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森 裕之 院長の独自取材記事

もり歯科医院

(北九州市小倉南区/下曽根駅)

最終更新日:2023/09/04

森裕之院長 もり歯科医院 main

「開院当初から患者さんが喜んでくれると思うことは積極的に取り入れてきました」。そう語るのは、小倉南区で地域に密着した診療を行っている「もり歯科医院」の森裕之院長だ。西鉄バスの府殿入口停留所からすぐの場所にある同院が開院したのは1995年。以来、安全かつクオリティーの高い治療の提供をめざし、保険診療だけでなくインプラント治療などの自費診療にも注力してきたという。2011年にはより充実した環境で診療を行うべく院内を改装。歯科技工所の設置、歯科衛生士の担当制、保育士による託児サービス、マッサージ機能つきの診療チェアなど、患者に寄り添った取り組みを行っているのも特徴だ。幅広い視野でクリニックの環境づくりに徹する森院長に、これまでの経緯など詳しく話を聞いた。

(取材日2021年7月30日)

幅広い診療の中でも特にインプラント治療に注力

院長が生まれ育ったのもこの地域だとお聞きしました。

森裕之院長 もり歯科医院1

ええ、この辺りは慣れ親しんだ土地です。子どもの頃はやんちゃなほうでしたので、よく外で遊んでいましたね。その一方で、手先も器用だったものですから小さな頃からナイフで梨やリンゴをむいたりしていました。それを友達の前でやると驚かれましてね。皆当たり前にやっているものだと思っていたので、驚かれた時は「えっ?」と戸惑ったのを覚えています。それからジグソーパズルも好きでした。中高生時代はオーディオ関係に興味があり、エンジニアをめざしていたので、大学は電子工学部を受験。しかし、現役では厳しく浪人しましてね。ただ、勉強する時間があったぶん学力も上がり、予備校の先生から医学部もめざせると言われたんです。そこで再度進路を考えた結果、手先の器用さも生かせると思ったことから歯科医師になろうと進路変更をしました。母が助産師をやっていましたので、多少はその影響もあったと思います。

医療にふれる環境が身近にあったのですね。

祖母と母、2代で助産師をやっていたので、地域の方から感謝される姿をよく目にしていました。そういったことも医療に興味を持つ要因の一つにはなったと思います。そして、いろいろと考えた結果、九州大学の歯学部に進学しました。大変なこともありましたが、6年間充実した日々を過ごし、無事卒業。その後は信頼する先生のクリニックで4年ほど一般診療の経験を積ませてもらい、この地で1995年に開院の運びとなりました。慣れ親しんだ地域の皆さんに貢献できるという意味でも、ここで開院できたことは良かったなと思います。近くに幼稚園や小学校もありますし、2世帯で暮らしている家庭も多かったので、当時も今も幅広い患者層というのは変わりませんね。

そのようなことも充実した診療内容につながったのでしょうか?

森裕之院長 もり歯科医院2

ええ。小児から高齢者までどの年代にも対応できるようにというのは開院の際に念頭に置いていましたので、当初から今と同じように小児歯科や一般診療はもちろん、歯周病、矯正、審美など幅広く行っていました。そして、ありとあらゆる勉強会に足を運び、インプラントの知識と技術も習得。当時は今のように当たり前に受けられる治療ではなかったので、患者さんにも喜ばれました。この辺りも高齢化が進んでいるため、今でもインプラントは当院で最も力を入れている治療です。インプラントは歯を失った場合の治療になりますので、どうしても50代以上の方が多くなりますね。年齢問わず多いのは歯の痛みや歯茎の腫れといった症状、あとはメンテナンス。開院当初から20年以上、定期的にメンテナンスで来られている方もかなりいらっしゃいます。

マウスピース型の装置を用いた目立たない矯正にも対応

20年以上というと、当時子どもだった方は成人されていますね。

森裕之院長 もり歯科医院3

ちょっと見ないうちに結婚して、子どもを連れて来たりしますからね。あんなに小さかった子が親になっているなんてと、ほんと驚きますよ。10年くらい来てなかったのに、いきなり来ることもあったりしますから(笑)。まさに町の歯科クリニックならでは。うれしいですね。そういったことがあると歯科医師でよかったなと思いますし、もっと地域に貢献していきたいなという気持ちになります。そのためには患者さんのニーズに応えられるよう新しい技術も取り入れていかなくてはなりません。透明のマウスピース型の装置による矯正もその一つです。目立たないということでマウスピース型装置による矯正を希望される方が最近は多いですからね。もちろん従来のワイヤーを用いたブラケット矯正も行っていますが、今後もマウスピース型装置を用いた矯正のニーズはより高まると思います。

矯正は小児から成人まで対応されているのですか?

