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日帰り可能な下肢静脈瘤手術
不快な症状の改善とQOL向上を

おだクリニック日帰り手術外科

(福岡市中央区/渡辺通駅)

最終更新日:2021/11/09

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  • 保険診療

下肢静脈瘤は、静脈の逆流を防ぐ弁の機能が失われることで、足の中で静脈血が停滞し、足首からふくらはぎの血管が数珠状に膨らむ病気だ。自然に治ることはなく、足のだるさやかゆみ、湿疹を伴い、長期間放置すると色素沈着や難治性の潰瘍になることもある。この下肢静脈瘤の日帰り手術を行っているのが、福岡市にある「おだクリニック日帰り手術外科」だ。「手術にはレーザーでの血管内焼灼術、グルー(接着剤)での血管内塞栓術などがあります。超音波検査で逆流の程度や部位を精密に診断し、患者さんの状態に応じた治療方法を提案し、患者さんご自身に納得できる方法を選択していただいています」と院長の小田斉先生は語る。今回は下肢静脈瘤の日帰り手術の内容や、術後の注意点などについて、院長に詳しく話を聞いた。

(取材日2021年10月3日)

足がだるいなどの症状が見られる下肢静脈瘤の日帰り手術。症状に応じ、治療方法を選択

Q下肢静脈瘤の症状や原因について教えてください。
A
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▲特に立ち仕事の人に多い下肢静脈瘤

足の血管が目立つようになり、夕方になると足がむくんで重だるい、夜中や明け方に足がつる、足の血管が膨らんでぼこぼこと浮き出るといった症状の他、ふくらはぎにかゆみや湿疹が出る、くるぶしの上に色素が沈着して茶色くなり、ひどくなれば潰瘍ができて汁や膿が出ることもあります。静脈の血液は全身から心臓に戻りますが、人間は足で立っているため、足の静脈の血液は重力に逆らって流れています。そのため血液が逆流しないように静脈には逆流を防止する弁があるのですが、その弁がゆるんで酸素の少ない静脈の血液が逆流して、いろいろな症状がでる病気が下肢静脈瘤です。8時間以上の立ち仕事、妊娠・出産、遺伝的体質の3つが主な原因です。

Q下肢静脈瘤の種類や、検査方法について教えてください。
A
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▲QOL向上のためにも、早めの検査と治療を

下肢静脈瘤は、足の付け根や膝裏から出る太い伏在静脈が逆流する伏在静脈瘤と、軽症の静脈瘤に分けられます。伏在静脈瘤の場合、徐々に進行して下肢の重だるさやむくみなどの症状が出るようになれば手術を行います。軽症の静脈瘤はくもの巣状静脈瘤や網目状静脈瘤で、太ももや膝裏に赤や紫色の血管がくもの巣状や網目状に目立つようになるため、見た目は気になりますが、それ以外には自覚症状はほとんどありません。下肢静脈瘤の検査は、超音波検査で行います。これによって逆流している静脈の部位や、逆流の程度を精密に診断できます。超音波検査なので痛みの心配はなく、すぐに診断することができるので、安心して受けていただけると思います。

Q下肢静脈瘤の治療方法にはどんなものがありますか?
A
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▲足の血管が数珠状に膨らむ

弾性ストッキングを用いた圧迫療法、注射で静脈を固める硬化療法、そして手術があります。従来は逆流する血管を引き抜くストリッピング手術でしたが、現在はレーザーで血管をふさいで逆流をなくす血管内焼灼術と、体への影響の少ないグルー(接着剤)で血管をふさぐ血管内塞栓術が主流で、いずれも保険適用です。レーザー手術では、近くに神経があると、一時的なピリピリとした痛みやしびれが出ることがあります。一方、グルー手術は、神経への影響はほとんどありませんが、ごくまれに接着剤へのアレルギー反応が出る方がいますので、アレルギー体質の方は避けたほうが良いでしょう。症状と体質に応じた治療方法を選択することができます。

Qこちらでの下肢静脈瘤の日帰り手術の流れについて伺います。
A
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▲レーザー手術を行う小田院長

超音波検査で静脈瘤の程度を確認し、手術を選択された場合は術前検査を行います。手術当日の朝に入院し、午前中に手術を行い、昼頃に退院します。手術時間はレーザー手術、グルー手術のいずれも片足で15〜20分、両足で30~40分ほど。手術中は静脈注射による鎮静を行い、寝ている間に手術は終了しています。レーザー手術では、神経などに対する熱の影響を少なくするため、局所麻酔を併用し、術後1日だけ足に弾力包帯を巻きます。手術の傷は細いファイバーを通す針穴だけですので、抜糸なども不要。手術の翌日からシャワー、翌々日から入浴が可能です。手術から数日以内に診察に来ていただき、超音波検査で逆流がないことを確認します。

Q手術後の注意点などについて教えてください。
A
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▲清潔な回復室で休憩

傷口がとても小さいため、日常生活への支障はほとんどありません。手術翌日から日常動作や通常の軽い運動であれば問題ないでしょう。ただ、レーザー手術の場合は足に弾力包帯を巻いて帰っていただきますので、翌日再来して弾性包帯を取ります。極めてまれですが、重篤な合併症としてエコノミークラス症候群(深部静脈血栓)の可能性が考えられますので、手術を受けた患者さんには血栓の予防として、弾力ストッキングを術後2週間ほど着用することを指導しています。

ドクターからのメッセージ

小田 斉院長

下肢静脈瘤は自然に治ることはなく、放置すると症状が徐々に進行していきます。むくみや重だるさ、潰瘍などができ、QOL(生活の質)が著しく下がることもあります。手術と聞くと不安かもしれませんが、当院で行っている手術は、いずれも術後の痛みはほとんどなく、傷は小さく痕も残りません。土・日・祝日なども手術が可能で、手術は午前中に終了します。また術後は電話で24時間、いつでも相談できる体制を整えていますので、ご安心ください。大事なのはアドヒアランス、つまり医師から得た情報をもとに、患者さんが主体性を持って治療内容を選択することです。患者さんご自身が納得できる治療を、私たちと一緒に考えていきましょう。

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