噛んだ時の痛みや腫れなど
インプラントの不調は歯科医師に相談を
BRISTO DENTAL CLINIC
(三郷市/新三郷駅)
最終更新日:2023/08/07
- 自由診療
インプラント治療は健康な歯へ影響や負担をあまりかけずに失った歯を補うことが望め、自分の歯と同じ感覚で噛めることも期待できる治療法だ。もしインプラント治療後に腫れ、痛み、違和感などを感じたら、メンテナンス不足や口腔内環境の悪化によって、インプラント周囲炎などのトラブルが起こっている可能性もある。そんなときは、すぐに信頼できる歯科医師に相談すべきだ。これまでに数多くの症例を担当してきたインプラント治療のエキスパートである「BRISTO DENTAL CLINIC」の小松雅之院長は、インプラントを長く良い状態で保つために、治療後のアフターフォローも大切にしている。今回はインプラント治療後に不調が起こったときの原因や、対処法などを詳しく聞いた。
(取材日2023年3月2日)
目次
他院で入れたインプラントの相談にも対応。定期メンテナンスで治療後も快適な状態の維持をめざす
- Qそもそもインプラント治療とはどのような治療なのでしょうか?
-
A
インプラント治療は虫歯(う蝕)や歯周病など、何かしらの理由で失ってしまった歯を補うための治療法の一つで、健康な歯への影響や負担が少なく、自分の歯と同じ感覚で噛むことが期待できるという点が特徴です。骨や歯の状態によっては治療が難しいとされるケースもありますが、当院では、すべての歯を失った方、もしくは数本しか残っていない方に対して抜歯をして行う全顎インプラントも実施できます。また骨の厚みがない場合に行う「ソケットリフト」や「サイナスリフト」といった骨再生術を用いることで、難症例にも対応しています。
- Qインプラント治療後に不調が起こることはありますか?
-
A
インプラント治療は入れて終わりではありませんから、挿入後も長く良い状態を保つために、天然歯と同じように日頃からメンテナンスすることが大切です。そこを誤解したまま治療を進めないよう、当院でインプラント治療を行う際には、その後のメンテナンスの必要性を説明して、納得いただいた上で治療を開始します。メンテナンスを怠って口の中の衛生状態が悪くなってしまうと、汚れがたまって炎症が起こったり、インプラント周囲炎が起こったりして、腫れや痛みを感じることがあります。そうした腫れや痛みを感じたときは、放置せずにすぐにクリニックへ相談してください。
- Qインプラント周囲炎とはどんな病気なのでしょうか?
-
A
歯肉とインプラント体の境目に侵入した細菌に、インプラント体の周辺組織が感染してしまう、いわゆるインプラントの歯周病です。最初のうちはインプラント体周辺の歯肉から出血して、悪化すると腫れや膿が出るようになります。さらに悪化すると、歯茎が痩せたり骨が少なくなったりするので、インプラント体を今までのように支えることができなくなってしまう可能性があります。歯周病と同じで初期には自覚症状がほとんどないため発見が難しいのですが、クリニックで定期的なメンテナンスを行っていれば、早い段階で発見できることがあります。
- Q他院で行ったインプラント治療の不調も相談していいですか?
-
A
もちろんです。当院はインプラント治療のセカンドオピニオンにも対応しています。「他院で行ったインプラント治療だから診てもらえないのかな」と心配する必要はありません。相談にいらしたからといって、すぐに治療を勧めたり、今のインプラント体を外してやり直しを勧めるわけではありません。まずは患者さんの口腔内の状態を診断して、それをお伝えした上で、これからどうするかを一緒に考えていければと思います。インプラント治療を受けたクリニックの保証内容も確認していただいて、そちらの保証で対応するほうが患者さんの負担が少ないようであれば、それでもいいと思います。
- Qこちらではどんなメンテナンスを提供しているのでしょうか?
-
A
インプラント治療後は3~4ヵ月に1回のペースで来院していただき、口腔内の状況チェックやクリーニングを実施します。患者さんの歯磨きの癖なども確認し、どこが磨けていないかにも着目しながらブラッシング指導を行います。当院のメンテナンスは担当制になっておりますので、患者さん一人ひとりを担当歯科衛生士が丁寧にチェックさせていただきます。歯科医師が治療に使用する歯科用ルーペを歯科衛生士も使用して、患部を拡大しながらチェックします。このように、インプラント周囲炎の兆候などの異常を発見できるよう力を入れているのも当院の強みだと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/40万7000円~44万円、ソケットリフト/3万3000円~、サイナスリフト(片顎)/27万5000円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。