ボロボロの歯でも相談を
1本からできるインプラント治療
BRISTO DENTAL CLINIC
(三郷市/新三郷駅)
最終更新日:2023/08/08


- 自由診療
虫歯や歯周病などで失った歯を補う方法の一つであるインプラント治療。入れ歯やブリッジとは異なり、ほかの健康な歯に負担をかけることが少なく、天然歯に近い見た目や機能をめざすことができる治療法だ。ただ、外科手術が不安という人もいるかもしれない。これまで数多くのインプラント治療を手がけてきた「BRISTO DENTAL CLINIC」の小松雅之院長は「事前の綿密な検査によるシミュレーションや使用するパーツの品質にこだわることで安全性を追求しています」と話す。最近では、ほとんどの歯を失くしてしまった場合などに、インプラント体を数本埋入し連結の人工歯を装着して噛み合わせの回復を図るボーンアンカードブリッジ治療にも力を入れている。同院のインプラント治療の特徴や安全性への配慮などについて話を聞いた。
(取材日2023年4月28日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qこちらのインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
インプラント治療に限らず、すべての治療において歯科用ルーペやマイクロスコープを用いた精密な治療に努めています。インプラント治療の際にはより治療精度を向上させるために、CTによる精密な検査・診断を実施します。CTは撮影箇所をコンピューター上に3D画像で再現でき、通常のエックス線撮影ではわかりにくい歯茎に隠れている骨の質や厚み、神経や血管の位置などの適切な把握につなげます。また、インプラント体の埋入本数が多い場合や患者さんの状態によっては血液検査によって全身状態を確認してから行う場合もあります。使用するインプラント製品の種類や品質にもこだわっており、安全性に疑問が残る製品は使用しません。
- Q難易度の高いケースにも対応しているそうですね。
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A
骨の厚みが足りないなどの理由によって他院でインプラント治療が難しいと言われた方でも、当院で対応できる場合があります。歯がボロボロの方やすべての歯を失った方、もしくは数本しか残っていない方などのためにボーンアンカードブリッジ治療に対応しています。これは片方の顎に数本のインプラント体を埋入して連結した人工歯を装着する方法で、専門性の高い技術力と治療経験が必要とされます。しっかり固定できることが期待でき、天然歯に近い力で噛むことも望めるため、入れ歯に抵抗がある方にもお勧めです。
- Qインプラント治療はどんな人に向いていますか。
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A
18歳以下の方や糖尿病などの全身疾患がある方など一部適応できない方もいますが、経済面で問題がなければ、基本的には歯を失った方全員に検討いただける治療法だと思います。骨の厚みが少ない人でも、当院では「ソケットリフト」や「サイナスリフト」といった骨再生術を用いることで対応します。GBR法(骨再生誘導法)と呼ばれる人工骨による骨の再生を図る方法もあります。また、歯をほとんど失くしてしまった方で総入れ歯にしたくない、総入れ歯ではよく噛めないなどといった方にもインプラント治療はお勧めです。当院ではさまざまな歯の状態に対して適切なインプラント治療をご提案できますので、まずはご相談いただきたいです。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1リスク回避のために精密な事前検査
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インプラント治療を始める前に、まずエックス線で歯周病や虫歯の有無なども含めて確認される。歯周病や虫歯があれば、同院で治療が可能。さらに歯科用CTで骨の状態や血管、神経の位置などを確認される。インプラント治療において、どれだけ細かい情報を事前に得られるかどうかが安全性と深く関係するそうだ。「インプラント治療のリスク軽減にCTは不可欠な装置です」と小松院長。検査が終了したら、手術について説明を聞く。
- 2歯科医師やコーディネーターと治療計画について相談
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検査結果について歯科医師から説明を受けるとともに詳細な治療計画について相談しながら決めていく。同院にはインプラント治療に関する知識を備えた「インプラントコーディネーター」と呼ばれるスタッフが在籍しており、じっくり話をすることも可能だ。歯科医師には聞きづらいことでも、手術の痛みや術後の過ごし方など何でも相談できるので、疑問や不安があればここで質問しておくと安心だ。
- 3インプラント体を埋入し仮歯を装着
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同院ではインプラント治療の経験が豊富な歯科医師が担当。同院が行っているボーンアンカードブリッジ治療の場合、まず顎の骨に4~6本のインプラント体の埋入手術を行う。30~60分後に、歯科技工士がその場で調整した連結型の仮歯を装着。その日に片顎すべての仮歯を装着できる。それを上下同時に行う場合もある。手術当日は食事も可能だが、硬いものは避けたほうが良い。また、歯科医師の指示に従い、運動や飲酒等を控える。
- 4骨とインプラント体が結合後、最終的な人工歯を装着
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インプラント体が骨と結合するまで約1ヵ月。その間、仮歯を使いながら噛み合わせを調整。審美性や機能性も考慮しながら、最終的な人工歯を作製する。素材はジルコニアやセラミックなど要望に応じて選択可能。骨や歯肉の状態を確認後、作製した人工歯を装着して終了。埋入手術から最終的な人工歯装着までは1ヵ月から2ヵ月が目安。
- 5長持ちさせるためのメンテナンス
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長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが重要。口内の衛生状態が悪いと、治療後の劣化やインプラント周囲炎などを引き起こすことも。同院のボーンアンカードブリッジ治療では、人工歯を外してクリーニングやメンテナンスが実施される。歯科衛生士は担当制で、個々の口内環境に合わせたメンテナンスに努めているという。こうした定期的なケアを前提として、ボーンアンカードブリッジ治療には10年保証が設けられている。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/40万7,000円~44万円、ボーンアンカードブリッジ治療のインプラント/385万円、ソケットリフト/3万3,000円~、サイナスリフト(片顎)/27万5,000円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。