痛みが少なく、腫れを最小限に抑える
親知らずの抜歯
BRISTO DENTAL CLINIC
(三郷市/新三郷駅)
最終更新日:2023/03/15


- 保険診療
口の中で最後に生えそろうといわれる「親知らず」。スペースがないなどの理由で正常に生えてくることはまれで、横向きや斜めに生えてしまうことも多いため抜歯を検討する人も多い。しかし、親知らずの抜歯には痛みや腫れが伴うというイメージから、抜歯を先送りにしている人も少なくないのでは。「親知らずはブラッシングが難しく、虫歯や歯周病の原因にもなりかねないため、適切なタイミングで抜歯を検討すべきです」と話すのは、外科処置に精通した歯科医師が親知らずの抜歯に対応する「BRISTO DENTAL CLINIC」の小松雅之院長。同院では技術力を駆使して、腫れや痛みをできるだけ抑えた抜歯に尽力している。今回は小松院長に、腫れや痛みを軽減するポイントや抜歯の適切なタイミングについて語ってもらった。
(取材日2023年3月2日)
目次
歯科用ルーペを用いた処置や歯科用CTによる事前検査・シミュレーションで適切かつスムーズな抜歯をめざす
- Q親知らずとはどんな歯で、どのように処置するのでしょうか。
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A
▲さまざまな症例と向き合い研鑽を積み続けてきた院長
親知らずは18歳頃から生えてくる、口の中で最後に生えそろう歯です。スペースが十分でないなどの理由で正常に生えてくることがまれで、上向き・下向き・横向きなど生え方はさまざまです。正常に生えていない親知らずは歯磨きがしづらく、虫歯や歯周病、口臭の原因になったり、歯並びに悪影響を与えたりしますので、医師の診断を受けて抜歯が必要かどうかを判断しましょう。真っすぐに生えている上の親知らずは数分で抜けることがありますが、下に横向きで生えている場合などは、歯を削ったり歯肉を切開・縫合したりすることもありますので、もう少し時間を要することがあります。
- Qこちらでは腫れや痛みが出にくい抜歯処置に努めているとか。
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A
▲歯科に恐怖心を抱く患者への配慮に努めている
経験豊富な歯科医師が歯科用ルーペで細部まで見ながら処置することで、ダメージの軽減につなげています。どうしても骨を削らなければ抜歯できないケースを除いては、歯だけを削って、骨を削らないように注意を払います。歯を削ってもその歯は抜いてしまうので問題ないのですが、骨を削ってしまうと、そこから炎症が起こって抜歯後の腫れや痛みにつながるのです。また、表面麻酔などを使用して抜歯に伴う痛みの緩和に努めています。さらに患者さんの負担に配慮し、できる限り短時間での抜歯を心がけています。強い不安感・緊張がある場合は、歯科麻酔専門の歯科医師が在籍していますので、静脈内鎮静法も提案可能です。
- Qそのほか、腫れ・痛みの軽減のために実践していることは?
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A
▲外科処置に精通した歯科医師が在籍している
抜歯前に歯科用CTやエックス線撮影装置による精密検査を実施し、その診査・診断をもとに事前のシミュレーションを行うことで、適切かつスムーズな抜歯を心がけています。親知らずの歯根の状態をはじめ、神経や血管の位置を適切に把握することによって、抜歯に伴うリスクを軽減することにつなげるのです。また当院では外科処置の経験豊富な歯科医師が担当しますので、難易度の高い親知らずの抜歯も対応可能です。歯根が広がっていたり肥大していたりする親知らずの抜歯は難易度が高く、相応のリスクを伴うこととなります。そういったケースは大学病院で対応することが多いのですが、当院ではそのような難抜歯症例にも積極的に取り組んでいます。
- Q親知らずを抜くのに良いタイミングはあるのでしょうか?
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A
▲患者の不安を払拭できるようなサポートを行う
完全に歯茎に埋まっていて支障がない場合や、真っすぐに生えていて上下できちんと噛み合っている場合は残しておくこともできますが、基本的には歯茎から出てきたら早く抜いたほうがいいと思います。当院では、歯周ポケットの状態を一つの基準にしています。親知らずが徐々に生えてきた時に、その手前にある第二大臼歯と歯周ポケットがつながってきた場合は、なるべく早く抜歯を検討することをお勧めします。歯周ポケットがつながるとそこに汚れがたまって、手前の歯が虫歯になってしまい、結果的に手前の歯まで抜かなければならないこともあります。また、真っすぐ生えていても、歯磨きがきちんとできないような場合は抜いたほうが良いでしょう。
- Q親知らずを抜かないで放置するとどんなデメリットがありますか?
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A
▲難症例にも対応している
先ほどもお伝えしたように、ほかの歯と歯周ポケットがつながってしまうと、ほかの歯も含めて虫歯になるリスクが高くなります。そもそも親知らずは歯磨きがうまくできないことが多いので、虫歯や歯周病になる危険性は高いと考えましょう。親知らずが歯茎から出ておらず完全に埋まっている場合でも、歯茎の内部で膿んで痛みが出てくる可能性もあります。親知らずの隣に生えている歯を押してしまって歯並びを悪くさせたり、親知らずがおかしな方向に生えていることで噛み合わせに悪影響を与えたりと、残念ながら親知らずがあることのデメリットは多いのです。
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。