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島 浩史 院長の独自取材記事

島脳神経外科整形外科医院

(川崎市中原区/元住吉駅)

最終更新日:2021/10/12

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1983年より現在まで、地域に根差しながら専門性の高い医療の提供に努めてきた「島脳神経外科整形外科医院」。院長を務める島浩史先生は、複数の病院で研鑽を積み、脳・脊髄の手術も数多く手がけてきた脳神経外科のスペシャリストだ。2015年に、父である島利夫理事長から、同院の院長職とともに「患者が充実した人生を送るための診療を追求する」という信念を継承。現在は理事長をはじめ、看護師、理学療法士、作業療法士といった各種スタッフと力を合わせ、多くの患者の診療を行っている。地域の医療機関との連携も密に取り、医療の質の向上に力を尽くす島浩史院長に、普段の診察で心がけていることや診療に対する思いを聞いた。

(取材日2013年4月1日/更新日2020年5月25日)

健やかな毎日を守る脳神経・整形外科のスペシャリスト

開業から現在までの医院の歴史、院長のご経歴を教えてください。

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1983年に父の島利夫理事長がこの地で当院を開業しました。当時は、川崎市はもちろん神奈川県内においても、脳神経外科を持つ救急告示有床診療所が希少な時代。開業から数ヵ月後に救急診療所に指定されると、途端に救急患者さんが次々と運ばれてきたそうです。それから現在に至るまで、地域医療に貢献するべくまい進してきました。2012年1月には地域医療連携画像診断部門を新設し、MRIやCTを用いた高精細な画像診断にも対応できるまでになりました。脳や脊髄、整形外科領域はもちろん、胸部や腹部などの画像診断、脳ドックや肺がん検診などにも応じています。私自身は金沢大学医学部卒業後、脳神経外科を専門に医師として研鑽を積み、2015年に父の信念とともに当院を継承しました。以降は父をはじめ多くのスタッフとともに、安心・安全な医療の提供のために力を尽くしています。

どのような診療理念を掲げていらっしゃいますか?

病気の早期発見から治療、手術、リハビリテーションに至るまで、あらゆる場面において必要なサポートを行い、患者さんのスムーズな社会復帰をかなえるのが、当院の使命と考えています。地域医療連携画像診断部門を開設したのも、精度の高い診断と病気の早期発見につなげたいとの思いからでした。当院の患者さんだけでなく、近隣のクリニックの画像検査・診断の依頼にも応じています。患者さんが悩む症状の原因究明に加え、脳ドックや予防検診などを通じて自覚症状のない段階での病気の早期発見・予防に、各種検査機器を活用していきたいと考えています。

患者さんを診療する上で心がけていることは何ですか?

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一番は、患者さんとそのご家族の心を理解することです。ですから、コミュニケーションは普段からとても大切にしています。それともう一つ大切にしているのが、患者さんが「充実した生活」を送れるように、常に心を配ることです。これは父から受け継いだ姿勢です。例えば、体に不安のある高齢の患者さんが「九州まで同窓会に行けるだろうか」と心配していたら、どうしたら安心して行かせてあげられるか、治療計画と併せて具体的に考えます。もちろん、難しい場合にははっきりとお伝えしなければいけませんが、「治療の先の楽しみ」があればモチベーションを保ちやすくなりますし、治療やリハビリテーションにも前向きになれます。その気持ちが良い結果に結びつくと思うのです。医療の専門家として患者さんの思いや希望を引き出し、一緒に目標まで歩んでいく。そんな二人三脚の医療をめざしています。

専門性を極めつつ患者一人ひとりに寄り添う医療を追求

患者さんはどのような悩みから受診されるのでしょうか?

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腰痛や頭痛、めまい、物忘れなどを理由に受診される方が多いです。より具体的に申し上げると、認知症や脳血管障害、頸椎・腰椎ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの脊椎疾患、変形性の膝関節症、転倒による大腿骨頸部骨折などで、これらに加えスポーツ整形外科に関する相談もあります。また、私が得意とする顔面けいれんや三叉神経痛の患者さんも少なくありません。顔面けいれんや三叉神経痛は症例数が少ないがゆえに「ストレスのせい」などといわれ、適切な治療を受けられないままでいるケースも多いんです。当院では適切な診断のもと薬物療法などで治療を進め、手術が必要な場合には連携する横浜栄共済病院にて私が執刀し、手術・退院後は当院の外来診療で経過観察を行っています。ほかにも診療としては、救急診療や訪問診療、予防を目的とした検診などにも対応しています。

さまざまな疾患の治療に応じられているのですね。特に力を入れているものは何ですか?

