がしたい」と、地元である藤沢市に開業することとなった。柔らかな口調で丁寧にお話して下さる須藤先生に、医師を目ざしたきっかけや今後の展望についてじっくりとお話を伺った。
(取材日2014年12月4日)

人々を楽にする医療に憧れて、神経系統を扱う整形外科医を志す

早速ですが、医師をめざしたきっかけや先生の子ども時代についてお話していただけますか?

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神奈川県の藤沢市生まれで、小学校は野球、中学校はバレー、高校はバスケットとスポーツが好きな子どもでした。 医師をめざそうと思ったのは、高校生のときに読んだアメリカの小説がきっかけです。精神科医が一般の人の生活にすんなりと溶け込んでいて、人々を楽にしているのに憧れ、日本でもそれができないかなと思うようになりました。また、小さいときはけがや風邪などで近くの病院に行くことがよくあり、時間外でも診療してくれていました。母に背負ってもらって病院に行ったことを覚えています。その先生によくしてもらったのも、自分が医療を志すベースとなったと思っています。

その後、大学ではどのようなことを勉強されていたのでしょうか?

大学でどの分野に進もうか考えていた時に、神経系統がいいなと思っており、脳神経外科か整形外科がいいかなと考えていました。神経系統を志そうと思ったのは、中枢神経がきちんと働かないと体が動かないので、大切な分野を扱う科目ですから。また、まだよく解明されていない分野だったので、勉強のしがいがあると思っていました。私が通っていた千葉大学が脊椎についてしっかりとした診療をしていたこともあり、研修後に整形外科に進もうと決めました。その後に進んだ大学院では、脊椎とその発生学について勉強しましたね。

そして、大学卒業後はいろいろな病院で勤務されているのですね。

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大学卒業後は大きな病院を中心に勤務し、医師としての経験を積みました。最初は大学病院で、その後は沼津にある病院で働いたのですが、初めて大学を出て働いたこともあり、とても新鮮な気持ちで働くことができました。その後に勤務した千葉の安房地域医療センターでは、整形外科の立ち上げに携わり、どういった手術機械を導入しようかなど看護師と相談しながら準備していきました。これは自分の医者人生において、とてもよい経験となりました。勤務医時代は骨折などの外傷の手術に加えて、私の専門が背骨や脊椎なので、頸椎や腰椎の手術も行っていました。脊椎手術に関しては、これまで17年間に渡り1000例近い手術を経験しています。多くの手術を経験する中で、「患者さんの痛みは一つではなく、一人の人間の中に複数の痛みが存在することもある」ということに気づいたのです。例えば、足が痛くて足をかばうようにして歩くうちに、腰が痛くなることがありますよね。大きな病院だとどうしても専門部位だけを診るようになってしまうので、もっと患者さんの全身を診たいと思うようになりました。そして、患者さんに寄り添った治療をするために、開業を決意したのです。

開業したことで、患者としっかり向き合えるようになった

この場所に開業したきっかけなどはありますか?

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千葉の大学に通っていたこともあり、医師になってからは千葉の病院に勤務することが多かったのですが、「開業するならば地元である藤沢から近い場所に」と考えました。開業してからは広告関係の方や施工業者など、普段は接点のない職種の方々と関わることができて新鮮な気持ちです。「こういう考え方もあるのか」と、彼らと話す中で新しい発見がたくさんありました。開業して最も満足していることは、患者さん一人ひとりとしっかり向き合って治療ができることです。大学病院とは違って、現在は患者さんの全身をじっくり見渡した診療ができることに大きなやりがいを感じています。ある程度なら日常の不具合など内科的な相談にのることもできますし、インフルエンザなどの予防接種も当院で受けられるようにしています。当院には定期的にリハビリにいらっしゃる患者さんが多いので、そういった方々がリハビリのついでに予防接種ができれば楽かと思いまして。

