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川里 邦夫 院長の独自取材記事

かわさと歯科

(大阪市北区/北新地駅)

最終更新日:2022/03/03

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大阪市北区にある「Serendipity かわさと歯科」。2007年に川里邦夫院長が開院。「Serendipity(セレンディピティ)」とは、求められている幸運を何気ない日常の中にも発見する能力のこと。 一人ひとりが大切にしている価値観を患者に提供したいという、強い思いが医院名に込められている。診療では予防に注力し、スウェーデン型の予防歯科を積極的に取り入れ、患者の症例に合わせた治療法を提案する。川里院長の信条は「スタンダードなケースをハイクオリティに仕上げる」こと。海外研修などでさまざまな技術を習得する傍ら、難易度が高い治療法に挑戦するのではなく、基本的な治療法を誰にも負けない品質に仕上げるための研鑽を欠かさない川里院長に話を聞いた。

(取材日2017年5月15日)

勉強会を通して多くの人と出会い、学んできた

歯科医師をめざしたのはいつからですか?

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歯科医師をめざすようになったのは中学1年生の時です。当時は歯科医師が少なく、学校の歯科検診で虫歯が見つかって歯医者さんに行くと、待合室が患者さんでいっぱいでした。午前中に受付を済ませても、治療が始まるのが夕方からということも多く、子どもながらにとても不便さを感じていました。ですので、将来の進路を決める時になって、自分が歯科医師になって問題を解決しようという思いが芽生えました。内科や外科の医師をめざすという選択肢もないわけではありませんでしたが、自分の時間も大切にしたかったので、歯科医師に決めました。

海外研修の経験が豊富とお聞きしました。

初めて勤務したクリニックの歯科医師の紹介である勉強会に入ったのですが、そのグループはとても勉強熱心で、僕も彼らと一緒に海外でいろいろと勉強してきました。その勉強会ができた当時のメンバーは20名くらいでしたが、僕が入った時には100名くらいになっていて、今では2000名を超えています。その勉強会は海外研修をよく実施するので、その機会を利用して今でも積極的に参加しています。海外ではいろいろな歯科医師と出会えるので、とてもいい勉強になりますよ。2001年だったと思いますが、ハワイで開催された勉強会で、世界的にも有名な審美歯科医師のマニエ氏と出会いました。審美歯科は以前からあったのですが、例えばセラミックの特徴だとかそういうものをデータ化して、学術的にいろいろと広めたのはマニエ氏が初めてだったのではないでしょうか。彼から学んだことは、現在の診療でとても役立っています。

ホームページを拝見しましたが、たくさんの先生方と交流されていますね。

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はい。矯正治療では明石の下間一洋先生からいろいろと学ばせてもらいました。ホームページでは「やっと巡り合えた矯正の師」として紹介させてもらっています。それまでにも歯の動かし方などをいろいろと学んできましたが、形がおかしかったり、欠けていたりする歯を動かした時、噛み合わせがどうなるのだろうかなど、たくさんの疑問が解決できていませんでした。しかし、下間先生は矯正だけでなく噛み合わせについても理解されている方だったので、それまでモヤモヤしていた疑問を先生にぶつけたところ、全てにおいて的確に教えていただきました。矯正から歯科診療まで、歯の治療全体を学ばせてもらったその一人目の先生です。

日本人に適したスウェーデン型の予防歯科

クリニックの患者さんについて教えてください。

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患者さんの年齢層は18歳くらいから、80代の方でしょうか。最も多いのは40代の女性で、年齢だけでみると30代から50代の患者さんが中心です。クリニックにはいろいろな診療スタイルがあって、例えば、お子さんやご両親、さらにおじいちゃんおばあちゃんまで、ご家族全員を診るというスタイルがありますが、それだと大人の患者さんはくつろいで治療を受けられないのではないかと思うのです。そこで、うちのクリニックは18歳以上の患者さんをメイン層にして、快適な環境で治療を受けていただけるように配慮しています。また、診療は完全予約制にして、時間にも余裕を持たせているので、待ち時間や終了時間を気にせず治療を受けていただけると思います。