頸椎・腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症に対する顕微鏡を用いた手術は、積極的に取り組んでいることの一つです。また、高齢化に伴い増えている骨粗しょう症による脊椎圧迫骨折に対しては、経皮的椎体形成術を行っています。これは、内部がすかすかになり圧迫骨折となった骨に補填材の骨セメントを注入して補強し痛みを軽減するもので、局所麻酔をして約20~30分程度で行える治療です。治療中はうつ伏せ状態で横になっていただくだけなので、80代以降の方でも安心して受けられるかと思います。さまざまな専門的な治療が行えるようになったのも、患者さんにとって最適と考えられる治療を提供することにこだわってきたからだと思います。そのため、画像診断装置などの検査設備はもちろん、治療機器類も充実させてきました。

充実の医療設備が備わっているのは、患者さんにとっても心強いと感じます。

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設備があることで治療の選択肢も広がりますから、必要と思ったものはできるだけ取り入れるようにしています。例えば先にお話しした顕微鏡を用いた手術は、内視鏡手術と比べて患部を拡大でき、立体的に捉えられるのが特徴です。さらに両手で操作できるため、神経の周りなど繊細な部分も、細かな器具を用いて適切に、低侵襲な手術を行えます。2019年夏頃には、振動によって骨を削る超音波メスを導入しました。神経や組織を傷つけにくいため、神経の際の部分を、あと1mm、2mmと削りたい場合にも、安全面に考慮しつつ、繊細に処置できるようになりました。

治すから守るへ。予防につながる医療の充実を図る

健康的な生活を送る上で、アドバイスはありますか?

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生活習慣病のある方や喫煙されている方、飲酒量の多い方は脳疾患のリスクが高いといわれています。何もなくても、30代や40代に差しかかったら、一度脳ドックを受けてみてはいかがかと思います。特にこの年代は働き盛り。くも膜下出血や脳卒中によって倒れてしまえば、ご自身はもちろん、お子さんやパートナーなど、ご家族も大変なこととなります。これまでにも、検診さえ受けていれば発症を防げていたであろう病気、救えたであろう命をたくさん目にしてきました。だからこそ、検診の大切さを強く訴えたいのです。脳の病気は、ともすればその人らしさを大きく変えてしまう可能性もあります。言葉、記憶、情緒を失うことなく、いつまでも人を愛し、優しく、美しく生きるため、そしてご自分と家族のため、若いうちから検診を受けていただきたいですね。

今後の展望を教えてください。

検診は、病気の早期発見・予防の一助となるものです。その重要性の啓発には、力を入れていきたいと考えています。地域連携画像診断部門では、近隣のクリニックからの検査依頼にも応じています。密な医療連携を通じて、この地域の医療の質をさらに高めていきたいですね。そして今後も、目の前の患者さんに最適な治療を提供できるよう、力を尽くしていく考えです。診療の合間を縫って、最新の医療情報を学ぶことも心がけています。もちろん、最新の医療が必ずしも患者さんにとって最適な治療とは限りませんが、患者さんにとって適切な治療を選ぶためにも、まずは自分の中の医療の幅を増やしていかないと、と思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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若い世代であっても、脳の病気にかかることがあります。特に、ご家族の中に脳疾患を患う方がいる場合には、注意していただくのが望ましいです。当院では原則、検査結果を当日中にお知らせしています。脳の3D画像や断面画像などをお見せしながら、検査結果を詳しく丁寧に説明するのを基本としていますが、時間が限られる場合などは検査結果の詳細な説明は、書面でまとめご自宅に郵送することも可能です。できる限り検診や診療を受けやすい体制を整えてきましたので、ちょっと気になること、不安に思うことがあれば、気兼ねなくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/4万2900円~、肺がん検診/2万7500円

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