こちらの患者層やクリニックの特徴について教えてください。

患者層は、近隣の方を中心にお年寄りまでたくさんの方に来ていただいています。小学生や中学生はけがが多く、骨折、ねんざ、突き指などもいます。また、リウマチなどの症状の患者さんもいらっしゃいます。 超音波や低周波などの器械を使って治療する方もいますし、理学療法士に担当してもらって普段の生活の仕方の指導など、患者さん特有のクセのある歩き方などを改善するように指導しています。当院は、理学療法士がスペースを使って治療できるように広めに作っています。また、レントゲンは天井走行式のものを導入し、あらゆる方向からのレントゲン撮影が可能です。手術に行く手前の段階はこちらできちんと診療したいですからね。また、透視下での骨折の整復や神経根ブロックなどが可能です。

先生が診療の際に心がけていることなどありますか?

できるだけ患者さんが言いたいことが言えるよう環境を作っていきたいというのがあります。医師の前だと患者さんは萎縮してしまうこともあり、「これは言わない方がいいかな」と思って言わないことがあったりもしますが、理想は友人と話しているかのように、どこが痛いのかフランクに言えるような関係を作っていきたいと思っています。一度会っただけでは難しいかもしれませんが、長く付き合っていくうちに患者さんも少しずつ言いたいことが言えるようになってきており、嬉しく感じています。

こちらで行っている「オーダーメイドインソール」というものについて教えて下さい。

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歩く時に靴の中に入れて使用する「インソール」を、患者さんに合わせて作っています。スポーツをしている人はもちろんですが、普段の生活で感じる足やヒザの痛みを軽減したいという方や、外反母趾の患者さんにもおすすめです。当院では理学療法士が患者さんの歩き方や足の形をしっかりと確認したうえで、最適な形のインソールを作成しております。まずは歩き方をチェックして、足に合わせて型を取り、何度か履き心地を確認しながら丁寧に作成します。インソールを着用して歩き方を変えれば、肘や肩の使い方を改善することもできます。普段よく履く靴に合わせて作るのですが、スニーカーでも革靴でも作成可能なので大変好評です。

今後は理学療法士を増やし、訪問リハビリができるような環境づくりを

お忙しい毎日かとは思いますが、プライベートはどのように過ごしているのでしょうか?

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ゴルフに行くこともありますが、下手ですね(笑)。スタッフと行くこともありますし、スタッフ同士がとても仲良く働いているので、みんなでボウリングやバーベキューに行くなど懇親会もよく開いています。お酒が好きで、日本酒を熱燗で飲んでいます。また、学会や勉強会などに参加することもありますよ。

クリニックの今後の展望などを教えて下さい。

患者さんがドクターや理学療法士に自分の意見をはっきり伝えて、安心して治療やリハビリを受けられるような環境を作っていければと考えています。スタッフには常に、「患者さんが何でも気軽に話せるよう、クリニック全体で柔らかい雰囲気を作っていこう」と話しています。スタッフみんなでボウリング大会やバーベキューに行くのも、実はそのためなのです。スタッフ同士が良好な関係を築くことができれば、その柔らかい空気が患者さんにも伝わりますから。患者さんに細やかな対応をするために、理学療法士の人数をさらに増やしたいとも考えています。また、今後は訪問リハビリなどもできればいいと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

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手術経験が豊富なので、手術のタイミングを視野に入れた正確な診断には自信があります。「手術をしたくない」という患者さんには、運動療法や保存療法を提案するなど、様々な選択肢を提示させていただくこともできます。大きな病院と遜色ないような診察ができるはずです。さらに、大きな病院では手術対象とならないため、軽症だからという理由で、あまり積極的に加療対象とみなされない患者さんに対しても丁寧に診療する様心がけています。また、理学療法士が6名在籍しているので、治療・リハビリともに細かな対応が可能です。例えば足首のねんざのテーピング一つとっても、患者さんが痛みを感じる部位と実際の歩き方を確認してから固定し、固定した後も再度歩き方を確認するといった丁寧な処置を心がけています。体のどこかに原因不明の痛みを感じていながら何科を受診すべきか悩んでいる方も、ぜひ一度当院に相談してください。

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