スウェーデン型の予防歯科に取り組んでいるとお聞きしました。

定期的に歯科検診を受けてもらい、歯石を取ったり、歯のクリーニングをしたりして、虫歯や歯周病の治療をしなくてもいいようにするのがスウェーデン型の予防歯科です。特に変わったことをしているわけではありませんが、虫歯や歯周病の予防に大きな効果が期待できます。ご存知かもしれませんが、スウェーデンは国家が中心になって予防に取り組んでいます。社会保険制度も予防中心の仕組みになっていて、虫歯予防には社会保険が適用されますが、虫歯治療では社会保険が使えないケースがあります。そのため、どのご家庭でも小さい頃から虫歯や歯周病の予防に力を入れています。日本とは社会保険制度が違いますが、日本の患者さんもなるべく自分の歯を残したいという考え方が強いので、スウェーデン型の予防歯科が合っていると思い、積極的に取り組んでいます。

国によって取り組みが違うのですね。

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そうですね。例えば、歯周病でもアメリカ系とスウェーデン系があって、国によって治療に対する考え方が大きく違います。アメリカは治療が中心なので、歯周病になったら病院に行って、悪いところをどうやって治しましょうという話になります。さらに、中途半端な治療をして症状が悪化すると訴えられてしまうので、悪い歯は積極的に抜くという傾向もあります。一方のスウェーデンは予防が中心なので、歯周病にならないように、どうやって予防しましょうという話になります。海外研修ではどちらの方法についても学び、治療では双方のいいところを取り入れています。その上で、僕は予防に力を入れたほうが患者さんのためになると思っているので、スウェーデン型予防歯科に力を入れています。

基本的なことこそ、誰にも負けない品質に仕上げたい

スタッフさんの評判もいいようですね。

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ありがとうございます。スタッフは患者さんと接する大切な役割を担っているので、気持ちよく働いてもらえるようにいろいろと配慮しているつもりです。例えば、スタッフの人数が足りないと病気や急用で休んだ時にスタッフの負担が大きくなるので、余裕を持たせた人数を採用しています。また、チームワークを強化するため、治療の前と後に毎日ミーティングをしたり、それとは別に週1回のミーティングを実施して、その週にあった出来事や課題について話し合ったりしています。そのほかでは、2月にカニを食べに行ったり、夏にはビアガーデンなどの、食事会も頻繁にしています。そのおかげもあって、チームワークには自信があります。

休日はどのように過ごしていますか。

診療のない日はほとんど勉強会に参加しているので、休みらしい休みはあまりありません。その代わり、さまざまな場所に行けるので、各地の駅弁をいろいろ食べ比べたり、駅にある百貨店のお惣菜コーナーを巡ったりして楽しんでいます。休日ではありませんが、勉強会のメンバーと出掛ける海外研修も楽しみにしています。30代の頃までは海外研修に行っても、ホテルにこもって勉強ばかりしていましたが、最近では観光も楽しんでいます。勉強会には僕より上の先生も参加されていて、いろいろと教えてもらうことが多いので、そういう方々との交流も楽しいです。

最後ですが、今後の展望についてお聞かせください。

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僕は「スタンダードなケースをハイクオリティに仕上げる」ことをモットーにしていて、これからも実直に貫いていきたいと思っています。例えば、海外研修や勉強会などに参加していると、新しい治療法や先進の技術に出合います。学んでみるととても素晴らしくて、実際の診療に活用できることは可能な範囲で取り入れています。ただし、難易度が高い治療法を積極的に取り入れようとは思っていません。難易度が高い治療法は注目されることがありますが、確立されて間もない技術は相応のリスクが潜んでいる可能性がありますし、歯科医師の自己満足で終わってしまう可能性もあります。僕はそういう考え方はしたくないので、地味かもしれませんが難しいことに積極的に挑戦するのではなく、誰でもできる治療法を誰にも負けないくらいに完璧に仕上げられるよう、これからも追及していきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

審美修復(セラミック)/8万8000円~、矯正治療/83万1600円~、インプラント治療/52万3600円

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