「たんぽぽ会歯科」で理念を共有
クリニックの診療体制について
たんぽぽ会歯科まきつか院
(堺市南区/泉ヶ丘駅)
最終更新日:2023/05/15


- 保険診療
大阪、和歌山、兵庫と、3府県で9つの歯科医院を展開する「医療法人たんぽぽ会歯科」。その一つである堺市南区の「たんぽぽ会歯科まきつか院」も、郊外の住宅地に拠点を置き、独自の診療体制で地域の歯と口の健康を守り続けている。同院の歯科診療は、誰もが気軽に通える敷居の低さを掲げた保険診療がベース。特別な治療に偏ることなく、小さな子どもから高齢者まで、幅広い層の患者に対応している。佐伯和洋院長に、同院の歯科医院が地域住民から親しまれている理由を詳しく聞いてみた。
(取材日2023年4月5日)
目次
どこでも、いつでも、誰にでも、安心してもらえる歯科医療を届けたい
- Qまずは、クリニックの特徴を教えてください。
-
A
▲幅広い層の患者に対応している
現在、当院が所属するたんぽぽ会歯科は9つの歯科医院があり、いずれも郊外や都心周辺の住宅地にあります。そうやって地域に腰を据え、一般歯科から緊急対応や訪問歯科まで、皆さんの日々のニーズに可能な限りお応えすることが第一のコンセプトです。基本はあくまで保険診療で、高額な自費診療を無理にお勧めすることはありません。もう一つの大きな特徴は、年中無休、土・日曜、祝日も含めて夜10時まで開けていること。急な不具合があったにもかかわらず、開いている歯科がない、診てもらえないといった状況はよく耳にする話です。「いつでも開いている」という安心感が、皆さんの生活の支えになると私たちは考えています。
- Qどのような治療が受けられますか?
-
A
▲丁寧に説明をしてくれた院長
たんぽぽ会歯科ではどの歯科医院でも共通の診療体制で誰にも分け隔てなく、皆さんのご要望をお聞きしながら無理のない診療を進めていきます。そのためどこでも同様の診療を提供しているといえるでしょう。ただし、画一的にマニュアル化しているわけではなく、当院のようにインプラント治療を提供していない歯科医院もあります。基本スタンスは共通しているため、結果的には同じ成果にたどりつくケースが多いのですが、最初から均質をめざすのではなく、それぞれの考え方や技量、地域性などに応じて柔軟に対応することも、たんぽぽ会歯科の魅力と感じています。
- Qスタッフの教育は、どのように行っていますか?
-
A
▲地域性などに応じて柔軟に対応している
医療法人でグループ展開していると聞くと、カリスマ的なリーダーが全体を徹底管理していると思う方が多いでしょう。当会の総院長である理事長は信念と独創性を持った人格者ですが、あれこれとうるさく指図をするようなことはありません。基本的な裁量は各院の院長に委ねられ、人材の育成や指導なども各院の内部で行っています。当院では、基本方針はすでに院内に浸透していますから、あとはそれをしっかり覚えて理解してもらう。それが何よりのスタッフ研修と考えています。人は誰でも性格や能力には必ず個人差があり、その人に合った働き方があるはずです。一律でないことは、患者さんに対する治療にも通じるのではないでしょうか。
- Q技工室が備わる、そのメリットを教えてください。
-
A
▲歯科技工士とも密に連携もとっている
補綴治療などで歯科技工が必要な場合、多くの歯科では外部の歯科技工所に外注していると思います。院内に技工室があれば歯科医師との意志の伝達がスムーズで、より短時間に精密な治療が可能です。特にメリットを感じるのは、入れ歯が壊れた時にもすぐに対応でき、場合によっては即日修理も可能なことです。しばらく噛めないなどという状況になれば、患者さんにとっては一大事でしょう。皆さんに安心をお届けする意味でも、院内技工室の存在は大きいと思います。現在はCAD/CAMシステムなどによるデジタル化も進んでおり、昔に比べれば実用度は大幅にアップしています。今後はそうした修復技術も積極的に導入したいと考えています。
- Qどのような患者さんに来てほしいとお考えですか?
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A
▲それぞれのライフスタイルに合わせて対応してくれる
結論から申し上げれば、どのような患者さんも受け入れるのが基本です。こんな人に来てほしい、こんな人には来てほしくないというような分け隔ては一切ありません。そして、患者さんとじっくり話し合いながら、現時点で適切と思われる治療方針を決めていきます。もしそのような余裕のない緊急事態でも、可能な限りの対応をさせていただきます。また、外来で歯科に通えないという方には訪問歯科も実施しています。保険診療であれ自由診療であれ、治療に対する姿勢や力の入れ方に少しも違いはありません。良いものは貪欲に取り入れつつも、流行に安易に追随することなく、私たちの信じる歯科診療を続けていきたいと思っています。