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須藤 英文 院長の独自取材記事

須藤整形外科クリニック

(大和市/高座渋谷駅)

最終更新日:2023/05/19

須藤英文院長 須藤整形外科クリニック main

小田急江ノ島線高座渋谷駅西口から徒歩約4分の「須藤整形外科クリニック」。22台分の駐車場もあり車での通院も便利だ。院長の須藤英文先生は千葉県のドクターヘリ基地病院で整形外科部長を務めた経験もあるベテラン医師。「故郷に近い場所で地域医療に貢献したい」との思いから開業したのは2010年のことだった。今では赤い瓦屋根の大きな平屋建ての同院も、すっかり近隣の住宅街に溶け込んでいる。ゆったりとした廊下の左右に待合室、診察室、検査室が並び、その向こうにはベッド10台を備えた広々としたリハビリテーションルーム。複数の常勤理学療法士による充実したリハビリテーションが受けられるのも同院の特色の一つだ。穏やかな口調が印象的な須藤先生に、医師になったきっかけや診療について詳しく話を聞いた。

(取材日2023年3月30日)

中核病院での豊富な経験を生かし地域医療に貢献

まずは医師をめざしたきっかけを教えてください。

須藤英文院長 須藤整形外科クリニック1

神奈川県藤沢市生まれで、野球などのスポーツが好きな子どもでしたが、ケガや風邪でよく地元の小さな病院にお世話になりました。母に背負われて行って、時間外でも快く診てくだった先生の姿を今でもよく覚えています。また、高校生の時にアメリカのある小説を読み、主人公の医師が町に溶け込みながら身近な人々を癒やしていく姿に憧れを抱きました。「自分もああなりたい」と、思ったのが医師をめざしたきっかけだったかなと思います。

整形外科を選択した決め手は何だったのでしょうか。

千葉大学医学部で学ぶ中、神経系統の科目に興味を持つようになっていました。まだよく解明されていない分野で、チャレンジしがいもあると思ったんです。中枢神経という人体の非常に重要な部分にアプローチしていくのも面白かったですね。神経系統を扱うならば、脳神経外科か整形外科ということになりますが、お世話になった千葉大学医学部附属病院が脊椎の診療に力を入れていたこともあり、整形外科に進もうと決めました。

大学院卒業後はさまざまな中核病院に勤務されていますね。

須藤英文院長 須藤整形外科クリニック2

沼津市立病院、国立病院機構千葉医療センターなどを経て、開業前は君津中央病院整形外科部長を務めていました。勤務医時代は骨折などの外傷の手術のほか、専門である頸椎や腰椎の手術も数多く経験しましたね。それは、患者さん一人ひとりの抱える痛みの複雑さに向き合う日々でもありました。例えば、痛い足をかばって歩いているうちに腰が痛くなった患者さんがいたとします。全身を診たくても、大規模病院ではどうしても専門部位に集中しなくてはいけません。「もっと患者さんに寄り添いたい」という思いで、開業を決意しました。

この町に開業した理由はありますか。

町に溶け込んで診療をする医師がそもそもの憧れでしたが、それならどの町がいいかといえば「地元の藤沢から近い場所がいい」と思ったからです。開業して14年になりますが、患者さんの全身をじっくりと診て、一人ひとりと向き合える日々にとても満足しています。

超音波診断装置や骨密度測定装置を活用した診療

患者層や患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

須藤英文院長 須藤整形外科クリニック3

患者さんは近隣の方々が中心ですが、年齢層は幅広いですね。お子さんはケガ、中高年は腰痛や膝痛、四十肩、五十肩などの慢性疾患、高齢者は圧迫骨折や骨粗しょう症などがよく見られます。患者さんと接する際に心がけているのは、どの患者さんも言いたいことが言える環境をつくるということです。長年かけて、どこが痛いのかフランクにお話ししていただける関係を築けた患者さんもいてやりがいを感じています。初診の方でもできるだけリラックスしていただけるよう注力していきたいです。また、設備面でもよりよいものが導入できないか常に研究し続けることも大切にしています。

