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小田 斉 院長の独自取材記事

おだクリニック日帰り手術外科

(福岡市中央区/渡辺通駅)

最終更新日:2021/10/12

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福岡市営地下鉄七隈線渡辺通駅より徒歩3分のところにある「おだクリニック日帰り手術外科」。院長の小田斉(ひとし)先生は、九州大学を卒業後いくつもの専門病院にて診療にあたり、経験と研究を積み重ねてきた。特に、鼠経ヘルニアや下肢静脈瘤、手掌多汗症、痔疾患、胆石症の日帰り手術について多くの症例に携わってきた経験豊富なドクターだ。できるだけ患者の負担の少ない手術法で、短い時間で的確に手術を行うように、日帰り手術を行っている。そのため、日本全国から手術を受けに来る患者がいるのだそう。そんな同院の特徴や診療で大切にしている姿勢などを小田院長に聞いてきた。

(取材日2020年6月8日)

臨床だけでなく研究の成果も生かしながら治療を進める

先生が医師をめざした理由と、これまでのご経歴を教えてください。

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母方の祖父が小児科、叔父が内科、そして従兄弟が整形外科と親族に医師が多く、患者さんから頼りにされている姿を見てきて、子どもの頃から医師になりたいという想いが強くありました。その気持ちが揺らぐことなく、医学部をめざし、自分の特性や「人を治すことができる」という面に魅力を感じて外科を専門にすることに決めました。そして勤務医時代に胆石症、鼠経ヘルニア、痔疾患、下肢静脈瘤、手掌多汗症などの多くの事例にふれ、特に佐田病院にて勤務していた7年半の間に日帰り手術を学び、数多くの経験を積むことができました。

そこで、今の運営の基礎となるものを学ばれたのですね。

佐田病院で日帰り手術について数多くの症例を担当しながら、同時に臨床経験を発表するなど研鑽を積んでいきました。当時はまだ一般的ではありませんでしたが、少しずつ日帰り手術を専門にする医師やクリニックが全国でも生まれてきたタイミングです。その中で私は、日帰り手術で行う鼠経ヘルニアや手掌多汗症の分野で研究と発表、臨床を積み重ねてきました。今でも新しい技術や情報の収集を怠らず、臨床経験を重ね、患者さんが安心して手術を受けられるように、日々努めております。

日帰り手術を実施している、主な治療について教えてください。

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具体的には、手掌多汗症、下肢静脈瘤、胆石症、鼠経ヘルニア、イボ痔、きれ痔、痔ろうといった痔疾患などの症状に対する日帰り手術を専門に行っています。国際的なシンポジウムや専門誌にて鼠経ヘルニアや内視鏡外科に関する論文を発表したり、手掌多汗症のシンポジウムを福岡で開催したりするなど、多くの医療従事者の方にも参考にしてもらえるような実例を数多く積んできました。研究と臨床それぞれの学びと知見から、実際の手術の技術も上がっているのを実感しています。

患者も病院も社会も喜ぶ日帰り手術を追求

日帰り手術のメリットはどんなところにありますか?

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やはり治療に必要な時間が少なく済むのが大きなメリットですね。たとえ数日の入院であったとしても、患者さんにとっては非日常な期間を過ごさないといけなくなります。お忙しいビジネスパーソンや、小さなお子さんがいるご家庭やご高齢の方の介護をされている方にとって、日常生活の延長線上で手術を受けられるというのはメリットではないでしょうか。また、入院が不要であれば、職場の同僚など周りの人に知らせる必要もないかもしれません。できるだけ痛みに配慮し、体にも優しい手術法や麻酔法が進歩してきています。長日数の入院をしたからといって治りが早くなるわけではなく、適した方法と技術が手術には大切です。

技術の進歩が可能にした、画期的な方法なんですね。

実は、この日帰り手術というものはアメリカで始まりました。日本のように保険診療制度を前提としているわけではないので、医療費に対する目線が日本よりもシビアで、医療費をできる限り抑えることに注目した結果、生まれた方法なのだそうです。日帰り手術の柱としては、入院費用がかからないためコストを大きく削減できるところ。同じ疾患の治療を目的とした手術が、より低コストで受けられるのであれば、それは付加価値のある医療を提供できていることになって患者さんは喜んでくれるでしょう。そして、治療費が安くなるということは、患者さんの負担が減るだけでなく保険料の削減にもつながるため、社会的にも価値のあることなんです。このように、日帰り手術を推し進めることで、すべての関係者にとってメリットがあると考えています。

手術を日帰りで行うことに対して、不安な方もいらっしゃると思いますが。

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そのようなお声にも配慮して、できるだけ体への負担の少ない、傷の小さい手術法を採用しています。多くの場合でシャワーや入浴なども翌日や翌々日などに可能となります。そして、手術後の経過は皆さん心配されていると思いますので、24時間いつでも連絡がとれるように、私は携帯電話を肌身離さず持っています。また、遠方からお越しいただいた患者さんには、できる限りその日にご自宅にお帰りいただくのではなく、近くのホテルなどに滞在をしてもらい、翌日診察をするようにしているんです。そのために、当院では近隣のホテルと提携をしておりますので、遠方の方は一度ご相談いただければと思います。

患者が求めるものに、しっかり耳を傾ける

患者と関わる中で大切にしていることを教えてください。

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「患者さんの症状や状況をよく聞くこと」を大切にしています。当院では、悪性疾患ではなく良性疾患を対象とし、放置しておくと日常生活に支障が出てしまうような病気の治療を行っています。患者さんが本当に困っているところをきちんと伺い、その上で専門的知見から最適な治療を見極め、診察や手術を行っています。患者さんのご要望と病気の程度に応じて、困っていることが解決できるような方法がとれるように日々配慮しております。

症状の度合いに応じて、患者の要望に合わせて柔軟に対応されているんですね。

例えば、下肢静脈瘤であれば、足の血管が浮き出てきて見た目が悪くなるのを気にされる方もいれば、静脈の血液が足に停滞することで、だるさやむくみなどにつながる方もいます。また、ひどくなると皮膚炎や潰瘍、色素沈着などになることも。それぞれ患者さんによっても気にされるポイントが大きく異なるんですね。だからこそ、手術を実施するか否かの前段階で、丁寧な診察とヒアリングを行うことが大切だと思っています。その人が困っているレベルに応じて、対応をしていきますので、安心して遠慮なく、ご要望を伝えてほしいですね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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開院当初は私一人ですべてを対応していましたが、外科と麻酔科の専門技術をもつ2人の先生が常勤スタッフとして加わり、3人体制で力を合わせより安定した運営を行えるようになってきました。日帰り手術の技術や知見をより多くの皆さまの治療にお役立ちできるよう最善を尽くしていきたいです。下肢静脈瘤、手掌多汗症、鼠経ヘルニア、痔疾患、胆石症それぞれのご病気でお悩みの方にはぜひ、その人に合った治療方法を一緒に考えていきたいと思っていますのでお気軽に悩まずに相談をいただければと思います。

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