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木南 意澄 院長の独自取材記事

昭和歯科・矯正歯科

(福岡市西区/九大学研都市駅)

最終更新日:2021/10/12

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JR筑肥線の九大学研都市駅から徒歩6分。国道202号沿いにある「昭和歯科医院」は、1996年に近くの昭和病院の歯科クリニックとして開院。2003年から院長を務める木南意澄(こみなみ・いずみ)先生は自費診療のほか、マイクロスコープを活用した精密治療やメンテナンス、噛み合わせ治療などによる口腔内のバランス調整を重視。「歯の寿命を延ばすために、その場限りの治療はしない」と強調するほか、教育にも注力し、むし歯予防の重要性の啓発に努めている。むし歯の積極的な経過観察などを含め、可能な限り歯を削らない治療をめざす木南先生に、これまでの経歴やクリニックのモットーである包括的治療などについて話を聞いた。

(取材日2020年11月30日)

口腔内のバランスを整える包括的治療

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えていただけますか?

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父が医師だったので、漠然と医療関係に進みたいという気持ちがあったのでしょう。それに医師や歯科医師は、多くの人に感謝していただける素晴らしい仕事だという思いもありました。九州大学卒業後にはがんや顎変形症、口唇口蓋裂などの治療に携わる九州大学病院の第1口腔外科に入局しました。病棟勤務では入院患者さんの管理、外来では親知らずの抜歯などさまざまな研鑽を積んできました。

こちらのクリニックには何年にいらっしゃったのですか?

当クリニックは1996年に、近くにある昭和病院の歯科部門を担う関連施設として開院しました。昭和病院が九州大学の関連病院の一つであるため、私が2003年に九州大学から出向して院長に就任し、20年近くがたちました。意外に思われるかもしれませんが、今も九州大学病院の医局員なんですよ。歯科医師になってから3、4年目、しかも口腔外科の経験しかない中での出向で、最初はそれこそ右も左もわからない状態。だからこそセミナーに参加するなどしてさまざまな技術を学び、症例を積み重ねてこられたのだと思います。今は、得意な治療のマイクロスコープを用いた精密治療と噛み合わせを再構成する矯正治療やインプラント治療を行っています。

クリニックのモットーである包括的治療について教えていただけますか?

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端的に言えばミクロとマクロを見るということ。ミクロというのは1本単位の歯の治療を指し、マイクロスコープを使っていかに精密に治療していくかということです。しかし歯は全部で28本あり、マクロで見ていくことも重要。歯磨きが足りない、甘いものを食べるなど、いろいろな要素によって歯は悪くなっていきますが、概ね力のバランスに問題があることが多いのです。それは噛み合わせだったり、習癖であったりするため、全体的なバランスをマクロで見る必要があります。歯科治療は主訴のある歯だけを見ていては駄目なんです。バランスを整えるためには矯正治療を施すこともありますし、歯の欠損によりバランスが崩れていれば残っている歯の負担を減らすためにインプラントを入れるなど、包括的な治療が大切になります。

マイクロスコープを活用し検査・治療・メンテナンスを

特徴の一つである精密治療についてお聞かせください。

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すべてのチェアに歯科用顕微鏡のマイクロスコープを設置しています。最初に導入したのが2012年だったのですが、それまでの治療の至らない部分がよくわかりました。難しいところではなく基本の治療、例えばむし歯を削り、型を採って、銀歯ができるまで仮埋めをするのですが、それを外した際、きれいに取り除いていると思っていましたが、実はたくさんの仮埋め素材が残っていることがありました。そういうことを目の当たりにする中で、特に歯のような小さな部位の治療においては大きく見えているか見えていないかは大きな差になるのだと実感しました。それからは一般的にマイクロスコープを使うことが多い根管治療だけではなく、検査、むし歯修復治療、歯周病治療、かぶせ物の治療、メンテナンスに至るまで、すべての診療において活用するようにしています。現在は大きく歯を削らずに、むし歯の部分のみを削っていき、レジンを使った修復を勧めています。

メンテナンスにもマイクロスコープを使うということは、歯科衛生士の方も活用されているのでしょうか?

