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佐伯 和洋 院長の独自取材記事

たんぽぽ会歯科まきつか院

(堺市南区/泉ヶ丘駅)

最終更新日:2023/04/14

佐伯和洋院長 たんぽぽ会歯科まきつか院 main

堺市南区の槇塚台の住宅地にあり、赤い三角屋根に白壁とれんがという、欧風のコテージやパティスリーカフェを思わせる外観が目を引く「医療法人たんぽぽ会歯科 まきつか院」。院内にまで漂うほのぼのとしたムードと同様に、誰にでも分け隔てなく提供する幅広い歯科診療で地域住人に親しまれている。その先頭に立つのが院長を務める佐伯和洋先生。「うちの特徴は敷居の低さ。患者さんのご要望にはできる限り寄り添っていきます」と優しい笑顔で話す、そのリラックスした物腰には小さな子どもから高齢者まで、誰もが心を許せるような安心感が漂っている。そんな佐伯院長に、同法人や同院の特徴、診療で大切にしているポイントなどを屈託なく語ってもらった。

(取材日2023年4月5日)

誰もがいつでも気軽に通える歯科医院をめざして

外観も院内も、ずいぶんおしゃれなクリニックですね。

佐伯和洋院長 たんぽぽ会歯科まきつか院1

はい。たんぽぽ会歯科グループには現在9つのクリニックがありますが、その本院となるのがこの「まきつか院」で、総院長である理事長先生のこだわりが詰まっています。開院から15年ほどたっていますが、その斬新さは少しも色あせていませんね。外観はもちろんですが、高い吹き抜けの待合室やキッズスペース、パーティションや個室のない開放的な診療室など、すべてが個性的だと思います。当法人は診療体制も個性的で、土・日・祝日を含めて年中無休、夜10時まで開けています。患者さんの中には歯が急に痛みだす方もおられますから、そうした時にも慌てず安心して受診できることが当法人の大きな特徴ですね。

こちらには、どのような患者さんが来られますか?

基本姿勢として「来るものは拒まず」といいますか、小さなお子さんからご高齢の方まで、どのような症状の方も対応します。近隣にお住まいの方はもちろんですが、駐車場も用意しているため狭山市などから車で来られる方も結構おられます。やはり土日も夜遅くまで対応していることが大きいのでしょう。たまに予約なしで飛び込んで来られる方がおられますし、お子さんが歯をぶつけて欠けてしまったと救急隊から連絡が入ることもあります。そういう場合も急だからとお断りするのではなく、やれるものならやりましょうと可能な限り対応するのが私たちの基本スタンスです。もし何かあれば、緊急を含めていつでも身近な存在として診てあげられる、そうした姿勢が皆さんに伝わっていればうれしいですね。

医院の診療の特徴を教えてください。

佐伯和洋院長 たんぽぽ会歯科まきつか院2

当院は一般歯科や小児歯科、入れ歯治療などの補綴がメインです。ベースとなるのはあくまで保険診療ですが、保険だからと手を抜いたりレベルが低いということは決してありません。保険の範囲内であれば患者さんの負担が少なく、気軽に通っていただけると考えています。また、診療に際しては患者さんのご要望に添い、できる限り実現することを心がけています。皆さん、それぞれの生活背景や考え方があるでしょう。これは抜いたほうがいいという歯であっても、もし残したいというご希望があれば、それに添って治療方針を立てることも時には必要です。私も歯科医師になりたての頃は教科書どおりの治療を実践していましたが、医療的に正しいことが必ずしも適切とは限りません。それに気づいてからは、患者さんの気持ちをしっかり受け止めることを何より大切にしています。

地域のさまざまなニーズに幅広く対応

先生がこちらの院長に就任した経緯を教えてください。

佐伯和洋院長 たんぽぽ会歯科まきつか院3

私は鳥取の出身で、手に職をつけなさいと親から言われて歯科医師をめざすようになりました。それで鹿児島大学歯学部に進み、卒業後は神戸大学医学部附属病院で1年間研修。当初は大学院での研究なども考えていたのですが、自分には臨床のほうが面白く、手を動かしているのが楽しかったですね。研修後、兵庫県下の歯科医院に勤めていたところ、たんぽぽ会歯科で働いていた先輩の先生に誘われ、大阪市内にある同会の東淀川院に勤めることになりました。たまたまのご縁でしたが、いざ入ってみると自分のスタイルにすごく合っていたんですね。2019年からはこちらの院長を務めさせてもらっていますが、やりたいことができていますから、自分で医院を開業したいと感じたことはありません。そうした地位と役割を与えていただいたことに、今も心から感謝しています。

どのような部分に特にマッチングを感じますか?

