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繰り返す耳だれや昔からの難聴
慢性中耳炎の治療には日帰り手術を

細田耳鼻科 EAR CLINIC

(豊中市/豊中駅)

最終更新日:2021/04/27

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  • 保険診療

中耳炎は子どもの病気と思われがちだが、実は年齢に関係なく発症する病気である。「大人の中耳炎」ともいわれる慢性中耳炎は、耳だれや閉塞感が続くほか、難聴が進行する場合もあるので注意が必要だ。根本的な解決を図るには外科的手術が必要となるが、これまで耳の手術は入院を伴うのが一般的とされてきた。つらい手術というイメージもあり、なかなか治療に踏み出せない人もいたが、今は日帰り手術が可能だと「細田耳鼻科 EAR CLINIC」の細田泰男院長は言う。耳の手術のスペシャリストとして豊富な経験を持つ細田院長に、慢性中耳炎の日帰り手術について話を聞いた。(取材日2021年3月16日)

難聴や繰り返す耳だれ、以前手術をしたが聴こえないなどの中耳炎に日帰り手術の選択肢。将来的な難聴予防も

Q「大人の中耳炎」ともいわれる慢性中耳炎とはどんな病気ですか?
A
1

▲3人のドクターが在籍している

慢性中耳炎は、幼少期に急性中耳炎を繰り返すうちに鼓膜が破れたり、感染が持続して耳だれを繰り返す病気です。主に免疫が低いお子さんがかかる急性中耳炎は、風邪などをきっかけに中耳という部分が細菌やウイルスに感染し、耳の痛みや耳だれなどの症状が起こります。こうした症状は適切な治療を行えば1〜2週間で治まることが見込めますが、何度も再発を繰り返したり、きちんと治療されないまま放置したりすることで慢性中耳炎に移行します。慢性化するもう一つの原因として耳と鼻をつないでいる耳管という通気路の機能に異常があることも多いのです。若い頃は自覚がなくても、加齢による難聴の進行スピードも早くなることがあります。

Q慢性中耳炎はどのように治療するのでしょうか?
A
2

▲自分の耳の中をモニターで見ながら丁寧に説明してくれる

急性増悪期には薬による保存療法が一般的ですが、あくまで対症療法に過ぎません。聴こえの改善や感染巣を根本的に清掃するには、骨の中の感染巣を除去し、穴が開いた鼓膜や欠損した耳小骨を形成する手術が必要です。鼓膜の穴をふさぐだけの「鼓膜形成術」以外に、中耳の炎症が乳突蜂巣(にゅうとつほうそう)という場所まで及んでいる場合は「鼓室形成術」といって、乳突洞を一部開放し病巣を清掃します。また中耳まで炎症が進むと、鼓膜の奥ある音を伝える耳小骨(じしょうこつ)という骨が破壊されて難聴の原因になります。その場合、軟骨接合型人工耳小骨などを用いたアブミ骨手術が必要であり、これは私が得意とする手術でもあります。

Q手術の所要時間や、手術中の痛みについてお聞かせください。
A
20210401 3

▲局所麻酔を用いることで、術中の痛みはほとんどない

病態によって手術時間は異なりますが、鼓膜形成術は30分、鼓室形成術は3時間が目安です。病院だと2週間ほど入院が必要なこともありますが、当院では基本的に局所麻酔による日帰り手術となります。今や局所麻酔は目覚ましく進歩し、術中に痛みを感じることはほとんどありません。鎮静剤も投与しますので手術中はぼーっとした状態になりますが、意識はあるので、医師から説明を受けたり、会話をしたり、ご自身の耳の中をモニターで見ることが可能です。完全に意識がなくなる全身麻酔と違い、患者さんの反応を医師が確認できることは、顔面神経や脳神経への危険をいち早く察知できるシグナルといえ、手術の安全性につながると考えています。

Qこちらで行っている日帰り手術の特徴についてお聞きします。
A
4

▲適切な治療ができるよう、3人のドクターで見極めている

高い山に登って耳がツーンとなった時に、唾を飲むと治りますよね。それは耳管という管が空気を出し入れして、中耳内の気圧を調整するためです。耳管がうまく機能していないと音がこもった状態が続いたり、逆に高い場所へ行っても耳に何の変化も感じなかったりします。こうした耳管機能障害は、慢性中耳炎を引き起こす理由の一つと考えられていますが、中耳炎の治療の際にそこまで重視されていませんでした。当院では中耳炎になった背景に、耳管狭窄症、耳管開放症、耳管閉鎖不全がないかを見極め、耳管の状態を考慮しながら手術を行っています。耳管機能障害にも目を向けることは、術後の聴力維持、改善にも重要だと考えています。

Q耳の日帰り手術を行う耳鼻科クリニックは多いのでしょうか?
A
5

▲多くの実績を積み、数多くの研究発表を行ってきた先生たち

鼻の内視鏡手術を行う医師は増えましたが、耳の手術を執刀できる医師は大学の耳鼻科でも多くないと言われています。空気の通り道をつくる鼻の手術に対して、耳の手術では病巣をきれいにして、薄い鼓膜を形成するといった緻密な手技が求められます。粗暴な操作をすると聴こえの神経が弱ってしまい、神経性難聴や耳鳴りが起こり、耳小骨の周辺には顔面神経や味覚神経などの大事な神経が張り巡らされているため細心の注意が必要です。高い専門性と熟練した技術が求められることから、耳の手術に特化した施設は多くないのが現状ですが、当院は「EAR CLINIC」という院名のとおり耳の手術に注力し、これまで多くの実績を積んできました。

ドクターからのメッセージ

細田 泰男院長

難聴には手術をすることで回復が期待できる難聴と、手術では治せない難聴があります。後者の代表的なものが加齢が原因で起こる老人性難聴です。ですが、年だから耳が遠くなるのは仕方がないと自己判断してはいけません。ご高齢の方であっても老人性難聴とは限らず、中には手術によって回復が期待できる難聴の場合も少なくありません。当院では開業以来、患者さんの負担を軽減し安全性を重視した手術に取り組むべく、技術的改良を重ね、聞こえの治療に注力してまいりました。「もしかしたら難聴かも」と思う方は、一度きちんと調べて、適切な治療を受けていただきたいと思います。

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