もちろんです。歯科医師と同じレベルで歯科衛生士にも、精密な治療のメンテナンスをしてもらうことが大切です。歯科衛生士が使うチェアにもマイクロスコープを設置しているのですが、それぞれ自分に合ったカスタマイズにして、ぱっといつでも使えるようにしています。動画が撮影できるので、ブラッシング指導などにおいても、磨き残しなどを実際の映像で患者さんに確認していただくんです。言葉で伝えるよりも非常にわかりやすく、重宝しています。

インプラントや矯正治療にも力を入れているとお聞きしました。

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いずれも口腔内のバランスを整えるためには必要な治療です。義歯にはブリッジや入れ歯などもあるものの、包括的に行っていく中では、インプラントが適していると考えています。もちろん複数歯が欠損している場合は高額になってしまったり、重度の歯周病の場合にはインプラント周囲炎などのリスクがあったりしますが、バランスを整えるという観点からは、他の歯に負担をかけないインプラントがお勧めです。また矯正に関しては噛み合わせなどの調整に加え、審美的な面からも提案することがあります。当クリニックでは表面につける装置だけでなく裏側矯正も、マウスピース型装置を用いた矯正にも対応していますので、それぞれのメリットデメリットを説明しながら患者さんに選んでもらうようにしています。

治療前の教育が将来的なむし歯を防いでいく

治療前のカウンセリングも重視されているそうですね。

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痛みがあるなど緊急性がある場合にはまず応急処置を行いますが、基本的にはいきなり治療をすることはありません。初診の日は基本診査、2回目の来院時に診査結果をもとにコンサルテーションを行います。むし歯の治療で来られている患者さんに対しては2回目の来院時は予防の話を徹底的に行い、まずは口腔内の環境づくりに取り組んでいただきます。それが確立されてから治療を始めます。これまでの経験から、むし歯を再発させないためには教育も重要だと考えています。

予防というお話がありましたが、詳しくお聞かせいただけますか?

開院当時は昭和病院に関連した方の来院が多かったのですが、今では20歳前後の学生さんなど若い方の来院が多く、主訴は概ねむし歯か、親知らずの抜歯か、歯並び。そこでなんとか若い世代のむし歯を繰り返させないようにできないかと思ったのです。誤解されている方もいらっしゃるかもしれませんが、歯磨きだけを頑張れば良いということでもありません。確かに磨き残しなどによってもむし歯になりますが、現在の大きな予防のトレンドはフッ素とシュガーコントロールです。そのためアメリカのむし歯予防システムの考え方を基本に、それぞれのリスクに合った指導を行っています。フッ素入りの歯磨き粉を使用する、また甘いものを摂取する際にもどのようなタイミングで摂るべきなのかなど、むし歯のメカニズムを正しく理解してもらい、それぞれの習慣を改善することで、将来、むし歯治療や歯周病で歯科受診しなくていい生活を送ってほしいものです。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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歯科医院選びは難しい面がありますが、さまざまな分野を横断的に診療しているクリニックを選ぶのも良いでしょう。今まで歯で困ったことが多い方で、本気で治療を考える際には、3軒ぐらい歯科医院を訪ねて決めると良いと思います。そして一度ここだと決めたら浮気をしないこと。自分の口腔内を一番わかっているのはかかりつけの先生ですからね。当クリニックでは歯の寿命を延ばすために、その場限りの治療はしません。予防を重視し、口腔内全体を診た上でその方にとってベストな方法を考えていきます。例えば小さなむし歯であれば無理に削らず、経過観察を行うこともありますし、最小限の侵襲となるような精密な治療も得意としています。私は多角的な視点で患者さんをしっかりとサポートしていくための努力を惜しみませんし、包括的な治療においては誰にも負けない自信があります。どんな些細なことでも構いませんので、お困りのことがあればご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤーを使った歯列矯正/21万円~(部分矯正)、69万円~(全顎矯正)、裏側矯正/99万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/29万円~、インプラント治療/42万8000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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