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子どもの「お口ポカン」を予防
マウスピース型装置を用いた矯正

勝俣歯科医院

(目黒区/祐天寺駅)

最終更新日:2022/01/19

勝俣歯科医院 子どもの「お口ポカン」を予防 マウスピース型装置を用いた矯正 勝俣歯科医院 子どもの「お口ポカン」を予防 マウスピース型装置を用いた矯正
  • 自由診療

あなたの子どもは口をポカンとしていないだろうか。現在子どもの虫歯は減少しているが、歯並びの悪さや顎の成長の遅さなどが見られる子どもは増加傾向にあるという。口がいつも開いている、鼻詰まりからくる口呼吸、舌が上顎についていない、正しい飲み込みができない、などの習慣が顔面の成長を妨げ、結果として歯並びに影響することがあると「勝俣歯科医院」の勝俣弾(はずむ)副院長は話す。口呼吸が慢性的になることで、将来的に睡眠時無呼吸症候群や喘息などさまざまな病気を患うリスクもあるという。子どもたちの健全な発達をサポートしながら乱れた歯列を整えるのに役立つという、筋機能訓練を取り入れたマウスピース型装置を用いた矯正について、その特徴や始めるタイミング、診療内容などについて話を聞いた。

(取材日2020年1月17日)

マウスピース型装置の装着と筋機能訓練を組み合わせ、歯並び悪化の原因にもアプローチする矯正法

Q矯正を始めるべきタイミングはありますか?
A
勝俣歯科医院 小冊子などを用いて子どもにもわかりやすい説明を心がけている

▲小冊子などを用いて子どもにもわかりやすい説明を心がけている

当院では、歯並びを悪くする根本的な原因の改善をめざし、健康的な口腔機能をつくることを目的としているので、矯正は本人が自覚し始める頃、だいたい小学校に上がる頃に始めるのが良いと思います。また筋機能訓練では、舌や唇、頬の筋肉、食べ物を噛むために使う筋肉など、口の周りの筋肉の機能の改善を図り、歯列にかかる力のバランスを整えていきます。そうすることで、舌を正しい位置に導いていくことや、口呼吸から鼻呼吸への変化も期待できます。このトレーニングは、矯正後の長期的な歯並びの安定をめざすため、子どもだけでなく成人の矯正の際にも取り入れていますし、どの年代からでも始めることができます。

Qこちらで行うマウスピース型装置を用いた矯正の特徴は?
A
勝俣歯科医院 一人ひとりの患者に寄り添い、丁寧な診療を心がける

▲一人ひとりの患者に寄り添い、丁寧な診療を心がける

当院で使用しているマウスピース型装置は、夜間寝ている間と日中の1時間だけ装着するシステムですが、最初はつけるのが大変なため、日中30分からスタートします。また装置をつけると同時に、呼吸法やロ周りの筋肉のトレーニングを行います。口呼吸、舌の癖、間違った飲み込み方は歯並びに影響しやすく、装置だけでは修正することができないので、毎日のトレーニングが非常に大切です。これにより治療終了後、元の位置に戻ろうとする歯の後戻りを軽減できると考えています。生活習慣を変えるためには、本人のやる気とご家族のサポートも重要。当院では本人のやる気を持続させる工夫をし、一緒にやろうというスタンスで矯正に取り組んでいます。

Q口の周りの筋肉バランスを整えることがなぜ必要なのですか?
A
勝俣歯科医院 歯並びの安定をめざすためには口の周りの筋肉の機能改善が大切

▲歯並びの安定をめざすためには口の周りの筋肉の機能改善が大切

当院で行っている筋機能訓練とマウスピース型装置を用いた矯正を合わせた方法では、4つの目標を掲げています。具体的には口を閉じること、舌を正しい位置に置くこと、鼻で呼吸をすること、飲み込むときに唇を動かさないことです。例えば、鼻ではなく口で呼吸をしていると、舌が下がりやすくなって気道が狭くなってしまい、上顎の成長が促されず、歯列の乱れにつながりやすくなります。そうすると噛み合わせだけでなく、姿勢が悪くなったり、口の中の癖が免疫力の低下など全身疾患に関与することもあるんです。なので、矯正をするにあたっては、呼吸や筋肉バランスを考慮し歯並び悪化の原因にアプローチすることが大切だと考えています。

Q矯正する際にはどのような検査を行うのですか?
A
勝俣歯科医院 検査データを確認しながら治療に取り組む

▲検査データを確認しながら治療に取り組む

矯正を行う前に、3次元で口の中を確認できるCT検査を行います。当院が導入している検査機器は、気道の容積を把握することもできるCTなので、歯並びだけでなく口からつながる器官の状態を把握した矯正が可能になります。後は一人ひとりをビデオ撮影し、飲み込み方なども確認。検査データをもとに分析値や気道の容積、本人の癖などをまとめた資料を作り、画像で気道の状態などを一緒に見ながら説明します。また矯正開始の際には、トレーニング方法など段階に合わせて取り組みやすいようにまとめたテキスト、口呼吸を防ぐため夜間唇に貼るテープ、ストップウォッチとマウスピース型装置を一式渡して矯正をスタートします。

Q子どもが長期間通院できるか心配な親御さんもいるかと思います。
A
勝俣歯科医院 日々のトレーニングを楽しく行えるよう工夫を凝らしている

▲日々のトレーニングを楽しく行えるよう工夫を凝らしている

僕も子どもがいる身として、心配なお気持ちはとてもわかります。そのため当院では、本人にやる気を起こさせるようさまざまな工夫を行っています。院内で治療を行うときは、待合室から広がるスペースに遊び道具を用意して、楽しく過ごせるようにしています。その一つがゲーム機やバランスボール、体を動かすゲームなどです。お子さんにとっては装置装着に必要な時間があっという間に感じてもらえるのではないでしょうか。また、子どもであっても矯正を受ける本人に同意書を書いてもらうようにしています。それによって、自分がその方法を選択したのだという意識が生まれ、矯正に対するモチベーション維持につながりやすいんです。

ドクターからのメッセージ

勝俣 弾副院長

矯正を行う際は、なぜ歯並びが悪くなったのかを一緒に考え、口腔内トラブルの根本的な原因を取り除くことが大切です。顎の成長によっては顔つきも変わってきてしまうことや、全身にも影響してしまうので、当院の矯正では顎の成長具合を測る器具で得たデータによる評価も行っています。筋機能のトレーニングは基本的に大人も子どもも取り組んだほうが良いと考えていますので、呼吸の指導は大人にも行っています。一番大切なのは、ご本人とご家族に合わせたプランニングをし、われわれスタッフと一丸となって取り組むことなので、じっくりお話を伺いたいですね。気になることがあれば、まずは一度ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正(子ども向け)/39万6000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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