小松 雅之 院長の独自取材記事
BRISTO DENTAL CLINIC
(三郷市/新三郷駅)
最終更新日:2024/10/09

JR武蔵野線新三郷駅からバスで5分。「のぞみ公園入口」のバス停の目の前、15台分の駐車場を備えた広々とした敷地に建つのが「BRISTO DENTAL CLINIC」だ。専門性の高い技術で行う先端治療やカウンセリングを重視した診療だけではなく、訪問歯科診療にも注力するなど地域に寄り添った取り組みも行っている。「家族で来てくれている患者さんも多いので、地域とのつながりは大切にしています」と話す院長の小松雅之先生。地域に溶け込む歯科医院の在り方について、力を入れている診療やスタッフ体制など、さまざまな角度から話を聞いた。
(取材日2024年8月23日)
徹底したカウンセリングと先端技術の歯科医療を提供
こちらの歯科医院では、どのような診療をされているのですか?

新三郷・三郷の地域の皆さんのかかりつけ歯科として、虫歯や歯周病の治療などの一般歯科や小児歯科、ホワイトニングなどの審美歯科、インプラント治療、義歯治療、歯ぎしり・食いしばりを含めた顎関節症の治療まで幅広く診療しています。めざすのは「すべての患者さんにご満足いただける身近な歯医者」。そのために、初診では丁寧なカウンセリングを行い、お口の状態を確認し、費用や通院頻度なども考慮して、その方に適した処置計画を提案しています。「インプラント治療や矯正がしたい」など具体的なご希望がある方はもちろん、「長く歯の健康を保ちたい」など将来を見据えた相談も歓迎しています。また、通院に不安がある方でも歯科衛生士が初診から治療中、メンテナンスに至るまでしっかりとサポートしますのでご安心ください。加えて、プライバシーに配慮して半個室にするなど、快適にお過ごしいただくための工夫をしているのも当院の特徴です。
先生はインプラントがご専門だと伺いました。
インプラント治療は専門でもあり、クリニックとして力を入れているところでもあります。歯がなくなってしまった場合、インプラント以外にもブリッジや入れ歯といった選択肢がありますが、インプラントは健康な歯への影響や負担が少なく、自分の歯と同じ感覚で噛めることが期待できるという点で優れています。また、従来は抜歯後に一定の期間を置いてからインプラントを埋入するのが一般的でしたが、現在では即時埋入と言って抜歯当日に埋入まで可能な治療方法を選択することも可能になりました。即時埋入の良い点としては、痛みや腫れが少ないこと、治療期間が短縮されることなどが挙げられます。術前の検査によっては手術できない場合もありますが、技術の進歩とともに以前より多くのケースに対応できるようになりました。また、定期的なケアを前提として10年の保証期間を設けています。
他に力を入れておられる治療、患者からの希望が多い治療にはどのようなものがありますか。

床矯正という矯正を希望される方は多くいらっしゃいます。大人もできますが、歯が動きやすい子どものほうがより適していると言えるでしょう。現代の子どもは、昔に比べて顎が小さくなり、歯並びに影響しているケースが見受けられます。こうした場合には、歯が生えるスペースが十分に確保されていないため、以前は歯を抜いて足りないスペースを作らなければなりませんでした。歯並びのためとはいえ、健康な歯を抜いてしまうのはもったいないことですし、成長過程にある顎の発育にも影響が出かねません。当院で行っている床矯正は、歯を抜くことなく矯正を行うことをめざせる治療法です。6歳前後から適齢期となります。取り外しが可能なこと、目立ちにくいこともメリットですね。「小学校で使っているお友達がいたから」と希望されるお子さんもいらっしゃいます。
副院長は歯科衛生士。メンテナンスも診療の柱に
クリニックの体制の特徴について、お聞かせいただけますか。

特徴的なのは、歯科衛生士の鈴木歩さんが副院長を務めてくれているところだと思います。歯科治療は「治療をして終わり」ではなく、その後のメンテナンスがとても大切です。ご自宅で歯磨きをしっかりしていただくのはもちろん、定期的に私たちがその状態を確認して、プロの手でクリーニングさせていただくことで、長く健康の維持が見込めると考えています。例えば、インプラントの場合はケアが十分でないとインプラント周囲炎が起こる可能性もありますから、メンテナンスは必須です。このように治療だけでなく、メンテナンスとの両輪で患者さんのお口の健康を支えていくためにも、歯科衛生士との連携が不可欠であり、密な連携が当院の強みとなっています。
近隣への訪問歯科診療も始められたと伺いました。
当院を受診してくださっていたが高齢で通院が難しくなった方、施設へ入られた方など、通えなくなってしまった患者さんをフォローしていきたいという思いで訪問歯科診療を始めました。開始してから15年ほどですが、高齢化が進み、需要が増していることを実感しています。現在は曜日を決め、順番にご自宅や施設を訪問して歯科診療と口腔ケアを行っている体制です。
患者層としては、やはりお近くにお住まいの方が多いですか?

駐車場があるので少し離れたところからもいらっしゃいますが、基本的には町会の中で、知り合いからの紹介で来院される方が多いですね。おじいさんおばあさんからその息子さんや娘さん、そしてお孫さんと、世代を超えてご家族で来てくださっている患者さんも多くいらっしゃいます。ちょっと期間が空いているな、という患者さんがいる場合、そのご家族に話をしておくと、間を置かずにご本人が来院されることもよくあります。家庭内で「先生が最近来ていないって言っていたよ」「メンテナンスに行かなきゃ駄目だよ」というような会話がされているんだろうなとほほ笑ましく、またうれしく思います。
診療の傍ら大学院に通い、より高度な知識と技術を学ぶ
先生が歯科医師をめざしたきっかけから、当院へ来られるまでの経緯をお聞かせください。

歯科医師として活躍する父の姿を幼い頃から見てきたので、気づいた時にはすでに歯科医師を志していたと思います。父はいつも楽しそうに診療していたので、いずれはあんなふうになりたいな、なるのだろうなと漠然と思っていました。そして歯科医師の道に進み、大学卒業後はさまざまな経験を積んできました。そこから世界基準の治療で安心につなげる歯科医療の提供とお話をよくお聞きし、お一人お一人に合わせた歯科医療を実現していく現在の診療方針は形作られていきました。
印象深い患者さんとのエピソードがあれば教えてください。
勤務医時代、歯をぶつけて来院された高校生の患者さんの治療をしたことがあるのですが、その後、クリニックに足を運んでくれたとき、ふと高校卒業後の進路を聞いたら、歯科大学に進学して歯科医師をめざしていると言うんですよ。私の治療と直接関係があるかどうかはわからないですけど、少しは影響を与えられたのかなと思って、今でも忘れられないエピソードの一つですね。
最後に、読者へのメッセージをお願い致します。

痛みなどの具体的な症状が出てから歯科医院に行くという人が多いと思いますが、ぜひ症状のない段階から気軽に受診して、虫歯や歯周病を未然に防いでほしいと思います。当院では予防に力を入れた診療を行っており、拡大鏡や顕微鏡など特殊な装置を用いて、通常は目に見えない歯の細部まで確認して治療にあたります。歯科医師はもちろん歯科衛生士も、治療に携わるすべてのスタッフが明るく親身になってお話を伺いますので、些細な不安や悩みでも気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは床矯正(片顎)/9万9000円、インプラント治療/42万円~45万円、ホームホワイトニング/3万3000円、オフィスホワイトニング/2万2000円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。