はい。ただ、中高生になるとある程度骨格も完成していますので、成長の余地が少なくなっています。そのため、抜歯をしなければならないケースも多くなるため、お子さんの場合はなるべく早い段階で開始されることをお勧めしています。顎の成長を利用することで、抜歯せずに済む可能性がぐっと高まりますから。基本的に小児矯正では顎を広げるための装置から開始する1期、永久歯が生えそろった中学入学前後でワイヤー式といった2期というような流れになりますが、1期だけで済むケースもあります。また、中高生以上から開始する場合は、見た目が気になる時期でもあり、ワイヤー式の矯正に抵抗があるケースも。そういったこともマウスピース型装置を用いた矯正のニーズが高まった一因。学生だけでなく、成人になるとお仕事の関係もありますから、目立たない矯正を希望される方は多くなりますね。

治療において心がけていることは何でしょう。

森裕之院長 もり歯科医院4

やはりカウンセリング。これは矯正に限らず、すべての治療において言えることで、患者さんの声をしっかり聞くことを心がけています。インプラントにしても、まずは治療内容について十分に知っていただくことが大事。自由診療になると費用もかかりますし、ご理解、ご納得いただいてからというのが大前提。そして、いくらご説明したとしても信頼関係ができていなければ治療は成り立ちませんので、すぐに決めていただくことはせずに、いったん持ち帰っていただき、日を改めて再度カウンセリングの時間を設けることも多々あります。

保育士による託児やマッサージ機能つきのユニットも

また、保育士による託児サービスもされているとお聞きしました。

森裕之院長 もり歯科医院5

週2回、予約制で行っています。親御さんに喜ばれているようですね。人数が多くなった場合でも、うちのスタッフには子育て経験者がいっぱいいるので、すぐにサポート可能です。また、歯科技工所を設けていることも当院の特徴の1つ。歯科技工士が在籍していますので、仕事の都合などで短期間で終えられたい方のご要望にもできる限りお応えできるように体制を整えています。それから、メンテナンスを行う際のユニットはマッサージ機能がついているので、お口のメンテナンスと一緒にマッサージ機能もご活用いただいているようですね。今後も患者さんが喜んでくれると思うことはどんどん積極的に取り入れていきたいです。

院長ご自身はどのようにリフレッシュされているのでしょう。

休みの日に韓国ドラマをよく見ています。映画も好きですよ。それから、大学に通っている娘が帰省した時に家族で食事に行くのも楽しみですね。息子もいるのですが、昔は自分の後を継ぐ子はいないだろうなと思うほど、2人とも歯科医師には関心を持たなかったものですからまったく期待していませんでした。それがどうしたことか、息子が歯科医師をめざしたいと言い出したんです。本当にわからないものだなぁと。親の背中を見てそう思ってくれたとしたら、うれしいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

森裕之院長 もり歯科医院6

現在、歯科医師2人を含む、総勢15人で治療にあたっており、歯科衛生士は担当制を取り入れています。同じ歯科衛生士が毎回担当することで口腔内環境の変化にも気づきやすいですし、来院のたびに担当が変わるよりも毎回同じのほうが患者さんも安心できるのではと思い担当制に。今は歯科衛生士4人ですが、それでも足りない状況なので、さらに人数を増やして、メンテナンスをもっと強化していきたいと考えています。院内については待合室を今の倍くらいに広くしたいという構想も。そのように、これからもより充実した環境づくりをめざしていきたいと思っています。当院の特徴をご実感いただくためにも、まずは一度メンテナンスにいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~
詰め物/1万9800円~
かぶせ物/5万5000円~
歯列矯正
小児1期:13万2000円~
小児2期:13万2000円~
成人:部分矯正:23万1000円~
   ワイヤー矯正:93万5000円~
   マウスピース型装置を用いた矯正:55万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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