歯科用マイクロスコープを活用し
治療からメンテナンスまで精密に
昭和歯科・矯正歯科
(福岡市西区/九大学研都市駅)
最終更新日:2026/03/19
- 自由診療
根管治療やむし歯治療、メンテナンスなど、さまざまな場面で適切な診断や精密な治療をするために活躍するのが、歯科用顕微鏡のマイクロスコープだ。口腔内を20倍に拡大して見ることができ、低侵襲治療や緻密な修復を手助けする一方、映像を記録することができるため患者に対しての説明や指導といった側面でも大きな役割を果たしている。今回はクリニック内の全ユニットにマイクロスコープを設置し、歯科医師だけではなく歯科衛生士も活用する「昭和歯科・矯正歯科」の木南意澄(こみなみ・いずみ)院長にインタビュー。マイクロスコープによる治療のメリットや歯科衛生士が活用することの意義など、さまざまな視点から話を聞いた。
(取材日2025年2月3日)
目次
マイクロスコープを活用した精密治療とメンテナンスで患者の歯を守る
- Qマイクロスコープを使用した歯科治療の特徴を教えてください。
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A
▲適切な治療のためにマイクロスコープはたいへん重要と院長は語る
歯科用顕微鏡であるマイクロスコープは、対象物を20倍まで拡大して見ることができます。歯科治療では小さな歯の中のさらに細かい部分を見る必要があるので、何より大きく見えるというだけでも非常に有用です。むし歯を取り残さないように、歯を削る量を最小限にとどめるなど、精密な治療を行う際はたいへん重要なツールとなっています。加えて歯を修復する方法の一つであるダイレクトボンディングをはじめ、これまではできなかったような治療の実現にも一役買っているのではないでしょうか。歯間にできてしまったむし歯でも、天然歯部分とギャップが出ないような修復がめざせるようになったと思います。
- Qこちらではさまざまな場面で活用されているそうですね。
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A
▲むし歯治療や審美面に配慮した治療でも使用している
深いむし歯に対して行う直接覆髄法や、小さなむし歯の処置後に行うダイレクトボンディング、歯周病治療、裏側矯正に加え、歯に小さなひびが入っていないかどうかの確認や、録画機能で治療映像を記録し、患者さんへの説明にも活用しています。また、歯周病治療の際、歯茎の内側にある歯石は見えにくいため、これまでは麻酔をかけて処置していたのですが、マイクロスコープを使うことで視認しやすくなり、麻酔が不要になりました。このほか、歯科衛生士が歯石取りやクリーニングなどのメンテナンスを行うチェアにもマイクロスコープを設置。当院では、診査、説明、治療、メンテナンス、すべての工程でマイクロスコープを活用しています。
- Q最近、新たなマイクロスコープを導入されたと伺いました。
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A
▲マイクロスコープをはじめ、機材のアップデートにも余念がない
国内でもまだ珍しい新型のマイクロスコープです。一般的なものとは操作難易度も費用も上がります。ただ、だからといって一般的なマイクロスコープが劣っているわけではなく、どのタイプでも精密な治療は可能です。ではなぜ新型のタイプを導入したかというと、常に技術も知識もアップデートしていける環境は、スタッフの士気も高まり、鍛錬して得たスキルを患者さんに還元することができるからです。従来のモデルはレンズの焦点距離微調整が手動だったのですが、今回導入したマイクロスコープは、フットコントローラーで調整できるんです。焦点のブレやズレが起きにくく、安定した姿勢で効率の良い治療が行えるのが特徴です。
- Q使いこなすためには高い技術が必要だそうですね。
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A
▲研鑽を積んだ歯科衛生士がマイクロスコープを使用しケアを行う
どのタイプのマイクロスコープも日々のトレーニングが必須です。そのため、マイクロスコープがあるから優れた歯科クリニックとは限りません。さまざまな治療で活用するには、ある基準に達した技術の習得が必要ですから、マイクロスコープを使う研究会やスタディーグループに入って積極的に研鑽を積むのが大切だと考えます。当院では、自分の症例を画像や動画で記録してアドバイスをもらったり、他院の先生のマイクロスコープの治療法を勉強したりしています。また、日常的に使うことが重要なのでなるべく多くの処置でマイクロスコープを使えるように、全ユニットに設置。歯科衛生士もトレーニングを積み、メンテナンスの際に使用しています。
- Qマイクロスコープを用いた治療の最大のメリットは何でしょう。
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A
▲治療について、モニターを使用し詳しく説明してくれる
歯を一度削ってしまうと、元に戻すことはできません。そのため、治療する際にわれわれが重視することは、再発させないこと。歯を削る量を最小限にし、なおかつむし歯の削り残しを防ぐためには、肉眼では見えない箇所までしっかり見えるマイクロスコープを用いた治療は非常に有用です。これらのことを踏まえても、マイクロスコープによる治療の最大のメリットは「歯を温存できること」だといえるでしょう。そして、私がそこまで精細な治療にこだわる理由は、いつまでも患者さんの健康な歯を守りたいからです。歯を失った際のインプラント治療も当院の得意分野ですが、健康な歯を維持できるのであれば、それに越したことはありませんからね。
自由診療費用の目安
自由診療とはむし歯治療(ダイレクトボンディング)/4万9000円~、根管治療/6万9000円~、歯周治療/9万9000円~、裏側矯正/99万円~、直接覆髄法/5万3900円、補綴治療/(奥歯)15万2900円、(前歯)19万6900円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