特別な治療に力を入れているというよりは、「なんでも診ますよ」という広い視野で患者さんと接しているところですね。どのような患者さんに対しても身近な存在として親身に対応していく、そうした姿勢が自分にぴったりだったわけです。住宅地で患者さんの層も幅広く、いろんな治療ができることも私にとっては魅力です。都会のど真ん中であればビジネスパーソンが多いとか子どもさんがいないとか、対象がかなり限定されてしまうでしょう。日常的なニーズからじっくりと構えた治療、緊急対応まで、さまざまな対応が要求されるのが地域医療の特徴です。そうした環境で、なるべく大勢の皆さんの支えになることが私の目標となっています。

現在のスタッフ体制について教えてください。

佐伯和洋院長 たんぽぽ会歯科まきつか院4

歯科医師は私以外にも常勤と非常勤5、6人がシフトを組んでいます。また、院内に技工室があるのもたんぽぽ会歯科に共通の特徴で、歯科技工士との連携が非常にスムーズなため治療を進める上で大きなメリットを感じています。ほかにも歯科衛生士や歯科助手など、スタッフは総勢で30人近くが在籍しています。土日や夜間はさすがに体制づくりが少し難しいのですが、それでも頑張って開けていることに意義があると私は考えています。幸い、中核となるスタッフが会のコンセプトをよく理解しながらみんなを引っ張ってくれるので、私からあれこれ言うことは特にありません。任せていれば自発的にやってくれる、そんな頼もしいスタッフがいることは実に心強いですね。

患者の成長を末長く見守っていきたい

こちらでは訪問診療も行っていますね。

佐伯和洋院長 たんぽぽ会歯科まきつか院5

私は病院勤務時代、先輩が往診する現場についていった経験があります。その時に先輩が言うには、「人は口から食べられなくなった時点で長く生きてはいられない」と。口の健康はすべての健康に直結していますから、それが不自由になれば弱っていくのは間違いありません。そうした観点から、当院では専属の先生による訪問歯科診療を行っています。対象は当院にかかりつけだった方というよりも、最初から訪問診療を希望して依頼される方がほとんどです。そうしたご要望に応えていくことも、地域における私たちの大切な役割と感じています。おかげさまで外来も在宅も患者さんの数は非常に多く、少なからず地域に貢献しているとひしひしと感じています。

ご多忙の中、休日はどのようにお過ごしですか?

うちは妻と2人の子どもの4人家族で、子どもは5歳の息子と3歳の娘です。妻も歯科医師なのですが、今はさすがに子育てが忙しく、良き母、良き理解者として家族や私を支えてくれています。夜遅くまで診療しているため、起きている子どもたちと顔を合わせる時間が少ないのはちょっぴり寂しいですね。そのぶん、休みの日は公園で遊んだりショッピングへ行ったり、なるべく家族で過ごすようにしています。いちおう2児の親ですから、小さなお子さんを抱える親御さんにアドバイスできることもあるでしょう。例えば甘いお菓子やドリンクをまったく与えないというのではなく、その時間をしっかりと決めること。だらだらと食べていては虫歯になりやすいですから、まずはきちんとした生活や習慣づけを心がけてください。

最後に、地域の皆さんへ向けたメッセージをお願いします。

佐伯和洋院長 たんぽぽ会歯科まきつか院6

こうした住宅地で診療していると、中には一家全員で通って来られるケースがあります。最初にお母さんが来られて、続いてお子さん、ご主人、おばあちゃんと、3世代にわたることも。家族みんな同じところだと安心でしょうし、何より診療に満足をいただいている証拠だと思うんです。それが本当にうれしくて、これからもいい治療を提供していこうという何よりのモチベーションとなっています。私自身は当院に来てまだ4年目ですが、これから患者さんがどう変わっていくかを見るのが楽しみです。悪かったところが改善して健康になっていく。嫌がっていた子が我慢して治療を受けられるようになる。そんな姿を見るためにも、皆さんとは末長くお付き合いしていきたいと思います。歯や口の中のことでお困りのことがあれば、いつでも気軽にご相談ください。

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