患者の安心と安全のために
正確性を重視したインプラント治療
もり歯科医院
(北九州市小倉南区/下曽根駅)
最終更新日:2025/03/27


- 自由診療
入れ歯やブリッジと同じく、歯を失った際の治療法として知られるインプラント。一般歯科から矯正歯科まで幅広く対応している「もり歯科医院」では、1995年の開院当初よりインプラント治療に取り組んでいる。インプラント治療の専門家である森裕之院長のモットーは、歯科医師である自分自身が受けたい、そして自分の大切な家族に受けさせたいと思える歯科治療の提供。インプラント体を埋め込む骨の再生を促す骨造成に注力するほか、3Dスキャナーやインプラントガイドシステムなどの機器も導入し、適切に治療を進める環境づくりにも余念がない。「当院ではスピードではなく、確実性、安全性を重視し、一人ひとりに合ったインプラント治療を提案しています」と森院長は笑みを見せる。そんな同院のインプラント治療について森院長に詳しい話を聞いた。
(取材日2024年8月26日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療のメリットについて教えてください。
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A
インプラント治療は「多数の歯を失った場合の治療」というイメージもあるようですが、失った歯が1本から数本の少数歯欠損の場合に、ブリッジのように隣り合う歯を削らずに「噛む」機能の回復をめざせる治療です。入れ歯の噛む力は天然歯に比べて2〜3割ほどですが、インプラントであれば9割に迫るとされています。お肉やお魚などを食べやすくなることも見込め、バランスの良い食事が望めます。歯が欠損したままや総入れ歯だとどうしても噛みづらく、パンや白米などの糖質に偏重してしまい、糖尿病などの生活習慣病、ひいては心疾患などにつながるリスクも考えられます。全身の健康にもつながる点は、インプラントの大きなメリットの一つです。
- Qインプラント治療は誰でも受けられるのですか?
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A
手術を行うため、糖尿病や高血圧症などの内科疾患がある方には難しい治療です。インプラント治療を受けたいのであれば、例えばヘモグロビンA1cの値を7以下にするなど、全身の健康状態を立て直すことが先決です。骨粗しょう症の治療を受けていたり、喫煙習慣があったりするとうまく治療が進まないケースも。口と体の健康は別物ではないことをぜひ意識していただきたいと思います。またインプラント治療は数ヵ月という長期間にわたることがほとんどです。治療中も歯周病などにならないよう、ご自宅での歯磨きや歯科でのメンテナンスをしっかり継続しましょう。また手術の詳細は都度説明しますが、不安がある場合はいつでもご相談ください。
- Qこちらでのインプラント治療の特徴は何でしょうか?
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A
インプラント治療は30年近く取り組んでいます。被ばく量の少ない新型の歯科用CTの他、3Dスキャナーや手術のシミュレーションができるインプラントガイドシステムも活用し、治療のステップごとに安全性を確認しながら、適切に治療を進めます。そのため他院に比べて治療期間が長い傾向にありますが、そのほうが体の修復スピードなどにも即した、安全性に配慮した治療になると考えています。患者さんによって傷の回復や骨造成の速度も違います。一人ひとりに合わせた治療であることを大切にしていますから、治療しながら口腔環境を維持したい、しっかりと一歩一歩治療していきたい方には、当院の方針が合っているのではないでしょうか。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリングや検査を受け、口腔環境を清潔に
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歯科衛生士による丁寧なカウンセリングと精密な検査により、治療方針を決定する。安全性に配慮した治療を行うことを目的に、口腔環境を清潔に導くためのケアを受ける。
- 2必要に応じて骨造成を行う
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人工の歯根であるインプラント体を歯の骨の中に入れるのが一次手術。ただし歯周病によって歯を支える骨がもろくなっていたり、減ってしまったりしている場合は、先に骨造成手術を行い、インプラント体を入れるための土台を作る。この治療には4〜6ヵ月ほどかかる。
- 3一次手術の実施
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骨造成が終了、もしくは骨造成が必要ない場合は、インプラント体を埋入するための一次手術を行う。手術後は歯茎をしっかりと縫い合わせ、菌の侵入を予防する。インプラント体が骨となじむには3〜6ヵ月ほどかかる。その間も歯周病や虫歯にならないよう、定期的なメンテナンスを継続。最初のカウンセリングから治療後のメンテナンスまで専任の歯科衛生士が担当することもあり、何でも相談できる環境だ。
- 4二次手術を経て、最終的なかぶせ物の装着を図る
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歯茎を切開してインプラント体の頭出しをして、かぶせ物とインプラント体をつなぐ土台であるアバットメントを取りつけるための二次手術を行う。2〜3週間ほど歯茎の修復期間が必要で、その間は仮歯(仮の人工の歯)を装着。歯茎の修復期間を経て、最終的なかぶせ物と差し替える。歯科技工士が常駐し、個別の要望にも柔軟に対応してくれる。歯科医師とともに噛み合わせなどを調整し、手術終了となる。
- 5定期的なメンテナンスの継続
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インプラント治療を行うと「もう何もしなくてもいい」「歯も磨かなくていい」と思ってしまうかもしれないが、それは大きな間違いだ。治療後のメンテナンスによって口腔環境の維持を図ることがインプラント治療の大前提。患者によって1〜3ヵ月に1度と頻度は異なるが、天然歯と同様に自宅での丁寧な歯磨き、クリニックでの歯科衛生士によるメンテナンスを受けながら、残された歯やインプラントを長く使えるように守っていく。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/33万円~、骨造成/11万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。