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マウスピース型装置やワイヤー装置
ハイブリッドで行う歯列矯正

かわさと歯科・矯正歯科

(大阪市北区/北新地駅)

最終更新日:2023/02/07

かわさと歯科・矯正歯科 マウスピース型装置やワイヤー装置 ハイブリッドで行う歯列矯正 かわさと歯科・矯正歯科 マウスピース型装置やワイヤー装置 ハイブリッドで行う歯列矯正
  • 自由診療

透明で目立たず、手軽につけ外しが自由にできるマウスピース型装置を用いた矯正。しかし1日に22時間の装着時間を守らなければ、理想の歯並びを得ることは難しく、歯並びによってはマウスピース型装置を用いた矯正が不向きという人もいるという。そこで「マウスピース型装置を用いた矯正だけで完結をめざさなくても、進捗に合わせて、複数の矯正方法を組み合わせてもいいのでは」と提案するのが、北新地にある「かわさと歯科医院」の川里邦夫院長。実は、これまでマウスピース型装置を用いた矯正を敬遠していたそうだが、技術が確立しつつあること、エビデンスが豊富になってきたこと、さらに患者からのニーズの高まりで、新しく導入を決めたという。そんな川里院長にマウスピース型装置を用いた矯正の適用範囲、流れなどを語ってもらった。

(取材日2023年1月10日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qマウスピース型装置を用いた矯正のメリットを教えてください。
A

装置が透明なので目立ちにくく、好きな時に取り外しができて自由度がある点です。装置は上下の歯に装着するため、歯と歯がぶつかることがなくなり、普段から食いしばる癖がある人は、顎の痛みの軽減も期待できるでしょう。歯列矯正の面では、マウスピース型装置が得意なことも、ワイヤー装置が得意なこともありますから、ハイブリッドに両方を使い分けていくのが私は賢い方法だと思います。抜歯を含む矯正を大人が行う場合、期間は3年ほどかかります。最初の1年半をワイヤー矯正で大きく動かし、残り1年半の微調整期間をマウスピース型装置で、と併用することもお勧めしています。結婚式や仕事の転勤に合わせて選択することも可能ですよ。

Qマウスピース型装置を用いた矯正を導入されたのは、なぜですか?
A

マウスピース型の装置は、患者さん自身で装着していただく必要があります。どちらかというと患者さん主導なので、それで効果が得られるのかという点が疑問でした。しかし最近は、日本でもやっとマウスピース型装置を使った矯正方法が確立されてきたように思い、導入しました。米国の、矯正装置からソフトまですべて自社で開発している会社のものを用いています。私は長く矯正治療に携わっていますが、私が知りたいエビデンスも豊富で、精密な矯正を患者さんに提供できると思ったことがきっかけです。

Qマウスピース型装置の適用範囲について教えてください。
A

ご自身で1日に22時間、矯正装置を装着し続けられる方が前提となります。これができないと結果につながらないということもあります。食事と歯磨きをする時間以外は装着してもらうこと、スポーツ飲料などの糖分の入った飲料はできるだけ控えてもらうことをお願いしています。毎日晩酌をするという方も時間の制約的にお勧めしません。歯の移動については、マウスピース型装置を用いた矯正は前後の動きが苦手なので、そういう歯並びの方には向きません。そのため、当院では複数の矯正の仕方を組み合わせることをご提案しています。マウスピース型装置だけで完遂しなくても、部分的に使用することが可能ですから、気軽にご相談いただきたいですね。

検診・治療START!ステップで紹介します

1矯正の相談(カウンセリング)
かわさと歯科・矯正歯科 矯正の相談(カウンセリング)

マウスピース型装置を用いた矯正が適用かの相談からスタート。抜歯が必要だったり歯並びが前後にずれていたりする場合はマウスピース型装置だけでは難しいが、ほかの矯正を組み合わせるなど、なるべく患者の意向に沿ってくれる。診療室で話すのではなく、専用ルームで目線を合わせての会話でリラックス。「一旦帰宅してもらって、返事は後日で構いません」と川里院長。矯正をするかどうかじっくり考える時間をつくってくれる。

2口腔内の状態を確認
かわさと歯科・矯正歯科 口腔内の状態を確認

口腔内写真を撮影し、口の中の状態をわかりやすく説明してくれる。同院では撮った写真をプロジェクターで大きくスクリーンに投影するので、細部まで理解しやすい。ここで虫歯が見つかれば、まずその治療から入るなど、どこにどのような治療が必要か教えてくれる。そして、どの装置で矯正をしていくか、流れやかかる費用、期間などの説明も受けながら、一緒にプランを決めていく。不安や痛みがある場合も、ここで伝えると良い。

3光学印象(デジタルスキャン)
かわさと歯科・矯正歯科 光学印象(デジタルスキャン)

マウスピース型装置を用いた矯正では光学印象で型採りを行う。従来の型採りと違い、小さなカメラを口に投入し、上下の歯を約2分ずつ撮影するだけでさまざまな情報が得られ、嘔吐反射などの心配も少ない。虫歯や歯茎の腫れなどもその場で確認できる上に、矯正のゴールをパソコンの画像でシミュレーションすることも可能。どんな歯並びになるかがわかるので、モチベーションも上がるだろう。

4口腔内の環境を整えてからアタッチメント装着まで
かわさと歯科・矯正歯科 口腔内の環境を整えてからアタッチメント装着まで

光学印象データをもとにマウスピース型装置を発注。できあがりまでの約1ヵ月ほどの時間を利用して、虫歯や歯周病による歯茎の腫れなどの治療を行い、口腔内を整えていく。抜歯する場合は抜歯後の状態を落ち着ける時間も必要になるので、約3ヵ月時間を取ることも。マウスピース型装置を歯にしっかりと固定し、歯を動かすための圧力をかけるために、装置の装着前に、歯の表面の数ヵ所にアタッチメントを取りつけて準備完了。

5定期的なメンテナンス
かわさと歯科・矯正歯科 定期的なメンテナンス

矯正装置を装着している間は、1ヵ月に一度来院して歯の動き具合をチェック。1日22時間の装着時間が取れていないと、動く幅も小さくなるので注意したい。同時に歯のクリーニングを行い、虫歯や歯周病を予防する。「アタッチメントがあるため、ご自身では磨きにくいかもしれません。徹底的にクリーニングしても、細菌の繁殖は約3ヵ月サイクルで起きてきます」と川里院長。プロの手を借りながらメンテナンスに励みたい。

ドクターからのメッセージ

川里 邦夫院長

歯並びの意識を上げる取っかかりとして、マウスピース型装置を用いた矯正は良い方法だと思いますね。また矯正に興味を持つ人が増えることも良いことです。患者さんだけでなく、歯科医師も一生懸命サポートしていくことが必要だと思います。海外では、歯並びが悪い人は出世ができないといわれることも。日本でも、もっと歯の予防に目を向けてもらえるとうれしいですね。見た目の美しさだけでなく、健康面にも大きなメリットがあるはずです。

川里 邦夫院長 かわさと歯科・矯正歯科

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/154万6600円、ワイヤーを用いた矯正/(表側)83万1600円、(裏側)154万6600円

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