骨密度測定装置を新しくされたそうですね。

これまで骨密度は手首の骨で測定していましたが、より精密なデータを入手するために腰の骨や大腿骨頸部で計る装置がずっと欲しかったんです。町のクリニックでも使いやすいように小型化してきたこともあって導入しました。骨粗しょう症は投薬治療や注射がメインになりますが、骨密度の変化がより精密に検査できるようになったので、効果が判断しやすくなりましたね。薬の種類自体も増えているので、効果が見られないようならば別の薬に切り替えていくなど、一人ひとりに合った薬を見つけるのに役立ちます。「注射をしたいけれど週に1回は来られない」という方には月1回程度の通院で済む自己注射もお勧めです。

超音波診断装置なども導入していると伺いました。

須藤英文院長 須藤整形外科クリニック4

多方面からの撮影が可能な天井走行式エックス線撮影装置があり、骨に関する検査はこれまでも十分に行えていました。しかし、エックス線だけでは靱帯、筋肉、腫瘍などのことはわかりません。捻挫一つとっても靱帯断絶の可能性を確かめなければいけないケースもあるのですが、これまでは他院を紹介してMRIを撮ってきてもらうしかありませんでした。しかし、超音波診断装置を導入したことで当院での画像診断が可能になりました。また、超音波と穿刺(せんし)を組み合わせた治療も、当院の強みです。手首のガングリオン、肩の石灰などを針を刺して抜く時、血管を避けてピンポイントで針を刺すために超音波で確かめながら行います。同じように頸部椎間板ヘルニアの神経ブロック注射も実施します。

リハビリテーションに関しても常に改善をしているそうですね。

物理療法機器を何台か減らし、よりいっそう理学療法士によるリハビリテーションを重視するようにしました。現在は常勤7人、非常勤1人の理学療法士がいます。歩行解析を重点的にやってきたスタッフをはじめとして、それぞれが違う強みを持っていて、お互いに技術を吸収し合っているようです。院内勉強会も盛んですよ。

広いリハビリテーションルームで超音波も活用したい

今後の展望についてお聞かせください。

須藤英文院長 須藤整形外科クリニック5

ゆくゆくはリハビリテーションルームにも超音波診断装置を置いて活用していきたいです。例えば、リハビリテーション前に理学療法士が患者さん筋肉の動きを超音波で測定。そして、動きが悪かった筋肉に重点的にアプローチします。リハビリテーション後にもまた超音波で筋肉の動きが改善されたかどうか確認する、といったことをしていきたいと思っています。超音波は気になる部分にパッと当てられるのが便利です。もし、高度医療が必要となったら桜ヶ丘中央病院、藤沢湘南台病院、国立相模原病院などへの紹介もできます。これからも、病診連携を深めていければと思います。

忙しい毎日をお過ごしと思いますが、リフレッシュ法はありますか。

たまにゴルフに行くことでしょうか。かれこれ10年くらいやっていますが、なかなか上手になりません(笑)。できるようになったと思ったら、また下手になったりと一進一退なのですが、そこが魅力なのでしょうか。ゴルフは姿勢も重要ですよね。ゴルフのレッスンでは「もっと胸を張って」などと注意されます。僕たちが患者さんに言うことと、少し通じるところもあるかもしれません。ゴルフに行くとよく歩きますが、歩くのは大事ですよね。健康維持に役立っていたら良いのですが。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

須藤英文院長 須藤整形外科クリニック6

町のクリニックは小回りが利くのが良いところです。例えば、ケガに対してシーネ固定を希望しない患者さんには、テーピングで生活に及ぼす影響は少ないようにしながら、できるだけ早い復帰をめざす治療もできます。痛みや違和感を感じたらすぐにかかれて、何週間も先の予約日を待つ必要はありません。体のどこかに原因不明の痛みを感じていながらも、何科を受診すべきかわからずに悩んでいるならば、ぜひ一度いらしてください。また、特に病気の不安はなくても、当院では理学療法士によるオーダーメイドインソールの作製もしています。履き心地および歩行状態を確認しながら丁寧に作っていきますので、スポーツをしている方はもちろん、姿勢が気になっている方などもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インソール作製1足/1万3000円~

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