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池村 光之介 先生の独自取材記事

浜口皮ふ科形成外科天王寺

(大阪市天王寺区/天王寺駅)

最終更新日:2022/06/07

池村光之介先生 浜口皮ふ科形成外科天王寺 main

天王寺駅直結のショッピングモール、天王寺MIO(ミオ)のプラザ館6階にある「浜口皮ふ科形成外科天王寺」は、一般的な皮膚疾患から形成外科的治療、美容に関する施術まで対応するクリニック。日本形成外科学会形成外科専門医、日本皮膚科学会皮膚科専門医が在籍し、皮膚科が二診制、形成外科が一診制で、連携しながら日々診療にあたっている。同院の特徴は、保険診療をベースに、患者の希望に応じて幅広い自費診療メニューもそろえてフォローしている点。先天性異常の形成外科手術に衝撃を受け、形成外科の道を選んだという、形成外科担当の池村光之介先生に、これまでのキャリアや診療理念、注力している眼瞼下垂手術など、さまざまな話を聞いた。

(取材日2022年4月19日)

手術に魅せられ、患者に喜ばれる形成外科へ

こちらの診療体制と、受けられる治療を教えてください。

池村光之介先生 浜口皮ふ科形成外科天王寺1

現在は皮膚科が二診制、私が専門とする形成外科が一診体制で、侵襲の少ない保存的な治療は皮膚科、外科的な手術が必要な症例は形成外科といったように連携して診療を行っています。受けられる治療は、皮膚科では湿疹・各種皮膚炎・じんましん・ニキビ・乾癬・やけど・円形脱毛症など、形成外科の保険診療だと、皮膚腫瘍・腋臭症・多汗症・眼瞼下垂・巻き爪・嵌入爪(かんにゅうそう)などです。またプラスアルファして、多汗症のボツリヌストキシン製剤による治療、しみ・しわのケアなど保険診療で対応できないものに関しては自由診療も対応しています。患者さんのご希望に応じ、男性医師・女性医師を選んでいただけるのも当院の特徴ですね。

先生が形成外科に進んだのはどのような理由からですか?

学生時代に形成外科の授業を受けた際、先天性異常である唇裂の手術前後のスライドを見て、このような疾患があること、そして手術によって「このような結果がめざせるのか」と衝撃を受けたことがきっかけでした。もともとは内科系に進もうと考えていたのですが、小児形成の先天奇形の手術は保護者の方にもたいへん喜ばれる手術であることも知り、思いきって形成外科を選択したんです。大阪大学医学附属病院に入局し、大学病院や関連病院に勤務していた約10年の間には、ミャンマーの子どもたちの唇裂手術支援ボランティアにも参加しました。必要な医療を受けられなかった子どもたちのために協力できたことは私も非常にうれしかったですね。

こちらのクリニックに勤務することになった経緯を教えてください。

池村光之介先生 浜口皮ふ科形成外科天王寺2

見た目の問題も扱う形成外科は、健康保険で決められている保険診療だけだとどうしても患者さんのご希望に対応しきれない部分が出てきます。また、進化し続ける保険外の形成外科領域も学びたいと考え、1年ほど美容外科についても勉強させていただいた後、「浜口皮ふ科形成外科天王寺」での勤務を決めました。当院は保険診療をベースにしながら自由診療にも幅広く対応しており、まさに私の理想とする医療を提供しています。また、濱口雅光理事長は社会貢献のためにクリニックの利益にならないことでも積極的に取り組んでいるドクターで、そこにも魅力を感じました。私も理事長の思いに共感していますし、その精神を忘れずに診療にあたりたいと考えています。

すべては患者のため、結果にこだわり最善を尽くす

先生の診療理念、患者さんに接する際に心がけていることを教えてください。

池村光之介先生 浜口皮ふ科形成外科天王寺3

一番は「患者さんのため」です。どの診療科も同じかもしれませんが、形成外科は結果が強く求められる領域。患者さんのデメリットになるようなことはお勧めしませんし、改善できるように最善を尽くすというスタンスで、結果にこだわった診療をしています。また患者さんの要望はお一人お一人異なりますので、しっかりとすり合わせながらご希望に沿う医療を提供することが大切です。当院は混雑していることも多く、時間に追われていることもありますが、そんなときも心を落ち着けて患者さんの訴えにしっかりと耳を傾け、その方に合った治療を提案しています。治療の注意点や手術当日の行動制限などを説明する際には、専用パンフレットなどを用いて患者さんの理解向上にも努めています。

