医療法人 如水会 鈴鹿腎クリニック

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河出恭雅理事長

医療トピックス

内科と皮膚科、メディカルスタッフが連携
包括的な透析療法の提案

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保険診療

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透析患者にとって、しなければいけないこと、気をつけなければいけないことは実にたくさんある。腎臓の機能を代替する人工透析療法を受けるための定期的な通院、造設した内シャントの管理、さまざまな疾病の予防……。透析患者の高齢化により、加齢に伴って増えるトラブルのフォローも必要となり、どれもが患者が病気とともに人生を歩んでいく上で、欠かせないものといえる。長きにわたり地域に根差し、透析患者の人生に寄り添ってきた「鈴鹿腎クリニック」では、患者一人ひとりに合った治療をめざすため、内科や皮膚科、リハビリテーション、フットケアの領域が密に連携し合っているそうだ。今回は河出恭雅理事長に、同院の取り組みをひもときつつ、透析患者の診療における診療科・職種の連携の重要性を解説してもらった。(取材日2019年1月7日)

腎臓疾患を中心に置き、さまざまな視点から患者を見守り、適切な医療の提供をめざす

内科と皮膚科が連携する利点とは何ですか?

1 ▲スタッフ間のコミュニケーションも大切にしている河出理事長 お互いの専門性を生かし、迅速かつ適切な判断につなげられることです。皮膚は「内臓の鏡」といわれるように、内科疾患の初期症状として現れた皮膚所見から、糖尿病や膠原病といった病気が見つかることも珍しくありません。一方で、皮膚所見の見極めは簡単ではなく、皮膚科を専門とする医師とともに診療にあたれるのは、内科の医師としても心強いと感じています。加えて透析患者さんを多く診る当院では、総じて免疫機能が低下した方が多く、皮膚トラブルが起こりやすい傾向にあるため、皮膚科を専門の医師にきちんと診てもらえることは、患者さんが利益を享受できる大きなポイントではないかと考えています。

透析患者さんに多い皮膚科の合併症にはどんなものがありますか?

20190121 2 ▲それぞれに合った治療法の提案のため、丁寧に検査を行う 特に多いのは白癬症、いわゆる水虫です。加えて、タコやウオノメ、靴擦れといった足のトラブルに気づきにくい傾向にあります。末端神経が鈍くなっていることから、傷ができても痛みなどを感じにくく、感染が進んでようやく気づくといったことも多いんですよ。感染がコントロールできずにいると、最悪の場合足を切断することにもなりかねません。早期発見とケアが必要なため、当院ではフットケアチームが主体となって足の観察とケアなどを行っています。他にも、免疫機能の低下により帯状疱疹が発症しやすい傾向にあります。治療が遅れると帯状疱疹後神経痛の原因にもなるため、早期発見・治療をめざすことで神経痛の予防につなげています。

フットケアチームはどのようなことを行うのでしょうか?

3 ▲「患者をしっかり見る」ことを大切にしている伊藤英明子副院長 通院が決まった段階で行う、患者さんの足の状態確認ですね。靴下を脱いでいただき、足を見て、触って、足の色調や温度、小さな病変の有無などを、くまなく観察します。合わせて気になる症状などを患者さんから聞き出し、皮膚科の診察を依頼したり、下肢超音波検査を行ったりします。時には、動脈硬化度の測定検査を行うことや、血管造影のために大きな基幹病院を紹介することもありますね。トラブルの中には陥入爪などの足爪のトラブルや外反母趾なども非常に多く、整形外科に紹介することもあります。迅速かつ適切な診療科に割り振る上で、まず内科と皮膚科の範疇なのかを精査できるのは、とても心強いものですね。

透析療法を行う上で重視していることは何ですか?

4 ▲患者の考え、ライフスタイルにも寄り添いながら透析療法を行う ダイアライザー(人工腎臓)を常に複数種類用意するなど、バリエーションを持たせられるようにしています。透析の方法は一つではありません。高血圧やアレルギー体質、食事量によっても、選択するダイアライザーは異なってきます。毒素の抜き方、透析時間なども個別に調整できますから、可能な限り患者さんに合った治療を提供できるよう努めています。また安全性を保つために、透析液の清浄化にも力を入れていますし、血液検査結果を踏まえた栄養士による食事指導なども行っています。さまざまな取り組みを行えるのも、診療に関わるすべての人が常にアンテナを張り、勉強会などで積極的に知識や情報を得てきてくれるからだと感じています。

力を合わせて、適切な診療の提供に尽力されているのですね。

5 ▲チームワークの良さも同院の魅力 医学が進歩し、合併症が多岐にわたるようになったことで、「1人でできること」は、限られるようになりました。しかし異なるスペシャリストがチームとなれば、医療の深度を増すだけでなく、スキルの新陳代謝も活発になり、質の高い先進の医療を、長く提供することも可能となると、考えています。生活背景や合併症、治療に対する考え方は、患者さん一人ひとりでまったく異なります。その上で私たちの役割は、診療を通して患者さん一人ひとりにきちんと応えていくこと。ダイアライザーの選定も透析液の清浄化も、コストはかかりますが、当然としてやるべきことなのです。そのこだわりは常に持ち続けていきたいと考えています。

ドクターからのメッセージ

河出恭雅理事長

透析療法を受けている場合、皮膚に限らずさまざまなトラブルに見舞われることが多々あります。そんな中、患者さんがいくつか診療科を渡り歩くのは大変なことと思います。できる限り患者さんのご負担が減らせるように、専門の医療機関へ紹介することが望ましい場合にも迅速に判断し送り届けるなどして、いち早く適切な治療につなげられるように、クリニック一同、常に心がけております。尿検査で異常があると言われたり、皮膚に気になる点があったりする場合には、遠慮せずになんでも相談してください。

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