注力している診療について教えてください。

まぶたが下がって物が見えづらくなる「眼瞼下垂」の手術です。大学病院で勤務していた時に数多くの症例を手がけてきました。人生100年時代といわれる昨今、眼瞼下垂は誰でもなる可能性があります。先天性であれば小さいお子さんも対象ですし、加齢性であれば40代くらいから増えていきます。その手術に踏みきるタイミングは人それぞれ異なりますから「何歳から」と年齢で区切らず、いつでもご相談いただければ、適切なタイミングでの治療や手術についてご説明いたします。いつかは私自身も受けたい手術の一つです。

眼瞼下垂はどういった症状があったら受診すべきですか?

池村光之介先生 浜口皮ふ科形成外科天王寺4

まぶたの重さのほか、頭痛、肩凝り、疲労感などの症状が出てきたら、眼瞼下垂が原因かもしれません。重いまぶたを一生懸命上げようとすると前頭筋という筋肉がこわばって、つながっている肩も首も凝りますし、頭痛が起こったり、しわができてしまったりすることも。こうした症状があれば保険診療での対応となりますので、気になることがあれば一度受診してください。ただし目の周囲の手術のため、術後に表情が変化してしまうこともあります。表情を変えたくない方に向いている手術、表情が変わってもいいからしっかりまぶたを上げたいという方にご提案する切開手術などさまざまな治療法がありますので、時間をかけてきちんとご説明させていただきます。

保険診療を軸に自由診療も対応。質にこだわった医療を

小児の形成外科で経験を積まれているため、お子さんの診療も得意なのではないですか?

池村光之介先生 浜口皮ふ科形成外科天王寺5

お子さんに恐怖感を与えないために、白衣は着用せず、なるべく柔和な表情で対応するよう心がけています。対応できるものは当院で、手術に対して不安がある、全身麻酔が必要などの場合は専門機関をご紹介させていただきます。私も3児の父親として、保護者の方が通院する時間をつくるだけでも苦労されていることはよく理解しています。そのため通院回数は最短・最小限に、なるべく負担を軽減できるよう配慮しながら診療していますね。特に私の子どもと年齢が近いとその子の気持ちもなんとなくわかったり、保護者の方の気持ちも察したりすることができるようになり、自分自身に子どもがいることでより診察しやすくなったなと感じています。

今後取り組んでいきたいことはありますか?

施設面の拡充や、形成外科医師をはじめスタッフの増員ができたら、腋臭症の手術を行えるようにしたいと以前より濱口理事長と話し合っています。また、総合肌診断にもより力を入れていくつもりです。当院ではインターネット予約や電子カルテでの診療時間配分など、待ち時間解消に努めています。皮膚科では一定の成果が出ていますが、私の担当する形成外科に関しては手術時間が前後するなど予定どおりにいかないことも多く、これからの検討課題だと考えています。

読者へのメッセージをお願いいたします。

池村光之介先生 浜口皮ふ科形成外科天王寺6

形成外科はこれからますます発展していく領域です。今後も保険診療と、さらに進化していくであろう自由診療のバランスを取りながら、より高いレベルの診療をご提供していくことが理想ですね。当院は駅直結の商業施設内にあるためアクセスが非常に良く、常に日本形成外科学会形成外科専門医、日本皮膚科学会皮膚科専門医が診療をしておりますので、幅広くさまざまな症状に対応できる体制が整っています。また、保険診療をベースとしており、保険で対応できるものはすべて保険診療、対応できない部分のみ自由診療をご提案していますのでご安心ください。困り事、相談事などあれば、まずはお話だけでもしにご来院いただけたらうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのレーザー治療/1センチ四方1万1000円、眉間のしわのケア1回/3万8500円、レーザーによる脱毛/両脇1回 2200円、6回 セット1万1000円 (すべて税込み) ※他部位はホームページをご確認ください。
総合肌診断/3300円

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